2016年7月14日

中村航輔、柏市長を訪問

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担当:大重正人

今日は午前から柏市役所へ。中村航輔選手がリオ五輪代表選出を受けて、柏市の秋山浩保市長を表敬訪問いたしました。11時30分に市長応接室へ入ると、地元柏市のメディアのみなさまを中心に10人以上の方々がカメラを構えてお待ちでした。やはり地元柏からオリンピックに出場するという選手への大きなご期待や注目を改めて感じました。

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まず中村選手から意気込みのご挨拶です。「まずは今日このような機会を設けていただきまして、ありがとうございました。オリンピックが近づくにつれ、皆さんの期待を強く感じています。その期待に沿うようなプレーや結果を、リオの地で出せるように精一杯プレーしてきます」。

また同行した、瀧川龍一郎社長からもご挨拶です。「いつも応援いただいてありがとうございます。中村航輔選手は柏の守護神としてレイソルを助けてくれていますが、今度は日本を助ける立場として、まさに『柏から世界へ』の言葉通り、活躍の場を世界へ移し、柏の代表として、日本の代表として、必ずや活躍してくれることを期待しています」

そして秋山市長からの激励のお言葉をいただきました。「代表入りおめでとうございます。試合でも守護神として活躍されることを期待していますし、日本からテレビで観戦、応援しております。五輪ではスーパーセーブを見せていただいて、日本に、レイソルに『中村あり』というところを見せていただきたいと思います。ぜひ頑張ってきてください」

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同じ柏の出身選手や、拠点を構えている選手による寄せ書きにも、サインを入れさせていただきましたが、私たちの合言葉「柏から世界へ」の文字も!レイソルのファン・サポーター、柏をはじめとするホームタウンエリアの市民のみなさん、小さなころからここまでお世話になってきた多くのみなさん、レイソルのチームメイト、アカデミーの選手やコーチ。数えきれないほどの人たちの応援と後押しを受けて、リオで太陽のように輝いてくれることでしょう!!

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そんなコウスケは、この名選手からも熱いエールをいただきました。
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先日、ウェブサイト「ゲキサカ」にて、川口能活選手との対談がおこなわれました。現在SC相模原でプレーする川口選手は1975年生まれの現在40歳。いまから20年前の1996年7月22日。アトランタ五輪のグループリーグ初戦のブラジル戦、日本サッカー史に残る「マイアミの奇跡」を果たした一員であることはあまりに有名です。1995年2月生まれのコウスケにとっては「さすがに映像でしか見たことがありません」という伝説の快挙でした。

昨年のJ2最終節が初対戦初対面だった2人。その時はJ1昇格プレーオフへ向けた大一番だったこともあって、コウスケはきちんとご挨拶ができていなかったそうで、実際にお話しするのはこの日が初めてでした。「能活さんは本当にレジェンドですから」。緊張しきりのコウスケでしたが、逆に川口選手から「今度はお前たちの世代が伝説を作っていくんだから」と大変に重いエールをいただきました。ほかにも、代表として世界と戦ってきた経験談、互いに通ずるキーパー論など、和やかなムードながら深い対話が続きました。7月下旬に同サイトにて公開予定です。またアップされましたらSNSを通してお知らせいたします。

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そして、先日よりお知らせしている「Jリーグサッカーキング」のレイソル特集号。すべての原稿デザインが本日完了しました。来週23日の発売に向けて準備が進められていますが、もちろんコウスケも登場します。現在レイソルのゴールを守る3人、オフィシャルライターの鈴木潤さんに「N3」と名付けられたトリオが、ピッチ上と変わらず息の合ったトークを展開しました。こちらもどうぞお楽しみに!

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2016年7月14日

広島戦

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担当:大重正人

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いまだにタイムアップの瞬間のように、力が抜けたような感覚です。選手やスタッフ、そしてこの日立台で声を張り上げて応援いただいたサポーターのみなさんが一番そうかもしれません。61分に同点に追いついて、残り30分。さあここから。大逆転をめざして戦い、大逆転を期待して応援し続けた30数分間でした。今日は正直どこから書いていいか、わからないような試合です。

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今日も立ち上がりから、いいスタートを切りました。この時間帯に先制したいと思っていた矢先、セットプレーからのヘディングシュート!ゴールを決めたのは中山雄太選手、待望のプロ初ゴールでした。「ゴールを決められたのは非常に嬉しいです。でもそれ以上に今日は試合の結果、内容に悔いの残るものがあった」。そこから展開は一変します。

31分、43分と連続失点。果敢にシュートブロックに飛び込んだ末のディフレクション、GK中村選手が懸命に腕を伸ばしましたが、わずかに届きません。ここは何とか2失点で食い止め後半へ持ち込みたいところで、広島に畳みかけられ、サイドからのクロスをヘディングで合わされて3失点目。

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この日、大谷秀和選手が5月18日以来、約2か月ぶりに試合復帰、いきなりの先発起用でした。立ち上がりからアンカーのポジションで攻撃のリズムを生み出し、久々のブランクを感じさせないプレーでした。しかし失点が続き、チームメイトを必死に鼓舞する役目を果たさざるを得なくなりました。「当たって入るというのはサッカーにはあるし、それを不運で終わらせてはいけないし、そこにはそうなってしまった原因がある」。中山選手も「不運でまとめてしまえば、多くのゴールについて言えること。その前に断ち切るという部分で自分の力がまだまだ足りないと感じている」。失点場面以外にも決定的な場面を多く作られ、ゴールマウスに3度もシュートが阻まれる幸運もありました。

ハーフタイム。サイドからの1対1を仕掛けられての失点に下平監督はチーム全体の守備の間延びを指摘し、「もっとコンパクトに。もっと早くスライドしろ!勇気をもってラインを上げろ」と指示し、また攻撃では「焦れずに、前が詰まっても、何度も何度も繰り返せ!」と送り出します。左サイドで起点を作り、大谷選手が右サイドへ大きなサイドチェンジ。これを受けた伊東選手が1対1をしかけ、柔らかなクロスをディエゴ選手がヘッドで叩き込み、2-3。

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その5分後。丁寧なビルドアップで前進し、中谷選手からの鋭いくさびはクリアされるも、それを拾っての2次攻撃。左サイドからクリスのクロス、伊東選手の落としに飛び込んだディエゴが倒されてPKのホイッスル。これをクリスが慎重に沈めて、レイソル復帰3戦目にしての初ゴール。試合を振り出しに戻すとともに、日立台のボルテージをこれ以上なく爆発させました。PK獲得の笛から、ボールをセットして、ゴール。そして反撃へ。この間日立台に響き続けた「突き進め柏、止まらない柏。俺らは叫ぶ、行け柏」の応援歌。2014年のナビスコ準決勝2ndレグの広島戦を思いだすような、味方への後押しと相手への重圧。今日の反撃は、この日立台でだからこそできたことだと強く思っています。日立台が生き返りました。

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ただ、このサポーターの後押し、流れのなかで、4点目が獲れるチーム、勝ち点3を獲れるチームにならなければいけない。それを選手たちが一番痛感しています。まだまだ足りません。攻勢に出た時間で獲りきること、攻撃の時間を長くすること、守勢に回っても踏ん張り切ること。失点しても気落ちせず、反撃できるという自信を持ち続けること。今日は途中出場で切り札として起用された秋野選手、小林選手に大きな大きな期待を込めて。いかに彼らがチームを勝ちに導ける存在に成長していけるか。一方で1-0から1-3にされた試合を、3-3まで押し返すというのは、力がなければできないことでもあります。このポテンシャルを確実な真の力にしていけるように、今日の内容を反省し、良かったところは継続し、一日一日のトレーニングや試合をもっと成果のあるものにしていかなければなりません。来たる日曜日、味スタでのFC東京戦、今度こそ勝利と喜びを。