2016年5月29日

横浜戦

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担当:大重正人

悔しさが大きく募る敗戦、0-3の完敗に終わりました。これぞというマリノスのストロングポイントが分かっているなかで、セットプレーやその流れから3失点。中村俊輔選手という希代のプレイスキッカーがいて、そこに大型選手が勢いをもって飛び込んでくる。ここでやられてはいけないと分かっていながら防ぎきれなかったのには、マリノスの高いプレー精度もあったでしょうし、その前にレイソルはファウルをしない、セットプレーを与えないというところで万全を期すことができなかった。レイソルはマリノスにとってはこれ以上ない狙い通りの試合になりましたし、レイソルとしてはこれ以上ない痛恨の展開となってしまいました。

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「前半からボールを保持して、チャンスを作り、決定機もあった」と下平監督。鎌田選手の決まればノミネートゴール間違いなしだったであろう、すばらしいミドルシュートはクロスバーに阻まれ、また左サイドへの大きな展開からディエゴ選手がゴール前にあわせた場面も決定的なチャンスでした。チャンスをたくさん作り出すことは非常にポジティブなことですが、決定機が試合の中でその一回しか訪れないかもしれません。

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勝負にはちょっとした分岐点や、時の運が左右することもあります。「次郎の素晴らしいミドルシュートがポストに当たって、GKに当たって入ったりすることもある。あれが入ったり入らなかったりというのは運のところもあると思います。ただ、その運をつかむには、どれだけその試合に思い入れがあったとか、数ミリ数センチのところを引き寄せるための何かを普段から出していないと引き寄せられない。普段のトレーニングから常に細かいところにこだわってやっていくことが、得点が入ることや、運を引き寄せることにつながってくると思って取り組んでいきたいと思います」。

下平監督の言うように、普段のトレーニングから意識を高くもって、その一回を決められるかどうかに、これまで以上にこだわって取り組んでいかなければなりません。いい内容を、いい結果に。こういう悔しい敗戦を繰り返してはいけません。来たる6月5日のナビスコカップは、セットプレーに強いサガン鳥栖を相手に、グループ突破を懸けて戦います。勝負へのこだわり、勝負強さが問われる、タイトル獲得へと続く大一番です。それまでの日々を実りあるものにして、週末の成果に表れるようにしなければなりません。今日は横浜に大挙詰めかけてくださったサポーターのみなさんへ、今度こそ勝利を。今日も大変な暑さのなかご声援をありがとうございました!

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2016年5月28日

明日はマリノス戦

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担当:大重正人

まずニュースでもお知らせしましたが、新しいユニフォームスポンサーが決定しました。株式会社ジールホールディング様です。代表を務められているのは、薮崎真哉さん。その名前を聞いて、15年以上レイソルを応援いただいている方にはすぐにお分かりでしょう。1997年から2002年まで選手としてレイソルに在籍されていました。引退後はビジネスの道に転進し、2008年に起業。そしてこのたび、ユニフォームスポンサーとしてレイソルをサポートいただけることになりました。

下平監督は現役時代に薮崎さんとチームメイトでした。監督は「起業してから、いつかレイソルのスポンサーになりたいって言ってくれてたんだよ」と大変嬉しそうに話し、今回のサポートに対して大きな感謝の気持ちを表していました。トップチームのユニフォーム背面、そしてトレーニングウェアの背面にも掲出されます。ユニフォームへの圧着が完了し、明日のマリノス戦から、背中の裾の部分に「Zeal Holdings」という大きなバナーを背負って、大きなサポートを受けながら選手たちが戦います。

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そのマリノス戦。1stステージは残り4節となりましたが少しでも上の順位をめざし、また年間勝ち点上位からのチャンピオンシップ→ACL出場という道のためにも、1試合も無駄にすることはできません。「攻めていてカウンターを食らう試合が続いているので、そこは気をつけたいと思いますし、カウンターに対する守備のトレーニングもやってきました。マリノスは守備がしっかりしているし、あとは中村俊輔選手のセットプレー。セットプレーはもちろん、ファウルにも気をつけなければいけないし、あとは俊輔や斎藤学くんのように一発で決められる選手にも気をつけなければいけない」と下平監督は細心の注意を払いながら、試合に向けて準備を進めてきました。

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マリノスとは今季2度目の対戦。4月6日のナビスコカップで、下平レイソルは記念すべき第一歩となる初勝利をあげました。フレッシュなメンバーがピッチを駆け回り、90分間躍動。立ち上がりの失点にも下を向くことなく、中川選手の見事なミドルシュート、そして増嶋選手のセットプレーからの2発で逆転勝利をおさめました。そしてその一勝をきっかけにして、チームは自信を取り戻して、連勝を7にまで伸ばしました。

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あす敵味方ともメンバーは変わるかもしれませんが、それでも約2ヶ月前を思い出させるような躍動したプレー、球際のファイトや気迫、献身的なランニング、そしてチームが連動したアタックを再現して欲しいと思います。13時キックオフ、最高気温27度の厳しいコンディションが予想されていますが、選手たちへの後押しをどうぞお願いいたします。そして柏へ白星を持ち帰りましょう!

2016年5月27日

スカパー!『Football Future』

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担当:大重正人

先月から始まったスカパー!のユース専門番組『Football Future』。来月放送の第2回にて、レイソルU-18の永井俊太監督のインタビューが放送されます。今日は解説者の水沼貴史さんが日立台のスタジアムにお越しくださいまして、VIPルームにて対談が行われました。

「君のお父さんは僕の大先輩だから!君のお父さんの試合を国立で見て、僕はプロサッカー選手になりたいって思ったんだよ!『赤き血のイレブン』だよ!!」と熱く語る水沼さん。浦和南高校出身の水沼さんにとって、永井監督のお父さん、良和さんは浦和南高校の大先輩。のちに『赤き血のイレブン』というサッカー漫画の舞台と主役のモデルにもなった日本サッカー史に残る方です。「そうだったんですか~でもあんまり分からなくて(苦笑)」という俊太監督。現在33歳ですからね。。。

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現在中断中のプレミアリーグの話題、また今春思いがけずコーチから監督に立場が変わりながらも、日々熱心に選手たちの指導にあたる青年監督の思いなどが、さっそく来週放送されます。※スカパー!未契約者様も無料でご視聴いただけますので、ぜひご覧ください!
『Football Future #2』
■スカチャン1(スカパー!CS801/スカパー!プレミアムサービスCh.581)
6月2日(木)21:00~ほか
■スカパー!オンデマンド(PC、スマホ、タブレット) 6月2日(木)21:00~配信開始
■BSスカパー!6月5日(日)13:30~ほか

そして明日は、クラブユース全国大会進出を懸けて大一番に挑みます。16時から人工芝グラウンドでジェフ千葉との「千葉ダービー」です。このラウンド16に勝ってベスト8に入れば全国大会出場決定です。午前はトップチームのトレーニング、14時からは千葉県リーグのU-18のBチームによる市立船橋高校B戦もありますので、ぜひ日立台のグラウンドでの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

2016年5月21日

福岡戦

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担当:大重正人

「今日は絶対負けてはいけない。絶対に負けられない」。

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選手たちとサポーターの必死の思いが最後の最後に実っての劇的な逆転勝利に日立台は最高の歓喜に包まれました。後半35分、中川選手の体力と気力を振り絞ってのチェイシングからボールを奪い返し、伊東選手からディエゴ選手へ。左足に持ちかえての得意のプレーから力強い突進、そして左足でゴールへ流し込んで、日立台は「まだ10分もある。ここから逆転できる」、そんな確信めいた雰囲気へと一変しました。

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その6分後の後半41分。ここも球際の争いからでした。ビルドアップのボールを失いそうになりますが、ここで栗澤選手や中川選手が身体を張ってボールをつなぎ、武富選手から伊東選手へ。ドリブルでのフェイクで中央の飛び込みを待ちながら柔らかなクロス。ここへ飛び込んできたのが、輪湖選手でした。「右サイドは突破できる選手が多い。突破することを信じて飛び込んだら本当にボールが丁度良く来たので、あとは気持ちで当てるだけだった。逆転を信じて走った結果です」。

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ピッチで喜びを分かち合った後、時間を気にしながらも、ピッチサイドへ駆け寄ってきたワコ。ベンチメンバーたちのもとへ抱き付きました。「チームで戦っているということが一つと、少し前まで怪我で試合に出ていない時もあったし、ベンチで見ている時もあった。そういった時にベンチに駆け寄ってくれるのが嬉しかったし、ベンチの選手とも喜びたくて駆け寄った」。態勢優位の状況から一転ひっくり返されての再逆転。苦しい状況が続いていただけに、喜びもひとしおだったことでしょう。

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ただ、立ち上がりの6分に、ディエゴ、中川、武富の前線3枚のすばらしい連携から、早くも先制。その後もボールを長く保持し、ディエゴ選手の左足シュートのポスト直撃が2回、セットプレーからの鎌田選手の惜しいヘディングもあるなど、2点目が決まれば試合の流れを完全に引き寄せられるような展開にありながら、前半1点にとどまったことが、苦しい試合にしてしまった一つの要因です。

「誰も戦ってない!球際もっとくらいついて」。レイソルのヘッドコーチを長年務めたアビスパの井原監督から受けた檄が、アビスパの選手の目を覚まさせました。と同時に「後半、少し足が止まった。前半できていたコンパクトな守りが保てず、セカンドボールも拾えなかった(栗澤選手)」と明らかに劣勢に立たされた後半立ち上がり。立て続けにゴールを割られ、前半とはうってかわっての思いもしなかった展開に、まさに凍るような思いでした。「勝ったとはいえ、反省すべき点は多い」。栗澤選手だけでなく、劇的な逆転勝利に包みこまれないように、どうしてこういう試合になってしまったという点はそれぞれが自覚しているでしょうし、次のマリノス戦までにまた修正、改善を図っていかなければなりません。

とはいえ、今日の試合が勝ち点0に終わるか、3点上積みできるかどうか、結果として非常に大きな勝利となりました。「追いついてから残り10分ほど、サポーターの後押しのおかげで逆転ゴールが取れたと思っています」。下平監督は会見の冒頭で、サポーターの応援への感謝、この日立台の雰囲気のアドバンテージを語りました。3試合未勝利からの1勝が、また次の1勝へとつながるはずです。この雰囲気を作ってくださったサポーターのみなさんに勝利をお届けすることができて本当に良かったです。今日もすばらしく、最後まであきらめない応援をありがとうございました。

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そして今日、大谷選手の全治6週間の負傷をお知らせしました。レイソルにとって唯一無二の代えがたい存在ですが、タニが焦らずにしっかり完治させて戻ってこられるよう、チームメイトたちの奮起、成長を期待しています。

最後に明日、ロアッソ熊本のホームゲームが日立台でおこなわれます。キックオフは15時からですが、13時からの一般開場後も、熊本ゆかりのタレントさんやマスコットの来場、サッカー漫画の巨匠によるチャリティーサイン会、グッズの販売、熊本の現状をお伝えするパネル展など、「熊本地震復興支援マッチ」としてたくさんのイベントが実施されます。日立台公園での当日券販売もありますので、熊本への支援のため、またサッカーを楽しむ、応援するために、レイソルサポーターのみなさんのたくさんのご来場をお待ちしております!

■チケット販売について
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2574
■観戦ルールについて
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2598
■試合イベントについて
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2602
■『がんばろう九州・熊本 チカラをひとつに。タオルマフラー』のロアッソ熊本バージョン販売
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2594

2016年5月20日

明日は福岡戦

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担当:大重正人

公式戦4試合ぶりの勝利をめざし、あすアビスパ福岡戦を迎えます。3月23日のナビスコカップでも今季一度対戦があり、2-2の引き分け。前半に2点を先行される非常に厳しい展開から2点を取り返しての引き分け。レイソルはさらに逆転できそうな展開でしたし、アビスパも一時は2点のリードを奪っただけに、両者とも「勝てた試合」という悔いを、ここで晴らしたいというリターンマッチになります。

下平監督は「新潟戦はカウンターを何回か食らってしまった。その修正は練習でも確認したし、新潟戦がいい意味で反省材料となるように、ミーティングでは映像を使って話をしました。ボール保持率やシュート数がそのまま勝ちに直結するとは限らないというのは、この間のゲームで選手自身も身に沁みて感じたと思う。そこを真摯に捉えて、勝ちに持っていけるようにしなければいけないし、カウンター対策や攻撃のやり方などを練ってきました」と前節の悔しい結果を覆そうと、中2日の限られた時間のなかでも、最大限の成果をめざして取り組んできました。

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ウェリントン選手という大型センターフォワードは非常に高く強く、3月の試合でもそこをめがけてのロングボールを起点にピンチを作られました。また最終ラインをはじめ180cm以上の選手がそろってのセットプレーもアビスパの大きな武器です。セットプレー、PKと連続失点した3月の轍は踏んではいけません。セットプレーの集中力、フィードのあとのセカンドボールの球際。ここは絶対に緩めてはいけないところです。ハードワークを徹底して、90分走り続ける選手たちへの声援が、あと1m、あと一歩への後押しになります。明日も日立台でのご声援をよろしくお願いいたします。

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明日は「野田ホームタウンデー」の日です。先着1000名様に抽選券が配布され、黒酢米コシヒカリ2合(300g)と朝採り枝豆300g」が100名様にプレゼントされます。オフィシャルスーツをサプライいただいている『order suits SADA』のオーダースーツ予約販売会も実施されます。当日スーツをご予約・ご購入いただいた方から抽選で寄せ書きサイン入り試合球や、オリジナルポスターをプレゼント。またオーダースーツや公式ネクタイ、ポスターが当たる抽選会も実施されますので、ぜひSADAブースにお集まりください。

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2016年5月19日

週末は「日立台連戦」

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担当:大重正人

週末は日立台で2連戦。まず土曜日ですが、15時からリーグ戦のアビスパ福岡戦です。川崎戦で連勝が止まり、広島とはアウェイで引き分け。この勝ち点1を価値あるものにつなげるには、この福岡戦での勝利が必要です。ぜひ日立台を圧倒的なホームの雰囲気にしていただいて、選手たちを後押しいただきたく、ご来場をどうぞよろしくお願いいたします。

放送関連では、NHKFMラジオの千葉エリアにて「柏レイソル応援実況中継」をいただけることになりました。これまでも情報番組「ひるどき情報ちば」の『ちばスポ』コーナーで選手インタビューを放送いただいています。明日5/20は11時すぎから中谷進之介選手が登場します。また後日同局サイトにて放送を聞くことができますので、ぜひお楽しみに!
http://www.nhk.or.jp/chiba/movie_radio/index-hirudoki.html

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また試合当日はおなじみのパッパラー河合さんが出演され、現在応援メッセージを下記サイトにて受付中ですので、ぜひ選手たちへの熱い応援の気持ちをお送りください。
http://www.nhk.or.jp/chiba/program/b-det0011.html

その翌日日曜日は、15時からJ2リーグのロアッソ熊本vs水戸ホーリーホック戦が、この日立台で代替開催されます。試合に関するお知らせ、チケットの購入方法などはロアッソHPに掲載されていますので、下記リンクよりご確認ください。

■チケット販売について
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2574
■観戦ルールについて
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2598
■試合イベントについて
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2602
■『がんばろう九州・熊本 チカラをひとつに。タオルマフラー』のロアッソ熊本バージョン販売
http://roasso-k.com/news/news_view.htm?id=2594

そして最後に、レイソルに在籍していた清川浩行監督、そして藏川洋平選手からこの試合に向けてのメッセージを寄せていただきましたので、ここでご紹介させていただきます。

【清川監督】
このたびの熊本地震により、多くの皆様から、ご支援、ご声援いただきましたことに感謝いたします。また、5/22のロアッソ熊本のホームゲームを日立柏サッカー場で戦うことができるのも、柏のレイソルのフロント、チームの皆様をはじめ、関係者の皆様のご協力のおかげです。ありがとうございます。5/22の試合では、皆さんに元気な姿を見せ、勝ちにこだわったプレーで、スタジアムに来場される皆さん、熊本の皆さんに、元気を届けたいと思います。

【藏川選手】
まず、熊本のために沢山のご支援ありがとうございます。そして、スタジアムで試合をさせていただけることも大変嬉しく思います。本当はロアッソ熊本がJ1の舞台に昇格して、日立柏サッカー場で柏レイソルと試合をしたい気持ちですが、それは来シーズン以降の目標にします。この復興試合では柏レイソルとロアッソ熊本のサポーターの皆さんに、まだまだ元気な姿をみせたいです。そして、少しでも熊本の皆さんが元気になっていただけるよう精一杯頑張ります!

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2016年5月18日

新潟戦

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担当:大重正人

キックオフからボールを保持し、ゲームの主導権を握っていたように見えましたが、レイソルU-18出身のGK川浪吾郎選手の好守もあってゴールを決めきるというところで得点できなかった前半。そんななか、より攻撃的にしかけていったところでボールを失い、大きく広がったスペースへのカウンターを許して、先制点を与えてしまいました。

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ディエゴ選手、武富選手と攻撃のカードを切って、一時はセットプレーから同点に追いつき、さあここからというサポーターの皆さんの作り出した日立台の雰囲気で逆転を狙いましたが、その6分後にビルドアップのパスを奪われたところからの相手のすばらしいボレーシュートが決まり、再びビハインド。最後は猛攻撃をしかけましたが、あと一歩決定的な場面でのシュートシーンを作り出せないままタイムアップ。勝ち点7にとどまり、残りあと1試合。ナビスコカップのグループリーグ突破へ厳しい状況となりました。

下平監督は「決定機を多く作りながらなかなか入らず、逆に少ないチャンスをものにされた。ただ、新潟さんの球際やカウンターは鋭く、ピンチを招くシーンを多く作られてしまった。その辺はうちの攻撃の仕方などをもう少し整理していかなければ、こういうチームにはカウンターを受けてしまう。数多くあった決定機をもっと確実に決めていくことは、日々のトレーニングからしっかりと改善していきたい」と大きな悔いの残る表情で試合を振り返りました。

選手たちのコメントからも、個々から悔いの言葉や反省点が聞かれました。
中谷選手「リスクマネジメントで、2人が同じ所にカバーしに行ってしまったので、そこはコーチングとかで守れたと思う。そこはビデオを見て修正したい」
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伊東選手「仕掛ける回数は多かったけれど、相手を抜いてクロスまでいく場面が少なかった。シュートの精度も良くなかった」

桐畑選手「ボールを支配する時間はうちの方が多かったけれど、自分達のミスから相手に勢いをつけてしまったので、そこはみんなで反省して土曜日の試合につなげたいと思う」
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中川選手「いつもと違うポジションで、いつもと違うスタイルで、意識をしながら臨んだけれど、僕のアイデアのなさ、それが全てだった。後半は僕の所から発進することが多かったなかで、相手にとって恐いプレーができず悔いが残る試合になった」

すべてがまったく駄目だったという試合ではなかったと見えましたが、やはり11人+3人の出場選手のプレー、ベンチワーク、戦術、試合への準備、90分通して集中力、球際、攻守の切り替えなど、すべてを出し切って、それらの要素がしっかり噛みあって、より100%に迫るような内容でなければ、勝利という結果は得られません。簡単に勝てる試合などありません。川崎戦、広島戦、新潟戦と3試合勝利から遠ざかっていますが、いま一度自分たちのやるべきことを整理し、中2日の中でもしっかり疲労を回復させ、コンディションを整え、今度は土曜日、リーグ戦のアビスパ福岡戦に挑みます。

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2016年5月17日

明日はナビスコ新潟戦

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担当:大重正人

今週は、ミッドウィークにも試合があり、しかも日立台での2連戦です。明日水曜日、19時からナビスコカップの第5節、アルビレックス新潟戦を迎えます。ナビスコカップは7チームによるグループリーグで2位以内に入れば、8強によるノックアウトステージへ進めます。レイソルはここまで4試合を終えて、2勝1分1敗の勝ち点7。首位のベガルタ仙台は勝ち点8ですが、今節は試合がありませんので、勝てばグループ首位に躍り出るチャンスです。レイソルは第6節がお休みで、第7節の鳥栖戦にベスト8進出を懸けます。

中2日でリーグ戦の福岡戦も控えている状況ですが、下平監督は「ナビスコに関してはグループ突破も懸かっていて、勝ちにいかなければいけないし、すぐに中2日でリーグ戦もあるので、そちらも当然大事な試合。両方大事だという位置付けで考えています」と1試合ごとにその試合でのベストメンバーを選び、全力で戦うスタンスは変わりありません。

先日の広島戦では8選手が入れかわり、また今週から代表遠征でGK中村選手とDF中山選手が不在で、ここ2試合ナビスコカップでの活躍が目立つルーキーDF湯澤選手が出場停止。今回もどんな選手たちがピッチに立つのか、そしてどんなアグレッシブな戦いを見せてくれるのか。ぜひお楽しみにしていただいて、ぜひ日立台で応援をいただければと思います!

昨日ニュースでお知らせしましたが、今季2回目のポスター配布「イエロー作戦」を20日金曜日から実施いたします。柏駅東口の大幕はすでに4月からお披露目させていただいていますが、山中、秋野、小林、中村、中谷とレイソルアカデミー出身の5選手による縦型ポスターとなります。リオ五輪をはじめとする日本代表として、そしてレイソルとしてまた再びACLの舞台へ、という思いを引き続き「柏から世界へ」の言葉で表現しました。

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配布場所は、これまでと同様に、「サッカーショップKAMO柏店」、「スーパースポーツゼビオ モラージュ柏店」、「スーパースポーツゼビオ かしわ沼南WOOWCITY店」、「かしわインフォメーションセンター」と、新しく「パレット柏 市民活動サポートコーナー」を加えた5か所となります。

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「パレット柏」は先月末に柏駅東口にオープンしたDayOneタワーの3階にあり、市民活動の、文化交流などを目的とした施設です。こちらに桐畑選手のユニフォームなど、レイソルの展示ブースもあります。

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その一角にある「市民活動サポートコーナー」は、これまで配布頂いていた柏市民活動センターが移設されたもので、新しく配布のご協力をいただけることになりました。柏市民のみなさんはもちろん、我孫子市・印西市・鎌ケ谷市・白井市・流山市・野田市・松戸市のホームタウンエリアの皆様、さらにそれ以外のレイソルサポーターのみなさんのエリアにも、このイエローポスターを展開頂き、レイソルの若き選手たちをぜひアピールください!
http://blog.reysol.co.jp/news/2016/014659.html

2016年5月14日

広島戦

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担当:大重正人

広島との激闘はスコアレスドロー、攻撃にも守備にも両者90分激しくぶつかりあって、勝ち点1を分け合いました。今季から試合前にインスタグラムやツイッターで選手写真のムービーにてスターティングイレブンをお知らせしていますが、まずはその構成に驚かれたことと思います。前節の川崎戦から8人もの入れ替え。ただ、もちろん下平監督の意図や狙いがありました。「まずはフレッシュな選手たちであること。そして広島に対して、ボールを保持したいというゲームプランがあって、中盤には栗澤、茨田、秋野と保持できる選手たちを起用しました」

川崎戦では「それぞれ頑張って走っていた。でもそれがチームとして連動できていなかった」と大谷選手が振り返りましたが、この日の守備時には茨田選手がディエゴ選手と並んで1stディフェンダーとなりました。「広島さんにボールを持たせると、なかなか返ってこない。前線を機動力のある茨田にして、速くプレッシャーをかけたかった」。茨田選手は攻撃時はボランチの位置、後半はメンバー交代に合わせ、右サイドハーフ、そして最後は右サイドバックも務め「ユーティリティな部分を発揮してくれた(下平監督)」と攻守両面でチームに貢献しました。

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この日は時折広島の鋭いカウンターを受けることもありましたが、大きな流れはどちらのチームもマイボールにしてからボールをしっかり展開する中で、攻撃の時間と守備の時間がはっきり分かれるような展開。押し込まれる時間もありましたが、前線からのプレスをかけ、辛抱強く追い続け、狙い通りに中盤でボールカットする場面を何度もつくりだしました。

そして2試合ぶりのクリーンシート。その立役者のひとりは、GK中村航輔選手でした。前後半合わせて3度だったと思いますが、決定的なピンチを作られましたものの、ウタカ選手、浅野選手との1対1をブロックし、柴崎選手のコントロールショットも抜群の反応で弾きだしました。試合前にはU-23日本代表のトゥーロン国際大会のメンバーにも選ばれ「オリンピックに向けてメンバー選考に関わってくる。いい準備をして臨みたいです」と、彼らしく落ち着いた口調で話しました。来週16日から5月末まで、フランスで本大会直前の大きな大会に挑みます。

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前節で山中選手と伊東選手とレイソルが誇る両ウイング、サイドアタッカーが負傷し、広島戦を心配された方もいるかもしれませんが、「速くは飛べないかもしれないけど、また違う翼でしっかり飛ぶことはできると思います」と監督が自信をもって送り出した一人が、ルーキーの湯澤聖人選手。4月20日のナビスコカップ以来の出場、そして記念すべきJリーグ初出場の相手が王者広島というビッグマッチとなりました。

対面はJ屈指のサイドアタッカー、柏選手。前半は「相手を警戒して、ちょっと様子を見てしまった。間合いを取って抜かれないことばかり意識してしまった」と攻撃面で持ち味を出し切れませんでしたが、後半は一転して攻勢に出ました。実際にマッチアップしてみて「後半はいけると思って、仕掛けました」とフィジカルを活かした敵陣での力強い突破でチャンスを作り出し、81分までプレー。「しっかり準備してきたつもりでしたが、足がつってしまった。自分のポジションは90分出ないといけないし、まだまだ無駄な動きが多い」と反省の弁。それでも、広島相手にこれだけのプレーができたことは、ルーキーにとってまたひとつ大きな自信になったことでしょう。

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チームは翌土曜日に柏へ戻り、リカバリー。来週は水曜日にナビスコカップの新潟戦、グループ突破への正念場です。そして週末土曜日はリーグ戦の福岡戦。ここをしっかりものにすることで、今日の勝ち点1がまた大きな意味を持つことになります。そして日曜日にはロアッソのホームゲームと、「日立台3連戦」です。まずはレイソルのホームゲーム2試合にたくさんのサポーターの皆さんにお集まりください!日曜は熊本の復興支援試合へのご協力もどうぞよろしくお願いいたします。遠く広島でのご声援、ありがとうございました!

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2016年5月12日

広島へ

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担当:大重正人

破竹の勢いに乗ってのリーグ戦5連勝、5試合連続完封が続いていたレイソルですが、前節の川崎戦でストップ。そして迎える次節は、明日金曜日の開催です。アウェイでのサンフレッチェ広島戦、ディフェンディングチャンピオンに挑みます。レイソルより1試合消化が少ないながら、レイソルの勝ち点18から1点だけ少ない17ポイント。ACLを終え、Jリーグでの戦いにシフトした前節の鳥栖戦は3-0と攻守ともに完勝をおさめています。今回はここまでフル出場中のDF中谷選手が累積警告で出場停止ですが、出場のチャンスを得た選手たちに穴を埋めて余りあるプレーを期待したいところです!

その鳥栖戦で2ゴールを挙げた、FWピーター ウタカ選手。現在9得点でゴールランキング単独トップに立つストライカーです。下平監督も「ウタカはまず警戒しないといけない」と真っ先に名前があがりました。「そしてチームとして経験があり。しっかり守備ブロックを作って、そこから速い攻撃があり、また押し込んだ状態からも攻撃ができる。万能で、しっかり自分たちの戦いができるチーム」と分析します。

前節対戦した川崎同様に、広島にはチームで連動したビルドアップ、パスワークがあり、また後方からのフィード一本に抜け出せる浅野選手のような快足アタッカーがいます。川崎戦ではレイソルのプレスをかいくぐられましたが、今回はいかに修正し、広島の多彩で巧みな攻撃に対し、どこに狙いを付けて、また運動量豊富に闘うことができるか。そしていい守備からいい攻撃へ。また、川崎戦のように守勢に回る時間を減らし、いかにマイボールの時間を増やせるか。それでもこの連勝中は上位や優勝経験クラブを相手に堂々の戦いを見せてきただけに、明日も王者に対してもまったく臆することなく躍動したプレーを期待し、サポーターのみなさまにも応援をいただければと思います。

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今日、J1リーグの第15節(6月11日)から、2ndステージ第8節(8月13日)までのキックオフ時刻が発表されました。レイソルの試合はホーム、アウェイともすべて19時キックオフとなっています。
/game/results/

また今日の発表に合わせまして、今週末から、今季4回目のホームゲームチケット販売が始まります。対象試合は、6/11仙台戦、6/25湘南戦、7/2新潟戦。アソシエイツ会員様向けの先行販売は5月14日(土)午前10時から、一般販売は5月22日(日)午前10時からとなっておりますので、ぜひお早目にローソンチケットにてお買い求めください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2016/014642.html

そして最後に、2ndステージの9試合分がセットになった『ハーフシーズンチケット』も販売します。ホーム最終戦まで、9試合分のお席が必ず確保でき、1試合あたりの価格が通常の販売価格よりもお安くなります。席種もホーム側全席種ご用意しております。ご購入特典として、1席につきオリジナル防水スマートフォンケースをプレゼント!年間シートをお持ちでない方は、ぜひ後半戦は「フル参戦」でのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
http://blog.reysol.co.jp/news/2016/014643.html

2016年5月 8日

川崎戦

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担当:大重正人

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今季日立台最高の13,977人もの両チームサポーターを集めて、大きな注目と期待といただいた大一番。1点をリードされた前半30分、セットプレーから中谷進之介選手の嬉しい嬉しいプロ初ゴール、J1初ゴールで試合を振り出しに戻しましたが、後半立ち上がりに連続失点。フロンターレの攻撃力をとめ切れず、今季最多の3失点。5試合連続無失点と、5連勝はここで途切れる結果に終わってしまいました。

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「勝てば上位に食らいついていける大事な一戦を落としてしまって率直に悔しい」と悔しさをあらわにした下平監督。試合後の選手たちからは一様にいい守備ができなかったという悔しさが聞かれました。連続無失点の要因について下平監督は近日よく質問を受けていましたが、「ディフェンスラインだけでなく、チーム全体としての守備が機能している」と回答していました。

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試合後の会見では「前半から主導権を握られて、気候的に暑かったのもあり、プレッシャーのかけどころ、糸口が見つからずにボールを持たれる展開から失点してしまった」とまず守備面での苦戦を挙げました。一方で「あれだけ攻め込まれてチャンスを与えてしまうと失点してしまう。それよりもこちらの攻撃の時間が少なかったのが大きな問題。マイボールだったとしてもすぐに相手に渡してしまう展開が多かった。もちろん守備の修正もするが、しっかりとボールを持って攻撃する時間帯を増やすところに手をつけたい」とも説明しました。

いい守備からいい攻撃へ、という言葉が今のレイソルからは良く聞かれますが、攻撃の時間を長くして、守備の時間を短くできれば、必然的にピンチの回数は減るでしょう。また相手を押し込むことによって相手の陣形が崩れ、失ったボールをまたすぐに奪い返すというサイクル。いい攻撃がいい守備へ、そしてまた攻撃へとつながる好サイクルをいかに生み出せるか。まず監督は就任当初から失点減少、守備の安定に力を入れ、それが連続完封という成果に結びつきました。

ただ守備も攻撃もあるのがサッカーで、そこに切り替えの瞬間があり、どれかだけが良ければ勝てるというものでもありません。今日のフロンターレには優勝争いに加わるだけの攻守両面の高い実力を見せ付けられました。ただこういうチームに勝たなければ優勝できないわけですし、この敗戦を受けて、もっともっとやらなければいけないという思いを全員が強くしたはずです。またここから再出発です。日立台のチケットが完売になるほど、黄色一色に染めて、期待して、応援してくださったサポーターのみなさんに、これからも着実に成長している姿、そしてひとつでも多くの勝利をお届けしなければなりません。

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最後に、みなさんが一番心配されている山中亮輔選手ですが、右足の太ももを痛め、負傷交代となりました。下平監督が会見で「恐らく大きなケガを負ったと思います。U-23代表(5/9~11)に呼ばれていましたけど、辞退することになるでしょう」と話し、大変に沈痛の表情でした。代表参加や負傷の状況などは診断の結果を待って、判明次第お知らせいたします。

2016年5月 7日

明日は川崎戦

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担当:大重正人

まず昨日ですが、U-23日本代表の発表があり、レイソルからは山中亮輔選手、そして伊東純也選手の2人が、5月11日の親善試合、ガーナ代表戦に参加します。山中選手はずっとこのチームの主力を形成してきましたので順当かと思いますが、「まだトゥーロン(5月中旬から日本代表が参加するフランスでの国際大会)もありますし、まずはこの柏で試合に出られていることが自分にとってポジティブなことで、チームで結果を出すことが代表にもつながっていくと思います。まずは川崎戦で頑張りたい」と明日の大一番に意気込みます。

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そして今回メディアでも大きく取り上げられた伊東選手。昨年末の候補合宿以来の代表で、先日の鹿島戦と甲府戦での大活躍も今回の選出に大きな追い風となったことでしょう。ただいつもの彼らしい飄々とした様子で「頑張ります」とまず一言。「でも(オリンピックを)意識しないと言ったら嘘になるけど、まずは川崎戦に集中して、いい結果を出して代表へ行きたいです」とこちらも闘志を燃やしています。

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その川崎フロンターレ戦。現在勝ち点21、レイソルは18点。ここで勝てばレイソルがポイントで並び、さらに上位を捕える大きなチャンス、大一番となりました。4月20日のナビスコカップでは、1-1の同点から、アディショナルタイムで武富選手の劇的な決勝ゴールが決まり、現在の公式戦7連勝につながる大きな勢いをもたらしました。その経験もふまえ、下平監督は試合に向けて、こうコメントしました。

「ボールを握る時間帯と、握られる時間帯がはっきりするゲームになると予想しています。そこでどれだけ自分たちのペースを握れるか、またボールを握られた時にどれだけ耐えられるかがポイント。この前の対戦からイメージは大きく変わらないが、前回とはタレントが違うので、注意する選手というのは当然出てくる。中村憲剛選手からのホットラインなどはより気をつけないといけない」。前回途中出場だった中村選手や小林悠選手、そして欠場していたエース大久保選手もこの日立台の決戦に照準を合わせてきていることでしょう。

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目下リーグトップの得点力の川崎、そして5試合連続完封中のレイソル。レイソルはこれまで通りに全員守備全員攻撃でハードワークを90分続けることができれば、まちがいなくいい結果が得られるはずです。ゴールデンウイークの最終日、この上位対決、そして連勝中のレイソルに大きな期待をこめて、チケットはほぼ完売です。お早目にコンビニのローソンやミニストップにてお買い求めください。

また明日は「ローソンエキサイトマッチ」として開催されます。6日からのローソンでのお買い物レシート800円分(税込み)、または明日の場内ローソン売店での800円分(税込み)のお買い物で、ローソン福引大会に参加できます。「LAWSON」ロゴを掲出しておりますトレーニングウェアやレプリカユニフォームなど選手サイン入りウェアを含む豪華賞品が合計49名様にあたり、また参加賞としてステッカーのプレゼントもあります。ぜひローソンでお買い物いただいて、ご参加ください。

2016年5月 5日

甲府戦

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担当:大重正人

ディエゴ選手の2ゴール、守っても90分無失点でしのぎ切って、これでリーグ戦5連勝。勝ち点を18に伸ばし、首位浦和の22点(1試合未消化)、川崎の21点、鹿島の20点に続く4位の座を守り、上位にまた接近しました。そしてこれで5試合連続完封、これはJ1制覇した2011年の4試合連続を上回る、クラブ新記録となりました。

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前半の早い時間に先制。後半に追加点を挙げ、その2点を守り切る。「いいゲーム運びができた」と下平監督が振り返る通り、理想的な展開ではありました。しかし立ち上がり、甲府の激しいディフェンスから押し込まれ、そしてペナルティエリア付近でファウル。嫌な位置だと誰もが思ったことでしょう。甲府のキッカーはクリスティアーノ選手でしたから。GK中村選手の指示で壁を作り、なんとかゴールを阻もうとジャンプ。大きく曲がり落ちるシュートは枠に当たり、ボールは弾かれ、レイソルは救われました。

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そして12分。自陣のビルドアップからDF中山選手のくさびのパス。ディエゴ→山中→田中とダイレクトでつながると、左サイドから田中選手がクロス。武富選手のヘディングシュートをGKが弾いたところ、ディエゴ選手が難なくプッシュして先制点を奪います。ただしリードは奪ったものの、その後も一進一退の攻防が続きます。

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ハーフタイムには監督から「いつもよりも守備のブロックが甘い」とゲキと修正を与えられた選手たち。あらためて自分たちのやるべきことを整理し、いい守備からいい攻撃へとつなげていきます。2点目も最終ラインからの縦パスが起点となりました。鎌田選手からのスルーパスを受けた伊東選手が得意のドリブルでしかけます。

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「松橋さんの守備、田中さんがマンツーマンでついてきたり、自分が知られている分、やりにくいところもありました」という厳しい状況ではありました。それでも「相手が3人自分の所に来たので、ディエゴがフリーなのはわかっていた」「自分がマンツーで付かれた分、タケくんがフリーになっていた」と冷静に周囲の状況を把握し、最善のプレーを的確にこなして、ディエゴ選手の2点目へとつなげました。

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甲府には1200人以上のレイソルサポーターが詰めかけ、ビジタースタンドは今日も黄色一色でした。大きな声援の後押しを受けて、今日も選手たちは90分走り続け、勝ち点3を手にすることができました。来たる日曜日は、川崎フロンターレ戦です。週末も日立台へお集まりいただいて、最高の雰囲気のなか、目下2位の強敵フロンターレを迎え撃ちましょう。今日もご声援ありがとうございました。

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2016年5月 3日

甲府戦と5/22熊本戦

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担当:大重正人

リーグ戦4連勝、ナビスコカップを合わせると6連勝。テレビや雑誌、WEBやSNSでレイソルの名前や黄色い写真を本当によく目にする毎日です。こうして大きく取り上げられることは嬉しいことですが、「ここで緩めたら、落ちるのは簡単。連勝してもだれも満足していないし、まだ一番上にもなっていない。もっと上をめざして、さらに勝ちながら、内容も追及していきながら、結果を残していきたい」と大谷キャプテンの姿勢はこれまでと変わりありません。

明日対戦するヴァンフォーレ甲府は、ここまで2勝4分3敗の勝ち点10.リーグ11位。ここ4試合は無敗で勝ち点を着実に追加しています。チーム11得点中、半分以上の6点をクリスティアーノ選手が挙げています。彼についての詳しい紹介はここでは必要ないでしょう。パワフルなドリブルとカウンター、強烈なシュート、そして精度の高い直接フリーキック。昨年レイソルに多くのゴールと勝利をもたらしてくれたクリスが、強敵となって立ちはだかります。

「やっぱりクリスにはしっかり警戒しないといけない。フリーキックも持っているので、無駄なファウルには注意したい」(下平監督)「まずカウンター、タメも作れるし、ゴールも獲れて、セットプレーの一発もある。クリスに仕事をさせないことが、イコール甲府に仕事をさせないということにもなる(大谷選手)」。もちろん甲府らしい堅いディフェンスは健在で、いかにボールを動かしてこじ開けられるか。いい守備でリズムを作ったこの連勝中とは、また違った試合になるかもしれませんし、またひとつの試金石となる試合です。

ゴールデンウィーク中の大型渋滞が予想されますし、まずお車で小瀬まで遠征される方はどうぞ安全運転におつとめください。またテレビでは通常のスカパー!に加え、NHK-BS1での生放送もあります。スタジアムやテレビで明日も勝利の念をピッチの選手たちに送り続けてください。

昨日、Jリーグやロアッソ熊本さんからも発表があったように、5月22日のロアッソのホームゲーム・水戸戦を、日立台で開催することが決まりました。先日、ロアッソのホームスタジアム(うまかな・よかなスタジアム)での試合開催が困難というお知らせがありましたが、Jリーグやロアッソ熊本、またレイソルの監督も務められた池谷友良社長から試合会場使用のお話をいただき、レイソルとしてご協力させていただくこととなりました。

先日よりおこなっておりますレイソルのホームゲームでの募金、またアンデルソン選手の練習参加に続く、支援活動の一つとして、微力ではありますが少しでもお力になれればというという思いです。話は少し異なりますが、2014年12月のリーグ最終戦では大雪のため、新潟vs柏の試合をカシマスタジアムで開催頂き、スタジアムやアントラーズの方々のご協力もいただいたこともありました。こうした非常のときに感謝や助け合いの気持ちをもち合って、同じJリーグのクラブを少しでもサポートできればと思います。

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またロアッソとレイソルにはたくさんの人のつながりもあります。5月1日、レイソルでの最終練習日となったアンデルソン選手とチーム全員で記念撮影もおこないました。先述の池谷社長に加え、現在の清川浩行監督は日立製作所でプレーし、レイソルアカデミーで長年指導されていました。財前恵一ヘッドコーチ、飯田正吾チーム統括部長、熊谷雅彦主務もレイソルでプレーされています。またレイソルの右サイドバックとして一時代を支えた藏川洋平選手、今年の8月で39歳を迎えますが、まだまだ現役で活躍中です。南雄太選手(現横浜FC)、北嶋秀朗選手(現新潟ヘッドコーチ)がレイソルから当時移籍し、アカデミー出身の仲間隼斗選手(現讃岐)もプレーしました。

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ロアッソからレイソルには、稲田康志選手が移籍加入し、武富孝介選手は2年間の期限付き移籍でお世話になっています。今年から加わった神山通訳は昨年までロアッソに在籍していました。レイソルアカデミーには熊本出身の井上敬太コーチ、吉田裕志コーチもいます。

レイソルとしましては、主催されるロアッソ熊本や対戦クラブの水戸ホーリーホックによるこの試合が通常通り、無事に進行されるように、また来場されるサポーターの方々、サッカーファンの皆様がこの試合を楽しみ、熱く応援いただけるように、5月22日まで準備を進めてまいります。

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またレイソルサポーターのみなさんにとっても、この週は、18日水曜日にナビスコカップ新潟戦、21日土曜日にはリーグ戦の福岡戦があり、日立台で公式戦3試合がおこなわれるという珍しいケースとなります。この両試合にもぜひともご来場いただいて、この前の神戸戦のようなすばらしい応援をお願いいたしますが、このロアッソ戦も同じような日立台のすばらしい雰囲気を作れるように、チケットをお買い求めいただいて、ご観戦や応援をいただくことが、ひとつの支援にもつながります。右サイドを駆け上がる藏川選手の久々の雄姿、また水戸の元レイソル兵働選手、またアカデミー出身の白井、麦倉選手のプレーも見られるかもしれません。試合観戦のご案内は、決定次第ロアッソのホームページに掲載されますので、そちらもご確認ください。