2017年5月11日

ルヴァン仙台戦

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担当:大重正人

平日水曜日のアウェイ仙台戦。おそらく200人ほどのサポーターの方々が駆けつけてくださいました。先週末のセレッソ戦に比べれば、数は大きく違いましたが、その分一人一人が選手たちの力になろうと声をはりあげ、ユアスタの屋根に反響する応援歌は逆サイドまで本当によく届いていました。だからこそ、勝利という最高のお返しをできなかったことが本当に残念でなりません。

立ち上がりから、攻守に勢いよく、アグレッシブにスタートした選手たち。試合が動いたのは13分、右サイドからディエゴ選手が力強く突破。ラインぎりぎりのところで持ちこたえながらマイナスの折り返し、ここに待ち構えていたのはドゥドゥ選手でした。「今日こそはゴールを決めてやろうと思っていた。自分はディエゴからのパスをはめ込むだけで済んだ得点」。先週のジュビロ戦ではすばらしいプレーを見せながら、二度の決定機を逃していました。先週同様にディエゴからのアシストを実らせ、真っ先にディエゴに飛びついて喜びを爆発させました。

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先ほども書きましたが、この日出場していた選手たちには先週のジュビロ戦の逆転負けが、色濃く残っていたはずです。今日も「1-0」とリード。そこからディエゴ選手や伊東選手に訪れた決定機を相手GKの好守にはばまれ、押し込まれる時間が続きました。3バックのベガルタは、両サイドのウイングバックがサイドに大きく開いて攻撃の起点に。レイソルの4-4-2のシステムが懸命にスライドして対応するも、後半13分には輪湖選手を投入して、最終ラインは5人で守る形になりました。

相手のクロスを何本も受けながら、懸命に跳ね返し続けます。残り時間が減っていく中で、なんとか耐え抜いていた選手たちでしたが、アディショナルタイム、時計は後半50分に差し掛かっていたラストワンプレーで力尽きました。細貝選手の回顧です。「後半はチーム全体で守りに入る時間が早かった。ボールを奪ってから前に出ていくことや、前に良いボールを供給していくことがチームとして足りなかった。守りに入ったなかで守り切れなかったことは課題。チームとしてどういう風に守っていくのかも共有していかないといけない」。

先週の逆転負けもあり、今日はどんな形でも結果にこだわり、ゴールを固めて守り切るということに集中していました。そこで1-0で守り切れるのも強いチーム、2点目3点目と追加点を獲れるのも強いチーム。ここ数試合、ずっと先制し、いい流れを作っていく中で、カップ戦もリーグ戦も、1-0からいかにゲームを運んで自分たちのものにできるか。これから暑さが厳しくなる中で上位に食らいついていくためには、チームとしてまた一つ上のレベルにならなければいけません。中山雄太選手がこの仙台戦を最後に、U-20日本代表に向かいました。ここから続く、東京、磐田、大宮、浦和のリーグ戦4試合。連勝中で結果が出ている今だからこそ、この課題に答えを出すような結果を期待したいと思います。