2015年5月31日

FC東京戦

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担当:大重正人

今日の味の素スタジアムのビジタースタンドは、本当に黄色でびっしり埋め尽くされていました。レイソルでのリーグ戦初先発となった中川寛斗選手に向かって、何度も繰り返された「ナカガワ」コール。選手入場の直前のFC東京サポーターの「You'll never walk alone」をかき消すような歌声と手拍子。その声援と思いに応えなければいけない試合でしたが、今日も勝ち点3を届けることができませんでした。

両者シュートまでなかなか行けない膠着した展開だった前半32分、FC東京・武藤選手がレイソルの右サイド裏へ飛び出し、そこからの折り返し。相手のシュートに懸命にスライディングし、足を延ばしましたが最後及ばず失点。後半立ち上がりからレイソルが反撃に出て、敵陣でのボールキープが長くなり始めたところ、CKのチャンスで鈴木選手が倒されてPK。これをレアンドロ選手が落ち着いて決めて1-1。

しかしその直後、レイソルが自陣ペナルティエリアで武藤選手を倒してPK。ここで地震が起こるハプニングで2分以上の中断のなか、GK菅野選手が懸命に反応して手に当てましたが、武藤選手が勝ち越しゴール。太田、大津、キムと3枚のカードを使い、ゴールに迫りますが、相手を破ることができず、タイムアップとなりました。

吉田監督の会見での談話です。
「先手を取られ、追い付いて、また取られ、そういった中で最後の突破するパワーと鋭さを欠いたまま、90分が過ぎていったという試合でした。FC東京のようなチームに先手を与えるということはゲームをコントロールされる確率が高まると、もちろん分かっていました。武藤選手に最初、一発目抜けられたところの対応、そういったことが起こり得ると分かった中でやられるという試合を今シーズン何回も繰り返している。そこを修正し切れていないというところが、こういった結果、ゲームを落としていくところにつながっている。

ただ、選手は走りましたし、戦いましたし、前半も米本君の負傷もあり、相手がメンバー、システムを変えてきた中で、ピッチの中で声を掛け合い修正しながらやっていましたので、そこの結果、そこで点を取られる幼さ、拙さというところを私の方で改善していかなくてはいけない」

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最初に書きましたが、今日は中川寛斗選手が、レイソルに復帰して、初めてのリーグ戦先発出場を果たしました。試合後のミックスゾーンでは、レイソル選手のなかで一番多くのメディアに囲まれていました。155cm、57kgの体格で「僕は見ての通り、体は小さいです」。でも、相手との衝突を恐れず、相手の間でボールを受けようとするプレーが、メディアの方々の目に留まったのは間違いありません。

また、マイボールになれば、真っ先に相手の背後をとろうとするフリーランニングがひときわ目立っていました。今季から計測されている選手の走行距離(トラッキングデータ)として数字にも表れ、レイソル選手で断トツの1位をマーク(11.45km、2位は輪湖選手の9.88km、3番目が茨田選手の9.81km)。試合を通して、中川選手を超える走行距離だったのは、FC東京の武藤選手だけでした(11.80km)。走行距離が直接的に勝利につながるものでもありませんが、それでも、何とか自分が相手の裏でボールを受けたり、また相手を引きつけながら味方のスペースを作り出そうとするランニングを、90分最後まで欠かすことはありませんでした。彼のコメントです。

「今季初出場で緊張するかなと思ったが、(普段から)自分が心がけている平常心や動じないところで、いい感じで入れたと思う。自分の良さや求められていることを100%出せれば問題ないと思っていた。そういった意味で仕事はできたと思う。しかし結果が全てなので、そこ(結果が残せなかったこと)が一番問題。チームみんなで話しあって、次につなげていきたい。僕は見ての通り体は小さいし、相手に捕まってばかりでは良さが出せない。いかに相手の嫌なポジションでボールを受けるか。受けたところで流れを変える力は僕にはあると思っているので、今後も続けていければと思う。でも、点にはつながらなかったし、厳しく言えばあれが自分の全てだし現状。もっと突き詰めていかなければいけないと感じている」このピッチでどう自分が生きて、周りを活かすか。90分フル出場にも当然満足することはありません。

これでリーグ戦は、3勝4分5敗。またしても勝ち点を積み上げられず、順位は下位のままです。大谷キャプテンは「いつか勝てるだろう、と思っているなら危ない。全員が今日の試合に全てを出し切るような姿勢がなければならない。イメージの共有が足りない。選手間でもっともっと合わせていかないといけないと思う。サッカーで何より大事なのは結果だから、結果が出るように必要なことをやり続けないとズルズル行ってしまう。いつか勝てるじゃなくて、今日絶対勝つという気持ちで何人が90分間ピッチに立っていたかというところ。負けに慣れるのが怖い。前線で武藤君にあれだけ収められているのだったらガツンと行くのも必要だし、その局面の戦いをそれぞれのポジションでやっていかないと、結局後ろの選手達が負担を背負わなければならなくなってしまう。奪えると思ったところでどれだけ奪い切るかとか、その辺りが足りないと思う」とチームの現状を省みて、非常に厳しい表情でした。

次節は、6月3日。ホーム日立台に浦和レッズを迎えます。現在首位、ここまで13試合無敗を続ける強敵です。「全員が今日の試合に全てを出し切るような姿勢」「今日絶対勝つという気持ち」。大谷選手が言うところの気概をはっきりと見せて、戦わなければなりません。

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2015年5月29日

5月30日

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担当:大重正人

「この間の試合が終わった後に、今夜限りで切り替えようという話はしました。大会の切り替えとしては3日間しかないので、完全に切り替えられるかといったら難しい点はあると思いますけど、切り替えなければいけないところだとみんなが分かっているので、そこは問題ないと思います」

グループステージからラウンド16へと突っ走ったACLから、今度はJリーグへ。吉田監督以下チームは、あの激戦の夜からすぐに、このFC東京戦へ向けて準備を続けてきました。FC東京とは昨年9月以来の対戦。しっかり守備を固め、チャンスと見るや一気に飛び出していくスタイル。前半4分、ボールを奪ってオーバーラップを仕掛けた、右サイドバック徳永選手の走りが思い出されます。

吉田監督のFC東京への印象です。「はめるということに関して、すごく策と激しさを持っています。速攻になれば、武藤もいるし、とにかく前に前田、河野と、うるさい選手がいるので、そこをどう処理していくか、そこが大きなキーになると思います。はめられる印象は拭いたいと思います」。相手は同じ監督、ほぼ同じ選手構成。こちらは新しいサッカーに変わりましたが、レイソルはもちろん前回とは違う結果を残さなければいけません。

明日5月30日は、茨田陽生選手の誕生日です。24歳を迎えます。。
「ACLでベスト8進出が決まって、少し間が開くので、監督が言った通りモードを切り替え、Jリーグでは勝てていないので、今年の自分たちらしさを出していきたい」。

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今から6年前の2009年5月30日。当時U-18所属ながら、トップチーム登録されていた背番号39が、ナビスコカップ清水戦の後半からいきなりの抜擢を受けプロデビュー(1-2敗戦)。翌年も5月30日に試合があり、J2草津戦に先発83分出場で3-2勝利。1年空いて、2012年の5月30日は、ACLラウンド16のアウェイ蔚山戦。この日は出場なく、チームは2-3で無念の敗退。それ以来となるバースデーマッチです。24歳となり、チームの中核として出場を続けてきたバラ。明日3度目のバースデーマッチ出場が叶えば、自身とチームの勝利を導きよせる活躍を期待しています!


2015年5月27日

ACLベスト8!

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担当:大重正人

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アディショナルタイム。GK菅野選手がボールを保持してタイムアップの笛が鳴った瞬間、水原三星の青いユニフォームがピッチに崩れ落ち、あおむけにバタバタと倒れる光景。レイソルの選手たちの喜ぶ様子、ウォームアップからタイムアップまで、レイソルを後押しし、相手を圧倒し続けた黄色のサポーターが歓喜に立ち上がる様子。深く一礼する水原イレブンに向けて起こった場内の拍手。第1戦で見せられた強さは日立台でも変わりなく、非常に強敵でした。今日の90分、まだノックアウトステージの途中ですが、両チームがこの試合に挑む意志の強さ、また非常に大きなものを懸けて闘っていたことを改めて深く感じさせられました。

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1-2。今日の90分は敗れたものの、3-2で勝った第1戦アウェイと合わせ、1勝1敗。合計スコアも4-4で並びましたが、敵地でのアウェイゴールを3つ奪ったレイソルが、このラウンド16を勝ち上がりました。

水原のキャプテンであり、大黒柱であるヨムギフン選手が負傷するアクシデントが起こりました。吉田監督は「ヨムギフン選手が立ち上がりに負傷退場して、彼らの武器、大きなストロングポイントがなくなったことは我々にとっては幸運だった、と言わざるをえないようなレベルの選手でした。ただそこから両ワイドにアタッカータイプの選手が入ってきて、そこに多少苦しんで何回もサイドを割られた。変わったことによる想定外のことも起こりました」

最低でも2点が必要な水原の迫力ある攻守に、レイソルもどちらに転ぶか分からない戦いを続けますが、左サイドからの大きなクロスを、第1戦と同じく鄭大世選手の強烈なゴールが決まり、1-0。後半立ち上がりには、CKからのこぼれ球を必死に跳ね返しますが、最後押し込まれて2-0。これで第1戦のリードは逆転され、レイソルはまさに窮地に追い込まれました。

「でも1点を取れば進出できる状況だったので、あきらめずにゴールを狙っていった」という小林祐介選手。先週の水原では頭部が腫れ上がるほどの衝突を受けながら、今日も球際での勝負に全身で果敢に飛び込み「相手が来るということは分かっていたので、そこで怯んだら負けだと思っていました。怪我をしようが思いきってやろうと」と気迫十分のプレーが目を引いていました。そして20分、左サイドからクリスティアーノ選手の見事なパスからレアンドロ選手が中央から飛び込んでシュート、GKにブロックされたところを小林選手がダイレクトで蹴りこみました。

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吉田監督は、彼の中学時代に一度指導し、そしてトップチームで再び監督と選手の関係に戻りました。「彼は去年、ここの夏の新潟戦でデビューを飾り、成長を続けている選手の1人です。もちろん経験値で言えばまだまだ浅いですけど、ボールを奪う力、ボールを前に運んでいく力、あとはセカンドボールがこぼれてくる場所を嗅ぎわける力というものは、経験ある選手と比べても見劣りするものではないです。また、ある程度の舞台に立たせても自分のやるべきことは全力で出し切るファイターですね、ファイター気質を持っているので、これからちょっと荒い部分を丁寧にしていく。あとは今日は点をぶち込みましたけど、キックの部分、ボランチとして、中盤の選手として、キックの質がより上がってくると、もう1ランク上に行ける準備ができている選手だと思っています」。メディアから求められた彼への評価についてこうコメントしました。

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そして、この2試合、ラウンド16を勝ち抜いたこと、そしてここまでのACLの戦いを吉田監督が振り返りました。
「まずホーム&アウェイの2試合を終えて、勝ち抜けたことに安堵と喜び、両方を感じています。今日は水原の圧力を終始感じながらの90分というなかで、ウチも選手の配置、ボールの動かし方、守備の仕方を少しずつ修正しながら、うまく時間を凌げたり、プレーを進められた時間もありました。

ただこの勝ち抜けたということに関しては、非常に我慢強く、おそらくこれぐらい攻め込まれるだろうと予想された展開の中で、最後ネットを揺らさせずに、準備してきたカウンターでゴールを脅かしたという選手の頑張りは評価したいと思います。選手たちは良く戦い、走ってくれた。このあと8月の終わりに次のラウンド8になりますが、いったん今夜でACLモードはスイッチオフにして、Jリーグに向かおうと選手にも話しました」

今日行われたラウンド16の東地区、北京国安vs全北現代はアウェイの全北が1-0で勝利し、全北現代が2戦合計1勝1分でベスト8へ。明日はガンバvsFCソウル、広州恒大vs城南の第2戦が行われ、ベスト8の東側半分が出そろいます。そして来月6月18日の組み合わせ抽選により、準々決勝以降の対戦が決まる状況です。

そして、Jリーグは5月30日にアウェイFC東京戦、6月3日にホーム浦和戦、7日にホーム広島戦と、現在リーグ上位5位以内の強敵との連戦が控えています。明日からは切り替えてリーグ戦へ。アジアで見せているレイソルの力を、今度はJリーグで。引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。今日は平日にも関わらず、9000人を超えるサポーター皆さんの応援、大変ありがとうございました。

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2015年5月25日

8強懸けて

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担当:大重正人

いよいよ明日、水原三星とACLのベスト8を懸け、ラウンド16の第2戦を戦います。先週の第1戦は合計5ゴールの打ち合い。先制点を許したレイソルが、そこからレアンドロ選手の2ゴール1アシストの活躍などで3ゴールの逆転。しかし、レイソルの警戒をくぐりぬけ、ヨムギフン選手が見事なアシストクロスを鄭大世選手へ送り、3-2。レイソルが一歩リードはしていますが、まったく予断を許さない第2戦となりました。

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まずは水原のソジョンウォン監督のコメントから。
「前回は残念な敗北をして、それによって今回の試合もとても難しい試合になるとは思っている。しかし私達は、チャンスはあると思っている。サッカーというのは90分が終わってみないと結果は分からない。10分に1つも2つもゴールが入るのがサッカーです。そしてそのために私達は万全に準備をしてきた。

前回の前半はとても残念な戦いだったが、後半は作戦通りで、選手達の意欲や、相手を圧迫するプレッシャー、スピードなどを活かして自分達の元々の姿を見せることができた。その中でも良いチャンスを活かしきれなかったことは残念だし、ディフェンスにも穴があった。今回はそういう所をしっかりと準備してきたので、明日の試合には万全の準備で挑む」。チームや国の意地やプライドが垣間見える、気持ちのこもった意気込みでした。

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水原は、少なくとも2ゴールが必要な状況です。立ち上がりから勢いよく向かってくるのか、それとも焦らず試合を組み立ててくるのか。レイソルから出席したのは、ディフェンスリーダーの鈴木大輔選手。試合時と同じような落ち着いた様子でのコメントでした。
「アウェーで得たアドバンテージというものがあると思いますが、自分達はホームで決めるという意識のなかで準備してきたし、明日自分達のホームで決められる機会があるので、サポーター、選手、スタッフ、一丸となって強い気持ちを持って戦いたいと思います。

相手チームはロングボールで押し込んでくるだけでなく、後ろからも組み立てる攻撃もできるチームなので、どのように攻撃を仕掛けてくるっていうのは予想しかねる所は多少ありますが、自分達としては縦と横の距離感を崩さずに、いつも通り自分達のオーガナイズの中で守備ができれば良いのかなと思っています」

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そして、チームを率いる吉田達磨監督のコメントです。
「まず明日、セカンドレグを、ホーム日立台で試合ができます。リードした状態で試合が迎えられるということを大きく前向きに捉えていますし、我々がいかに落ち着いてプレーできるかということは1つの焦点になると思っています。ただアウェーで勝ち点3を得た試合は、とてもサッカーらしいと言いますか、我々がペースを握った90分間ではなかったと捉えていますし、決してスコアに双方の力が反映されたとは決して思っていません。

明日の試合、当然大きな警戒を抱いています。水原三星の力強さ、上手さ、速さというところ、その全てに大きな警戒、注意を払って臨みたいと思っています。ただ準備は選手と一緒にここ何日間でしてきましたので、その準備というものをしっかりピッチで発揮して、プラスアルファで、走る、戦うという所を、水原に負けずにピッチで表現できればと思っています。

大輔も言っていましたが、1戦目2戦目とある中で、2戦目のここでいずれにしても決まる。1戦目の結果では決まらないと選手たちには伝えてきました。1点リードしている状況、アウェイゴールも取っているというような状況ではありますが、例えば先に失点をすることも、得点をあげることも考えられます。ただどちらも慢心、慌て、そのどちらにも繋がらないようなことは選手達と確認しています」

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これらのコメントからも当然のことながら過信することなく、一方で受け身になりすぎず、平常心を整えて、この1週間準備してきたことがわかります。そのメンタルをピッチでのプレーにて発揮しなければなりません。ベスト8への勝ち上がり条件を整理すると、勝利か引き分け。また0-1、1-2での敗戦でも勝ち上がりとなります。2点差以上の敗戦は水原が勝ち上がり、90分で水原3-2に勝利なら、延長戦→PK戦と移っていきます。紙一重、ギリギリの戦いです。

そんななかサポーター有志の皆さんの呼びかけもあって、チケットも日に日に売れて行っています。ただまだ全席種残席が残っています。明日の当日券販売では、この大一番に遅れてでも駆けつけたいという方に一人でも多くお越しいただけるよう、今回特別に「ACLハーフタイムチケット」を販売いたします。日立台公園の販売ブースで19時50分ごろから20時20分ごろまで、アウェイ席を除く席種で、半額にて販売いたします。お仕事や学校を終えて、日立台へ。スタンドを黄色に染めて、ベスト8への勝ち名乗りを上げましょう!ご声援どうぞよろしくお願いいたします。

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2015年5月20日

水原で先勝

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担当:大重正人

やはり、予想通り、一進一退、激しい攻防が続いた1stレグの90分。ACLラウンド16、敵地での水原三星戦はレイソルが3-2で勝利。第2戦に向けて一歩リードし、アウェイゴールを3点つかんで、来週のホーム第2戦に挑めることになりました。

まずはその貴重な3点、すべてレアンドロ選手の右足から生まれました。立ち上がり、思わぬ失点で先行を許しましたが、レイソルがすぐに追いつきました。中盤に降りてきたレアンドロ選手から右足OUTにかけた柔らかな裏へのパス。ここの飛び出していたのは、アンカーの茨田選手でした。

レアンドロ選手は「いつも後ろにいる選手なので、飛び出しているのを見てビックリはしましたが、それは相手にとっても同様だったでしょうし、サプライズになったと思います」。また茨田選手は「今日の中盤はクリさん、タニくんだったので、カバーしてくれると思って飛び出した」と、チーム全体の整った連携が、すばらしいゴールとなって形になりました。

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前半29分にはゴール前で身体を張った武富選手がPKを獲得し、レアンドロ選手がゲット。また後半11分には、後半から出場した小林祐介選手が最終ライン近くまで戻って激しい守備、奪ってからの鋭いカウンターの起点になり、右サイドクリスティアーノ選手からのグラウンダーをレアンドロ選手がきれいに流し込みました。

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ただ警戒していた水原のヨムギフン選手。立ち上がりの先制点に続き、後半14分には左サイドからの見事なクロスを、鄭大世選手のヘディングで叩き込んで、3-2。水原は後半からロングボールを多用し、レイソルは押し込まれる時間が続きました。それでも今回で3度目のACL、何度も対峙してきた韓国勢のパワープレーにもひるむことなく、鈴木&エドゥアルドのCBコンビ、GK菅野選手が立ち向かい、最後までリードを守り切りました。

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韓国メディアから、水原の2年前との違いを聞かれた吉田監督は「今回も前回も、やはり強いと感じました」という印象を述べました。ただ、ここ数試合無得点だったチームが、強敵から3得点を奪ったことについて。
「Jリーグでは得点が取れていません。昨日の会見でも言いましたが、得点は水ものというか、取れる時は取れるし、取れない時は取れない。得点に関する注文を付けたところで取れるものでもありません。こういうふうになったらこういうふうにやろうとは毎回試合ごとに伝えてありますし、その中で今日3ゴールが取れて、これから得点を重ねていければいいと思います。我々は最近の試合の中で、2試合は多くのチャンスを作りながら、ゴール前までボールを運びながらネットを揺らすこと;:ができませんでしたが、このネットを揺らす感覚を忘れずにいきたいと思いますし、それが今日達成できたことはポジティブなことだと思います」

そしてこの日は3試合ぶりに大谷選手が先発復帰し、茨田選手、栗澤選手(後半から小林選手)とコンビを組みました。
「中盤の3人がボランチと言われる選手でスタートしました。大谷がいない時はいない時で栗澤が良い動きをしましたし、今日も良い動きをしてくれました。大谷が戻ってきたことによって、中盤のリズムというのは普段の我々により近づいた。大谷はあれだけの選手ですけど、国際試合が久しぶりということで、ボールが足につかないシーンも何回かありましたが、それでも自分自身を落ち着けられますし、彼らしくプレーしているということは、周りの若い選手に勇気を与えます。小林祐介は、途中ちょっと負傷もあって替わりましたけど、大谷によってリードされて、落ち着いてプレーできましたし、大谷がいることによるメリットというのは、そういうところに表れたんじゃないかと思います」

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さらに吉田監督のコメントです。第2戦に向けての言葉もありました。
「このトーナメント、ホーム&アウェイの2試合やります。試合前に選手たちに話しましたが、いずれにしても、次の柏で決着がつくということで、今日良い結果が出ても出なくても、浮かれたり落ちたりする必要はまったくない。ただ2試合あるが、この90分の1試合ということをしっかりと捉えて、走り抜くこと、戦い抜くことができなければ、柏で決着をつけられない、勝利できないという話をしました。

今日は非常に良くない立ち上がり、一発のクロスボールで失点しましたが、ただ幸い失点をした時間がかなり早く、同点に追いつくチャンスが十分残っていた中で、選手がよく修正を図り、確認しあい、新しい一歩を生み出してくれたなと思っています。相手の厳しいチャージの中、スペースを見つけてというような試合だったと思います。繰り返しになりますが、まだ半分、山を越えかけただけで、まだ誰も勝ったと思っていませんし、この結果に満足することなく、浮かれることなく、ただ今日だけはおめでとうということだけで、次も我々のホームの試合に向かいたいと思います」

第2戦は来週26日火曜日、日立台で19時キックオフです。勝利か引き分けでベスト8へ。敗れても0-1、1-2なら勝ち抜け。90分で2-3なら延長戦、2点差敗戦なら水原がベスト8進出となる状況になりました。しかし監督もレアンドロ選手も「まだ半分」と当然気を緩めることはありません。来週もまずは「勝利」のために選手は戦い、そしてサポーター皆さんも変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。そして水原まで駆けつけてくださった皆様、力強い後押しをありがとうございました。

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2015年5月18日

水原戦前夜

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担当:大重正人

ACLラウンド16、第1戦を明日に控え、水原ワールドカップスタジアムで会見、公式練習が行われました。このスタジアムはその名の通り、2002年の日韓大会の会場のひとつでした。ピッチへと続く中央通路には、日本が最もサッカーに熱狂したひとつの時代を思い起こす、パネル画像が並んでいます。エドゥアルド選手は優勝したブラジルイレブンの写真に見入っていました。現セレッソでウルグアイ代表だったフォルラン選手の名前もありました。

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その11年後の2013年。レイソルはこの水原で6-2という勝利を収めました。レイソルのサポーターにとっては今なお語り継がれるような一戦であり、また水原にとってもそれは大きく深い記憶となって残っているのは間違いないでしょう。前日会見ではその話題、質問になりました。

MFぺク ジフン選手。
「明日ホームでの初戦は必ず勝利を収めたいという意気込みで準備をしています。以前、ACLでホームで大敗した経験がありますけど、その痛い記憶があるからしっかり準備をしてきたと思います。明日は前のACLのリベンジを果たしたい韓国の選手は日本の選手よりも強いメンタルや、いろいろな面で強さを持っていると思います」

ソ ジョンウォン監督です。
「2年前の大敗を挽回するために準備をしています。選手のメンタルが重要ですが、選手がやろうとする意志でいると思いますし、明日は良い試合はできると思います。2年前のPKのチャンスを逃してしまった選手もいますし、チョン テセ選手を含めて、多くの選手がコンディションを整え、明日の試合に備えたいと思います。柏は韓国のチームに強いですが、我々は浦和に2勝した経験があります。とても充実して、明日の試合を迎えられると思います。柏との対戦は選手にとって精神的な意味でモチベーションを与えていると思います」

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グループリーグでは浦和と同組となり、ホームで2-1、アウェイでも2-1で勝利。それをふまえ、吉田監督の冒頭のコメントからです。
「水原は、非常に力のある攻撃的なチームと分析しています。(ACLグループリーグの)浦和戦ではシステムを使い分け、特に浦和のホームだった試合では、うまくレッズの良さを消し、5バックで、守り切るというよりはうまく凌ぎ、効率良く得点を重ねていました。

Kリーグの試合でも5バックではないですが、攻撃的にボランチを使いながら、サイドハーフの26番(ヨム・ギフン)、右サイドの13番のアタッカーの選手(ソ・ジョンジン)、チョン テセ選手、そこに7番の選手(イ・サンホ)が絡んでくる。左サイドバックの33番の選手(ホン・チョル)も攻撃力の高い選手だと思います。3番のセンターバックの選手(ヤン・サンミン)からの斜めのロングボールも特徴的で、我々は大きく警戒しています。ただ、そこに対する対応はしっかりして、この試合に臨みたいです。

いずれにしても良いチームと対戦するというのは、このACLの決勝トーナメントでの当然のことであり、我々が水原相手にどう良さを出していくのか、何をして、どう勝ち点を取りに行くのかは整理できているし、それを思いきってやろうという覚悟を持っています」

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韓国メディアからの質問で「ヨム ギフン選手の左足に対する対策は?」という質問がありました。26番のサイドハーフ、とにかく左足のキックの精度が非常に高く、ゴール前のセットプレーでは脅威となる32歳のキャプテンです。動画サイトにはたくさん直接FKのシーンがアップされていて、たとえばジョルジワグネル選手や中村俊輔選手のような、と言えばイメージしやすいでしょうか。2年前の対戦では兵役のため別チームに所属していました。

吉田監督は「26番のヨム選手の左足は警戒していますし、それがあると頭にあると入れて戦わなければならないと思っています」。
対峙することになるGK菅野選手は「26番の選手ですが、ここまで来るチームというのは試合を決められる選手はオフェンス陣に関しては全員が持っていると思うし、もちろんセットプレーに関してもその選手のキックの質は僕たちの守備のポイントの1つになる。ただ、1人の選手を注意するのではなくて、やっぱりセットプレーでは全員に注意しなければいけないし、ほかにも試合を決められる選手が揃っているということで、特別彼だけというイメージではなく、常に集中してやっていこうと思います」と冷静に相手と自分たちの状況を見つめ、コメントしました。

また韓国メディアからの質問で、ソジョンウォン監督からレイソルの選手に対するコメントもありました。
「工藤選手は右から裏を取る選手というイメージがありますし、柏では一番点を取っている選手というふうに見ています。あと武富選手は2列目から上がってきますし、ストライカーの30番の選手(クリスティアーノ)は良い選手だと認識していて、我々はそういった選手たちの動きに注意をしなければいけない」

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2年前の因縁もありますが、グループリーグ6試合を戦ってきていますから、両チームとも相手に対する分析も進めながら、準備してきた。そういった印象を感じ取れる会見でした。ここからは、ホーム&アウェイで行われる、まさに「ノックアウトステージ」です。「僕達が目標としているのは、このACLという大会で優勝すること。やっとスタートラインに立てたという思いです。ここからは負けたら終わりというトーナメントで、このチャンスを掴むか逃すかは、どれだけチャンピオンになりたいかという気持ちにかかっていますし、全員がその準備と覚悟を持って、この水原に来ています。必ず最高の結果を日本に持ち帰って、柏での第2戦に臨みたいです」。菅野選手の力強い意志、覚悟をチーム全体で共有し、明日19時30分の試合に挑みます。

そして、来週26日のACLホームゲーム、年間シートご購入の皆様へ先行割引販売のご案内をお送りしておりますが、その引き取り期限が5月21日までとなっております。いつもと同じお席での応援、ご観戦を予定の方は、ぜひお早目にご購入をお願いいたします。

2015年5月18日

水原へ

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担当:大重正人

ACLラウンド16の戦地へ。昨日から韓国・水原(スウォン)市にやってきています。レイソルとしては、2013年以来、2年ぶりの遠征です。ソウルから南へ約40km、車で1時間ほど、急行電車で35分ほどと、金浦空港や仁川空港からもほど近く、日本からのアクセスも非常に便利な地域です。人口は約120万。世界文化遺産に指定された水原華城、また焼肉のカルビ発祥の地としても有名です。

今日、練習グラウンドへ向かう道のりは、ほぼ片側3車線の大きな道路で車の交通量は多く、ビルや商業施設が立ち並ぶ中心市街はにぎやか。また少し中心街を外れても、緑の街路樹が等間隔に生えそろい、非常にクリーンで整理された街という印象を受けました。

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対戦する水原三星ブルーウイングスFCは、去年のKリーグクラシック2位。三星グループという韓国有数の財閥グループのサポートを受け、韓国のビッグクラブのひとつとして強豪の地位を築いています。レイソルにも在籍した安英学選手、ホジェル選手が在籍したこともあります。

なんといっても2年前のアウェイでの対戦のご記憶は、サポーター皆さんにも強く刻まれていることでしょう。前半15分、田中順也選手の左足でレイソルが先制。そして激動の後半45分が始まりました。立ち上がり、ペナルティエリア外のハンドに見えましたが、判定はPK。ここでGK菅野選手がラドンチッチ選手の左足シュートをスーパーセーブ。その直後、CKのチャンスから栗澤選手が左足で放ったボレーはループ気味にゴールへ。2日前に結婚を発表したクリが自らを祝うメモリアルゴールを決めました。

しかし喜びもつかの間、相手の素早いキックオフから1点を返されて、2-1。ここからは工藤3-1、相手PKミス、順也4-1、相手PK4-2、栗澤5-2、相手PKミス、工藤6-2。なんと相手に4本ものPKが与えられ、そんな試合を6-2で勝利する。いま振り返っても信じがたいゲーム展開でした。「いい思い出、そうでない思い出、両方ありますね(苦笑)。ACLのいろんなところが詰まった試合でした」。工藤選手もそう振り返ります。

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今日の気温は26度。日本と同じか、ちょっと日焼けするほどの日差しと暑さのなか、周囲にはサムソンのオフィスビルや工場が立ち並ぶなか、グリーンの天然芝が3面とれる広大なグラウンド。となりには、小さな子供たちが楽しそうにボールを蹴っていて、すこし日立台を思い出しました。そんな陽気の中、1時間30分ほどトレーニングを行ないました。

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明日も午後からトレーニング。前日会見の模様をお知らせいたします。

2015年5月15日

湘南戦

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担当:大重正人

0-0のスコアレスドロー。もう20年前以上、この日立台で出会った吉田監督と、湘南の曺監督はそろって同じような言葉を話しました。柏は柏のスタイルで、湘南はスタイルで戦った。相手に合わせるのではなく、自分たちのスタイルで戦いあった。そこについて、吉田監督は「こんなことを言っては怒られるかもしれませんが、とても爽快感のあるゲームだったと、今は振り返っています」、曺監督も「それぞれのスタイルで真っ向から行ったということに関してはすごく清々しい気持ちが残っています」と表現した、0-0の試合でした。

吉田監督のコメントです。
「ベンチに座っていた90分、0-0というスコア、本当にあっという間でした。とてもぶつかりあい、お互いが持っているものをすべて出し尽くそうという中で、戦った90分でした。もちろん引き分けという結果については満足していませんし、湘南の人数をかけた攻撃、カウンターには最後まで注意が必要で、体力や神経がすり減りました。ただその中で我々も、湘南のゴール前に運んでいくところ、湘南のとても強く洗練された、量の多いプレスをかいくぐっていくというところに関して、とても見ごたえのあった試合と思いますし、そう思わなければいけないと思います。

まず今日の試合に当たって、湘南というチーム、クラブが披露しているスタイルを完全にリスペクトして臨もうと、ミーティングで選手たちに話しました。とてもいいチーム、好きなチームだが、個人的には勝ちたいと、とてもいい試合になるのは間違いないと。ただ必ず自分たちが湘南に対して、持っているものを100%出す、何かを隠したり出そうとしなかったりすれば、最初から100%で行かなければいいゲームにならないし、あっという間に飲み込まれる、とミーティングで話しました。もちろん戦術的な話もいくつもしましたが、最も大事なのは、湘南が何年間かチョウさんのもと、貫いてやってきたスタイルに対して、我々もこの日立台でぶつかっていこうとやったことについては、今日の試合は無駄ではなかったと思います。勝ち点2を失ったととらえるか、勝ち点1を得たと取るかは、まだこの段階では整理できていませんが、あっという間の90分間でした」

曺監督 からも、旧知の吉田監督、そしてレイソルのサッカーについての話がありました。
「タツとは、ユース年代から何十試合もしていますし、中学生年代の頃は1カ月に1回ぐらい練習試合をさせてもらって、すごくボールを回されて何もできなかった試合もあるし、逆に我々がよさを出せた試合もある。

あいつとは僕は同じ部署(日立製作所)で2年間働いていて、この柏でトータルフットボールをやろうとする意気込みで育成から育てた選手が中心になってやっていることは、いちクラブとしての哲学として素晴らしいと思いますし、我々にはまた違った質のフットボールがあると思いますけど、どっちがいいか悪いかそんなことはどうでもよくて、やはりそういうチームが増えていくことが、偉そうな言い方ですけどJリーグ全体の繁栄に繋がると思っています」

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そして両監督から指導を受けた、武富孝介選手。「個人的にはもうちょっと決定的な仕事をしたかった。得点を獲れなかったのは、自分もそうだけど、もうひとつ落ち着いてとか、もうひとつ切り込んでとかそういう決定的な仕事ができなかった。特に後半はボールを受けられない状況になったので、そういうところは反省しなくてはならない」。湘南サポーターからもコールを受けた中、ACLでも活躍してきたプレー、あと一歩ゴールには届かず、悔しい表情でした。

2人の恩師からも、彼への言及がありました。
曺監督 「生き生きしてたし、きょうサポーターがタケにコールしてくれましたが、あいつも父親になったみたいなので、しっかり活躍してくれているのを見ると指導者としてうれしいです。それに怯まず我々もあいつらに負けないという気持ちでやれたのは、いろんなことありますけど、すごく人間らしい試合ができたんじゃないかなと思います」
吉田監督「湘南で2年間プレーして、こちらに来ました。彼のため、今後の成長のためにも、きっかけのためにも勝ちたい試合でした。それが叶えることができず、そこも残念です」

ただ、メディアの方からは、「爽快感」「清々しい」という感想のなか、一方でスコアレスドローに終わったこと、決定機が多くなかったことについての質問が吉田監督にありました。
「大きな課題だと思っています。我々の今置かれている状況、得点が...ちょっとビン・ズオンの試合は置いておかせていただいて、清水、山形と、今日と得点が生まれない状況が続いています。そういったものが普段見えるもの、普段見えるパスコース、あとはスピードの緩急といいますか間といいますか、そういったものをどんどん奪っていく要素がサッカーにあると思うんですけど、その調節と、あとはいわゆるスイッチをいつ入れるかというところに、今、若干の迷いと、迷わないと自分を信じたいがゆえの、決してポジティブではない思い切りというのがピッチ上で交錯しているような状況ではあったと思います。

今日もテンションの高い攻防の中で、そのテンションの高いままゴール前へ入っていってしまうようなシーンが続きました。得点の匂いということに関しては、相手のクリアミスとかを含めれば何回かはありますけど、我々が望んでいるようなゴールチャンスというのは数えるほどだったと、完全に受け止めています。その中でどう得点を取っていくかというところに目を向けてもいいんじゃないかと思えるような試合でした」

このあと、韓国へ飛び、ACLのラウンド16、水原三星FC戦が、来週火曜日に迫っています。4試合勝利から遠ざかるなか、試合までの4日間でなんとか立て直さなければいけません。試合が迫っています。サポーターの皆さんの応援と期待に応える試合を見せなければいけません。

2015年5月13日

明日は湘南戦

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担当:大重正人

明日の湘南ベルマーレ戦。前節の山形戦と同じく、人の行き来が大変多い両クラブの対戦です。初対戦は1993年9月25日の第1回ナビスコカップ、3-2でレイソルが勝利しましたが、ハットトリックを決めた大倉智選手は、現在の湘南ベルマーレの社長に。曺貴裁監督と吉田達磨監督は1993年にともにレイソルに在籍し「ここで(現クラブハウス=旧選手寮)一緒に住んでたぐらいですから(吉田監督)」。現役の選手では、一昨年昨年と期限付き移籍していた武富孝介選手と中川寛斗選手、そして昨年レイソルに在籍した高山薫選手。互いに関係深く、いろんな思い入れのある両チームの対戦になります。

日曜日の山形戦は0-3と敗戦。メディアからは「その中でも、流れを持っていけるポイントがあったのでは?」という質問がありました。
「そのポイントは、いくつもあった感じです。苦労しなければいけないところの苦労は、クリアできたと試合中は見ていました。試合後にビデオを見返しても同じですし、分析班などいろんな班がありますけど、その意見も基本的には同じでした。ここは苦労するだろうといった後の精度というか、失い方などに問題はありましたし、セットプレーのところ、オーガナイズも含めて、問題というかちょっと違うところがありました。2失点目に関して言えば、時間もやり方も本当に幼いの一言ですし、それ以外の何物でもなく、1-0であれば、ということもありましたし、後半に行こうと思った矢先の2発目だったので、ああいう結果になったと思います」

ただ湘南も山形に似たようなスタイル、相手の勢いある戦いに対し、選手たちがどう整理をつけて、対抗していくのか。
「幸い、システムなど似たような相手が続くので、精神的な整理はとてもしやすいです。あとは意外とやれていたところを、選手が1回思い起こす必要はあるでしょうし、その0-3というスコアに隠れた悪すぎるイメージを払しょくしてほしいと思います」

山形と同じように、明日の相手の湘南も同じく「迷いのないチーム」では?
「それはもちろん、その年月が長いですよね。そのやっている期間が長い。山形さんとはまた違いますし、攻撃が多彩という印象です。守備もとてもタフだし、整理されています。シビアですし、隙がない」

体力とスピードが伴った「走力」、そして武富選手が体感してきた「勝負へのこだわり、集中」、局面や球際での争い。ベルマーレが得意とするところで負けず、そしてレイソルが取り組んできたスタイルで、どう相手より優るか。明日19時、日立台でキックオフです。

2015年5月12日

U-12、スペインへ

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担当:大重正人

先日のゴールデンウィークに、平山智規監督率いるU-12チームが「チビリンピック全国大会」で優勝を果たしました。その彼ら、今度は柏から世界へ、7人制の大会「第10回 AROUSA FUTBOL 7 2015」に出場します。

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パリを経由して、スペインへ。SNSには子供たちの元気な姿、現地の模様がアップされています。試合は5月15~16日にグループリーグ。5チーム中2位以内でベスト8によるトーナメントに進出できます。同組には、グアダラハラ(メキシコ)、レアルマドリード、ヴィジャレアル、カラサンズ(スペイン)。
予選1 vsレアルマドリード(15日 13:05)
予選2 vsカラサンズ(15日18:05)
予選3 vsヴィジャレアル(16日 11:20)
予選4 vsグアダラハラ(16日 21:35)
※時間は現地時間
※日程表、PC、スマホではクリックすると大きくなります。
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ちなみに、その他グループには、インテル、FCポルト、バレンシア、アトレティコ・マドリー、アヤックス、バルセロナ、デポルティーボなど、世界的なクラブの名前ばかり。ですが、日本の大会を優勝した代表として、そしてレイソルの自分たちのサッカーで、自信を持って思い切り戦ってきてください!

トップチームは、日立台で14日木曜日の湘南ベルマーレ戦に向けてトレーニングを行いました。古巣戦を迎える武富孝介選手は、連日メディアの囲み取材を受けています。湘南のサッカー、そして2年間のプレーで学んだこと。

「走力やフィジカルはもちろんですが、内面の部分も大きかった。1試合1試合に対する責任感を持って、セットプレーとか一つ一つの局面をひたむきにやっている。すごく小さなポイントでも勝敗を分けるかもしれないし、そいうところにこだわって、強く意識しているチームです」。縦に速い湘南、じっくりボールをつなぐレイソル。「お互いに自分たちのサッカーを出し合う試合になると思います」。ビンズオン、山形と、応援に応えられなかった分、次こそ、この日立台、ホームで勝利を届けなければいけません。

14日、木曜日19時のキックオフ。チケットはローソンチケットで発売中です。アソシエイツ会員の皆様は、試合前日23時までは、Loppiで当日価格から1000円引きでご購入できます。また、6月3日(水)の浦和レッズ戦のチケット一般発売が17日(日)にスタートしますが、よりよい希望席種でのご観戦や、スタンドを黄色に染めて目下首位のレッズを迎え撃つためにも、ぜひ16日土曜日までの会員先行期間にてお買い求めください。
http://l-tike.com/kashiwa-reysol/

2015年5月10日

0-3

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担当:大重正人

今日は大谷キャプテンが欠場。「大谷はここまでスタートから出続けていた選手です。前回の清水戦で、ちょっと疲労性の、筋肉系の、怪我ではないちょっとしたトラブルがあり、彼がこれまで出続けてきた時間と、疲労度を考えると、休ませなければならないところで、今日は山形へ来ていません(吉田監督)」。山形の組織的で献身的なプレッシングの前に、レイソルのパスワークはいつもほどのテンポを出せないまま、セットプレーの2本などで3点を許し、大きな完敗を喫しました。

吉田監督の会見コメントです。
「まず今日の試合、とても大きな一戦でした。山形さんは、このところほとんどの試合で彼らのペースで試合をしていて、引き分けたり、勝ったり負けたり、その全ての試合において彼らのテンポのゲームをしていた。その彼らのテンポに飲み込まれないように入りたかった。飲み込まれずに試合に入れたと思います。悪くない立ち上がりだったと感じていました。

山形は、失ったボールを奪い返すというところに、とても力を注いでいるチームですし、選手たちです。そこで2点目を食らった、あそこは前半の終わりという時間帯ですので、2失点目が重くのしかかり、前がかりにならざるを得ないというところでした。

後半は、45分の中で1点ずつ返していくということをハーフタイムに確認して話しました。決してプレーができていないわけじゃなかった。ただ我々が奪った後に雑な部分、弱さがあったのは否めない。また、そういった勝敗を分けるセットプレー、気を付けなければいけないと確認をした中で、ロスの仕方はとても被害が大きかったと思います。

ただ、選手たちはトレーニングで何回かやった中で、身に付けたこと、あとは私が出した指示、こうしようということに対して、しっかりと全力でプレーしてくれました。単純にこの0-3というスコア、セットプレーから2失点したこのスコアというのは、彼らに責任はなく、私自身の練習、作戦、そういったところに責任を感じています。選手たちと今話しましたけど、試合は続きます。受け入れるしかない、受け入れる以外のことはないです。しっかり受け止めて、木曜に来る試合に備えたいと思います」

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去る6日、ACLグループリーグの勝敗が決まっている中でも、ベトナムへ駆けつけてくださったサポーターの皆さん。今日も山形へ、大変に冷え込む天候の中、黄色一色のスタンドからの応援の声は、失点を重ねても、小さくなるどころか逆に大きくなったようにも聞こえました。だからこそ、今日の結果に対して、試合後の選手たちへは強く厳しい檄が届いていました。「気持ち」という声も聞こえてきました。そのサポーターの思い、選手たちも深く受け止めたことと思います。

特に球際の部分でレイソルが劣勢で、モンテディオの選手は最後まで非常に力強かった。武富選手は「戦術的などうこうというよりは、自分の中では球際とかセカンドボールが全然拾えなくて、新潟戦と似た感じになった。相手はそこで自信を持ち、リズムをつかんだ。セカンドはなぜ拾えないのか、球際でも遅れをとっていて、そういうところは最低限やらなくちゃいけないし、まずはそこからだと思う」。気持ちだけで球際が強くなり、セカンドボールがすべて奪えるわけではありませんが、でも闘う気持ちなくして、球際も試合も勝てるなんてこともありません。

全北戦をはじめ、あの屈強でハードなACLのグループリーグを突破したチームですから、決して球際で勝てないチームではないはずです。「次の湘南も同じようなチーム。しっかり準備しないといけない」という武富選手の言葉を、チーム全体で表現し、ホーム日立台のサポーターへその姿勢と結果を見せなければなりません。

2015年5月 9日

山形戦前日

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担当:大重正人

ビンズオンとのACLから中3日で臨む、リーグ戦はアウェイでの山形戦。ただベトナム遠征には、これまで試合出場を続けてきた選手たちは参加せず、日立台でのリカバー、トレーニングでコンディションを整えてきました。吉田監督はその日立台に残った選手たちの状態について「もちろん良いです。初めて試合を回避して、体を休ませて、精神的にも 1回切るというか、1回オフにできたことで、とても良かったと思います」

ビンズオンでは狩野選手、大津選手がフル出場、また多くの選手が貴重な試合経験を積むことができました。
「もちろん彼ら(狩野、大津)はフルパフォーマンスとは本人たちも思っていないでしょう。いろんな見方があるにせよ、我々は、病院から出てきて、ベッドから起きてという選手をしっかり90分使うという大きな目的があった。サポーターもあれだけ来ていただいて、勝ちたいという気持ちはもちろんありました。一番の目的はもちろん勝つことですけど、二番目の目的は 90分プレーしたことのない選手を90分プレーさせること。あと、若い選手の経験値を入れること。その目的は達成できた試合だったと思います」

そして迎える山形戦です。山形は、現在リーグ16位、2勝3分5敗の勝ち点9。ただナビスコを含めた最近10試合は3勝4敗3分ながら、ナビスコ神戸戦(1-3)を除けば、常に1点差以内の接戦を繰り広げています。3試合前の清水には0-3から残り5分から追いつき、続くマリノス戦は1-0で撃破、レイソルが苦しんだアウェイ新潟戦でも終了間際まで1-0でリードするなど、勝ち点を逃さない戦いを続けています。

そんな山形を、吉田監督はこのように見ています。
「山形の試合を何試合見ても、ほとんどの試合で山形のペースで試合をしています。スコアにつながらなかったり、取られてしまったりというのはありますが、山形の激しいプレーの中に、ほとんどのチームはそこでやられ、何とか勝ち点をものにしているか、勝ち点を失っているか、フロンターレもやられています。もしくは同じようなサッカーに持ち込んで、ぶつかり合って勝つか引き分けるか分からないようなサッカーをしているという意味では、山形はほとんどの試合で自分たちのペースで戦っているチームだと思っています」。「かなり迷いのないチーム」という言葉もありました。

石崎信弘監督がレイソル時代に続けたサッカーは、前線の選手から相手にどんどんプレッシャーをかけていくスタイルでした。当時と変わらなければ、レイソルに簡単にビルドアップをさせまいと、前線からアタックを90分間続けてくるでしょう。ここ3試合で2得点と好調の林陵平選手は2012年までレイソルに在籍。ゴール前の仕事はもちろん、スタミナ十分の走りで守備面の貢献も大きく、プレッシャーをかけてくるでしょう。ディエゴ選手は前線で、アルセウ選手は中盤での非常にパワフルなプレーは健在で、また工藤&武富選手と同期の比嘉厚平選手と、元レイソルの選手がたくさん在籍しています。

またレイソルのレアンドロ選手、太田徹郎選手が山形でのプレー経験があり、古巣対戦となります。そして吉田達磨監督も1999年から2001年まで山形に在籍していました。レイソルが初めてのタイトルを掴んだナビスコカップファイナルから18日後の、1999年11月21日。J2リーグの大分vs山形戦。大分1点リードで勝てば悲願のJ1昇格がすぐそこにあった終了間際、山形のセットプレーから同点となり、夢は潰えました。そのセットプレーのキッカーが現レイソル監督の吉田達磨選手で、大分を率いていたのが石崎信弘監督でした。「秋天の陽炎」というスポーツノンフィクションとして書かれた試合です。20年以上続いてきたJリーグには、こういった人の縁やサイドストーリー、歴史があります。

明日の舞台、NDソフトスタジアムでは、山形の3勝2分け。レイソルは未勝利という鬼門です。この歴史を覆さなければいけません。14時キックオフ、ベトナムとは20度も下がる15度前後の肌寒い予報ですが、勝利をめざし、走り戦う選手たちへの熱い応援をどうぞよろしくお願いします。

また明日はホーム日立台のスタジアムで15時からU-18プレミアリーグ、JFAアカデミー福島戦も行われます。ビンズオン戦でトップチーム初出場を果たしたU-18の背番号9・浮田健誠選手について、工藤選手は「ベトナムでは若い選手が力を出せるように、声をかけたりしてサポートしました。健誠は、高校3年生でトップの、しかもアジアの国際試合に出場できたのは本当に幸せなこと。でも僕も負けていられない」。そんな先輩からのエールを受けて、今季のプレミア初勝利を全員で勝ち取ってほしい!日立台への応援もぜひお願いいたします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2015/013558.html

2015年5月 7日

ビンズオン戦

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担当:大重正人

ACLグループステージの最終戦。この試合のチャンスに懸けていた選手たち、しかし相手を上回れず、0-1の敗戦となりました。吉田監督の会見コメントです。
「ここはビン・ズオンのホームスタジアムですが、我々は全部勝つという覚悟でここに来ました。それが叶わずに残念です。今日は失敗というか、ミスをしたから負けたんですが、若い選手たちや、レイソルでのデビュー戦だった選手もいましたし、その中でプレーをしているということはとてもよく見えました。

基本的には多くの時間をプレーして、疲労の中、経験したことのないようなミスも起こりました。1点取られた後は、前に体重を乗せて攻めに出ました。その中でカウンターをされる、ボールをキープされるという苦しい展開もありました。ただ試合の内容、選手たちのパフォーマンス、特に若い選手のパフォーマンスは決してまずいものではなかったですし、たくさんのミスを犯してしまったと思っていません。

失点シーンは、左サイドからのパスミスがあり、相手の前線にいるパワフルな選手、30番のストライカーの選手と、レコンビン選手、彼らとのマッチアップのところ、ボール際のところで後手に回った。勝ち切れなかったところで、勝敗の決着がついてしまったと思います」

今日は戦前から言及していた通り、フレッシュな選手たちが先発に並びました。一番のビッグチャンスは、大島選手のシュート!狙いすました一撃は、惜しくもクロスバー直撃でした。

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敗れはしたものの、今日の収穫について質問がありました。
「たくさんあります。ほとんど全ての選手が出場したわけですけど、ほとんどの選手がプレーできるレベルにあることが分かったのが収穫です。自信を持っている選手もいると思います。ただ、選手とも話しましたが、勝ち負けを決めるに関して言うと、物足りなさがある。経験が解決する部分もあると思いますが、経験が解決する前に、相手が大きかろうが強かろうが、どこか相手が強いから負けていいんだ、と思ったら負けてしまいますし、それでできなければ違う方法で倒さなければいけませんし、そこのこだわり、割り切りをこの敗戦から学んでほしいと思います。今日プレーをした選手、10代、20歳そこそこの選手たちが、彼らは代表レベルでは国際大会を経験していますが、クラブではこういった緊張感がある試合は初めてで、ここで発揮できたものは非常に大きかったと思います」

そして改めて、ここまでの6試合、グループリーグの結果について振り返りました。
「今シーズンのスタートがACL。またプレーオフという負けられない試合からスタートしたということで、そこにある程度照準を絞って駆け足で来ました。ACLを勝つために、アウェイで勝ち点を持ち帰る、ホームでは勝つというグループリーグの鉄則、そこを目指して戦うというプランニングを持っていました。割り切ってというよりも、いかに勝ち点を取る、渡さないことが大事だと考え、ホーム・アウェイと続いていく中で、Jリーグとの日程を見ていくと、できるだけ早く、突破を決めたいというのがありました。この最終戦を迎える前に、1位通過を決めることができたわけです。タイミングとしては中国で決めたかったですけど、そこで1位か2位か分からないよりも、1位を決めた前回の試合の方が後々の日程を考えると結果論ですがよかったかもしれません。ACLの戦いはホーム、アウェイでどういうものを拾って、落とさないかということを考えてやってきました。

リーグ戦は中位ですけど、リーグ戦は長く続いていきます。前期と後期制になり、前期も後期も上に行くチャンスがある。長い戦いになる中で、スタートの駆け足もあり、ベースを日々積み上げながら、また勝っていきたい。その両輪で回して行きたいのですが、やれることが増えてきた反面、なかなかゴールに結びつかない。この間の清水戦もそうですけど、あとはネットを揺らすだけというシーンもありますし、もう一工夫必要なシーンもあります。理想には近づいてきています」

明日帰国し、山形、湘南とリーグ戦。そしてACLラウンド16の水原三星戦、ホーム&アウェイの戦いとまだまだ連戦が続きます。今日の選手たちの戦いと経験が、後になってチームの底上げにつながったと言えるような、成果をまだまだ残していかなければなりません。今回遠征に参加しなかった選手、今日ベンチに控えていた選手が加わり、またチームの総力で戦っていきます。今日は200人以上の黄色いサポーターが、日中の猛暑のなかからスタジアムに駆けつけてくださいまして、ホームクラブ以上の歌声が響いていました。今日も大変ありがとうございました。

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2015年5月 6日

ベトナムで

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担当:大重正人

土曜日の清水戦翌日の3日夕方に成田から出発。5時間半のフライトで、ベトナムのホーチミンシティに着陸し、1時間弱のバス移動で、ビンズオン州にやってきました。深夜の到着にもかかわらず、気温30度、熱帯の高温多湿は強烈でした。

対戦するクラブのチーム名「ビンズオンFC」には、前述のとおり、州の名前が記されています。その州都であるトゥーザウモット市にレイソルは4日間滞在します。ここは、ベトナム南部の150万人を超える主要都市で、日本企業の進出もさかんです。ビンズオンFCのクラブ呼称にある「BECAMEX(ベカメックス)」という工業公社が東急グループと合弁会社を設立し、都市開発を進めています。市内のいたるところのその建物があり、こんな立派なデパート、タワービルも建っていました。

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昨日4日、今日5日と2日続けて、ビン・ズオンスタジアムでトレーニングをおこないました。ここ数年はフロンターレが試合を行ったり、ちょうど1年前の5月には、女子アジアカップでなでしこジャパンがプレーしたこともあります。ピッチの芝生は、気候や生育を考慮してか日本のものとは大きく違います。一枚一枚の葉が大きいです。「ちょっとスパイクが引っかかりそうですけど、思ったよりボールは走りそうですね」と選手がピッチの感想を教えてくれました。

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試合前日会見。吉田監督の第一声は「我々はすでに首位で通過を決めている中での戦いになります」とありました。前回の全北戦の大きな一勝でグループ突破、さらに首位を確定させました。ただ、だからこそ意味のある一戦にしなければならない。監督からはその言葉がありました。

「ビンズオンに関して、我々は初戦、ホームで戦いました。ラッキーなゴールもあり、得点を重ねることができましたけど、要所要所にとても能力の高い選手が揃っている。明日の試合は1位通過を決めていますけど、我々は何か成果を得なければいけない、意欲的に戦わなければいけない。単なるただの試合で終わらないように、明日は必ず意味のあるものにしたいと思って、ここに来ています」

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清水戦のあとの会見でも、今回のACLメンバーについての質疑応答がありましたが、今回もベトナムのメディアから質問がありました。
「メンバーに関して、意欲的に戦うという中の大きな割合として、メンバーに若い選手が多く入っているのは事実です。若く、これから経験を積まなければいけない選手と、また隣にいる大津のように、経験を持っているものの、今シーズン、コンディションの問題でなかなか長い時間出場していない選手を積極的に明日の試合では起用したい。意欲的に戦える、彼らに取って単なる、ただの試合ではないというモチベーションを持って戦うはずです。明日のメンバー編成についてはとにかく意欲を持って戦える選手を選んで戦いたいと思います」

名前の挙がった大津祐樹選手です。「今は足の状態もすごく良くなっているのでプレーできる状態でもあるし、その中で自分としては結果を残す。チームとしては若い選手が多い中で、しっかり引っ張っていきたいと思います」

今日おこなわれたACLのグループG。ラウンド16で対戦する可能性があった、北京国安と水原三星の試合は1-1のドロー。勝ち点11で並んだ両チームですが、直接対戦の成績で北京が1位となり、レイソルがラウンド16で対戦するチームは、韓国の水原三星に決定しました。2013年に続く、2回目の対戦となります。5月19日がアウェイ韓国で、26日がホームでの開催が予定されています。

そのノックアウトステージに向けて、勢いをつける勝利を、ここベトナムで勝ち取って柏へ戻りたい!明日は200人以上のサポーターが駆けつけてくださると聞いています。下記写真の右手奥、ブルーのエリアがレイソルサポータースタンドです。どんなメンバーで挑み、どんな戦いを見せてくれるか、本当に楽しみです!

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2015年5月 3日

おかえり、マス!

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担当:大重正人

今朝の練習前、ロッカールームが大変賑やかでした。その中心にいたのは、この人!!

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増嶋竜也選手でした。3月13日のベガルタ戦で左膝前十字靭帯損傷、全治7か月の負傷を負い、手術をおこないました。そして1日に退院し、今日から日立台へ。とても元気な笑顔でした!!これからまた地道なリハビリの日々となりますが、パパになることも分かり、家族の支えも受けて乗り越えて行ってくれることと思います。

ただ、まだ退院間もなくのため、しばらくファンサービスはお休みとさせていただければと思います。今日は温かい拍手で見守ってくださいまして、ご理解いただいて大変ありがとうございました。今後もご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。

2015年5月 2日

勝ち点1

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担当:大重正人

今日のハーフタイム。「今日は我慢比べだ」「根比べだ」。吉田監督からそういった檄が飛びました。気温は24.8度ながら、直射日光がピッチを暑く照らし続け、非常にタフなゲームになりました。またエスパルスは前線から最終ラインまでハードワークし、基本は3バックながら、サイドの選手が一列降りて4バックになるような形をとりながら、粘り強くディフェンスを続けました。レイソルはボールを保持し、チャンスも作りながらも、なかなかゴールに結びつけられないまま、スコアレスで90分のタイムアップを迎えることになりました。持てる力を出し尽くした輪湖選手の写真がたいへん印象的でした。

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吉田監督の会見コメントです。
「プレーした内容、テンション、日程も含め、全ての内的なもの、外的なものを含めて、勝ち点3を取りたかったというのが正直なところです。その中身に目を向けてみても、勝ち点3を取りたかったという内容でした。これまで負けたり引き分けたりということを何回か経験し、今日最後のひと押しがあればという試合を初めてしたわけですけど、最後にネットを揺らす落ち着きとか、そういったものにこういった経験が、これから変わっていくものだと思っています。

選手たちが見せた頑張り、粘り、集中力というものが、とても向上していると感じました。0‐0という状況で『諦めない』という言葉を使うのも変ですけど、そのちょっとしたところに何かが漏れていかないように気を付けることも、とてもよくピッチの中で話し合って実践してくれていると思っています。

まだまだ我々の試合は続きます。遠征もありますし、海外も行きます。その中でまた先ほども言いましたけど、この経験が、最後のひと押しやネットを揺らすことにつながるように、私の方で形に変えていければと思う、そんな試合でした」

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今日の0-0という結果は、清水の変則的なディフェンスによるものか、それともレイソルの攻撃があと一歩足らなかったのか。そんな質問がありました。
「エスパルスの方もとてもよく守っていましたし、ファイトしていたと思っています。ただ最後、点を取るか取らないかというところはもちろんこちらの問題で、足を振るところまでは行っていますから、相手の背中は取っていますから、相手の前でなく背中を取れていますから、それはこちらの問題です。

ただ誰かが責められるべき問題ではないですし、それが誰かを責めたから点が入るのならいくらでも責めますけど、そんなことではなく、彼らが努力してあそこまでいったということは、何かのちょっとしたきっかけでボールがちょっと違うところに飛んでいれば入るわけで、そういうところが起こるのがサッカーで、今日そういうのが起きてしまったと。今日はそれがただ残念なだけで、特にエスパルスの守りが変則的だったからというのは、最初の15分で選手は慣れましたし、そういうところでは彼らの成長を感じた方が大きいです」

なかなか連勝ができないリーグ戦は、今日で9試合を終え、3勝3分3敗の勝ち点12で、順位は8位です。早くも半分を折り返す短期ステージのなかで、焦れたり、気持ちがうまくいかなかったりとはないのでしょうか?という質問です。
「これからも何がおきるか分からないですけど、そこのゾーンは一旦脱したというか、幸いACLの戦いもありますし、新潟に負けた、マリノスに負けた、そのあたりは発揮するべきものが発揮できないということがありましたから、そういった重たいものはなくはなかったです。しかし、特に今日引き分けたということがピッチの中で重たくなるようなことを誰もやっていなかったですし、重たいのは体だけで。あとはそんなに悲観するものではないですし、ネガティブになるものでもないですし、後ろを向くものでもなかったです」

チームは明日午前中にトレーニングをおこない、午後にはACLのため、ベトナムへと出発します。まだまだ続く過密日程の中、メンバー構成についての質問も出ました。
「怪我持ちとか、これからACLは続いていますから累積カードがあるとか、そこは十分考慮してメンバーを編成しなければいけないと思っています。ただ、我々は1位通過を決めていて、対戦相手のビン・ズオンも敗退が決まっている。要は消化試合という形ですが、消化試合にしないようなメンバー、中にはフレッシュなメンバーを入れていきたいと考えています。全ては今日激しい試合をして、かなり走り切りましたから、その疲労度と筋肉の状態と、心の状態を見て決めたいと思います」

この5月6日の試合に向けては、静養やリフレッシュに専念できる選手もいれば、出場機会の少なかった選手にピッチに立つチャンスが与えることもできる。今後もシーズンを戦っていくレイソルにとって、大変有意義な期間、そして公式戦となります。どういったメンバー構成になるか、また新しい興味や期待、希望を持って、試合を待ちたいと思います。

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また今日は、ゴールデンウィークということもあり、今季最多の13960人もの入場をいただきました。前日までの券売状況を見れば、驚くほどの伸びでした!びっしりと日立台を埋め尽くし、柏熱地帯からバックもメインも一体となった応援、本当にありがとうございました。また11時からのU-18プレミアリーグにも駆けつけてくださって、力強い応援が人工芝グラウンドに響いていました。この猛暑のなか、2試合続けての応援、本当にありがとうございました。トップもユースも、そしてサポートもひとつに連なっているのがレイソルです。今度こそホーム日立台での勝利を待っています!!

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2015年5月 1日

明日はJ1&プレミア

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担当:大重正人

会心の勝利だった水曜日から、中2日。明日土曜日16時から、清水エスパルスを日立台で迎え撃ちます。ゴールデンウィークの連戦で、早くも試合を迎えますが、吉田監督はこの日程について「あまり気にしていないというか、これまでたくさんピークになるだろうというところは迎えてきた。中国の遠征も環境面、ホテルなども含めて、かなりハードでなかなかタフなものでしたから。それも何ということなく乗り越えてきたので、そのハードさは特に感じてはいないです。選手たちは本当に淡々としています」といたって自然に、清水戦へ向けて調整してきました。

エスパルスに対してのイメージは「本当に予想がまったく立たない。ほとんどの試合でメンバー、システムが変わっています。もちろんスカウティングをいつも通りしていて、ただ何十通りもあるわけじゃないので、いくつか考えられる中、あとは考えられないことが起こる可能性を少しでも削って、予想の範疇を1つでも増やして臨めればと考えています」

ここまで1勝2分5敗のエスパルスですが、192cmの長澤選手、2年前のACLにてセントラルコースト時代に対戦した186cmのデューク選手ら高身長の選手もいます。メディアからは失点が続いているセットプレーへの警戒、守備についても質疑応答がありました。何とかして失点を食い止め、勝利につながる成果を今回こそ残したいところです。そしてここまでのリーグ戦3勝はすべてアウェイゲーム。今度こそ日立台のサポーターに勝利を届けたい一戦です。

また、明日は「ダブルヘッダー」でもあります。16時キックオフ@スタジアムのエスパルス戦の前、11時からU-18チームによるプレミアリーグが行われます。ここまで2分1敗と勝利がないレイソルU-18、今回は昇格組ながら、これまで幾度も激戦を繰り広げてきた強敵FC東京を迎えます。スタジアムが13時45分開場ですから、その前お早めに起こしの方は、こちらへのご観戦、応援をお願いいたします。Jリーグ開催のため、通常と多少運営ルールが変わっておりますので、下記案内をご確認ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2015/013529.html