2017年10月13日

明日は札幌戦

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担当:大重正人

2週間のJリーグ中断期間が明け、待ちわびたJ1リーグのリスタートです。日本代表から中村航輔選手、韓国代表からキムボギョン選手が戻り、チーム一丸となって、優勝、ACL出場権をめざして戦う残り6試合です。14日土曜日、13時からアウェイ札幌戦です。

今季3回目の対戦になります。5月のルヴァンカップは1-2で敗戦。グループ突破の可能性が消えていたレイソルは、ルーキーの橋口選手、U-18からトップ登録されている宮本選手が初出場初先発し、貴重な実戦経験を得ました。宮本選手は目の覚めるようなミドルシュートを突き刺し、17歳ながら鮮烈な印象を残しました。一方グループ突破をめざし、ほぼフルメンバーで戦った札幌は、守備は5バックで固めながら、ビルドアップからしっかりボールをつなぎ、また前線には都倉選手というJ屈指のターゲットを置いて、長短のボールで攻めてきました。
【試合動画】https://youtu.be/atiqoGCiodQ

ルヴァンで敗れはしましたが、この戦いぶりをチームとして体感できたことは6月のリーグ戦に生きたかもしれません。クリスのPKで先制するも、後半17分にヘイス選手に直接FKを決められて1-1に。その後は高身長のDFを並べた堅い守りに大変苦戦し、ドローも覚悟した後半43分。右サイドの背後をとったディエゴが見事な切り返しで相手を置き去りにし、得意の巻き込むような左足シュートでゴールゲット。今年、日立台が最も興奮と感動に包まれた劇的なゴールで勝利をものにしました。
【試合動画】https://youtu.be/tDqu9MpCquc

あれから3か月半が経ち、札幌には実績ある選手が加わりました。FWジェイ選手、DF石川直樹選手です。ジュビロでの2シーズンで35得点、190cmの身長を生かしたパワフルなプレー、左足のシュートも大きな武器です。そして石川選手、レイソルU-18出身のイシが仙台から札幌に復帰しました。ここ6試合先発出場を続け、2勝2分2敗と勝ち点獲得に貢献しています。タイのプレーメーカー、チャナティップ選手の左足とゲームメイクは非常に危険です。

さらにルヴァンでもゴールを許した福森選手の左足の精度、プレイスキックはJリーグ屈指、セットプレーのピンチを何としても食い止めねばなりません。同じくルヴァンでやられた小野選手のヒールパス、芸術的で意外性あふれるプレーは健在。それぞれが個性的なストロングポイントを持っているチームという印象です。現在の順位は14位で28ポイント。現在16位の甲府が27ポイント、15位の広島も27ポイントと、J1生き残りを懸けて死に物狂いで戦ってきます。レイソルは前節甲府戦で3ポイントを落としました。5バックで固める守備をパスワークで崩すのか、前線の個の力で打ち砕くのか、固められる前の速攻をしかけるのか。同じ轍はもう二度と踏めません。頂点へは勝つしかありません。