2017年10月24日

今週は川崎2連戦

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担当:大重正人

川崎2連戦です。8月7日の天皇杯組み合わせ抽選会の結果があり、9月20日のラウンド16でガンバ大阪を下して、この10月最終週の天皇杯→リーグ戦というフロンターレとの連戦が決まりました。以来、この1週間をどういった状況で迎えられるか。サポーターの皆さんも、今とは違う状況を期待し、想像し、楽しみにしていたことと思います。私もそうでした。このみなさんの期待はチケットの売れ行きにも表れ、みるみると残数が少なくなっていきました。そして本日完売になりました。

我々の期待通りにこの10月末を迎えることはできませんでした。それでも、柏レイソルにとって、2017シーズンに何を得るかどうか、そういう大きな瀬戸際の連戦に変わりはありません。成果を得られるチャンスは存分に残っています。まぎれもないビッグウィークです。この対戦のヒストリーを2分20秒のムービーにしました。すでにご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、今一度、明日へ向けて気持ちを高めていただければと思います。

天皇杯は、2年ぶりにベスト8まで勝ち残ってきました。2回戦でブリオベッカ浦安を1-0、苦しい苦しい試合をハモンの一発でものにしました。3回戦は、クリスとディエゴのゴールで大分に2-0、ラウンド16はクリスの2点と古賀選手のプロ初ゴールで3-2と勝ち上がりました。レイソルが誇るブラジルトリオがしっかりと結果を残し、チームを上のラウンドへ牽引してくれています。

前回のリーグ戦は無念の出場停止となったクリス。NACKへ駆けつけてチームをサポートしましたが勝ち点3を逃した直後で、この1週間には並々ならぬ思いで備えてきました。「天皇杯は優勝を狙わなければいけないし、それがACLへの一番の近道。天皇杯もリーグも大事だが、天皇杯は優勝を狙う、リーグは3位以内に入る、その目標に向けてブレずにやっていきます。戦う気持ちを前面に出して勝ちにいきたい」

対するフロンターレは、現在リーグ戦2位。リーグ戦で敗れたのは7月29日が最後。以来10試合で7勝3分と無敗とつづけ、その間3得点以上の試合が6試合もあります。ACLこそ、準決勝でレッズに敗れましたが、ルヴァンカップは3勝1敗で決勝進出、そしてこの天皇杯も2-0、4-0、4-1と複数得点で勝ち上がってきました。特に鮮烈だったのが10/14の仙台戦、前半を0-2のビハインド、さらに1人退場という窮地から、82分、84分、87分と10人で大逆転勝利。

レイソルがタイトルを獲った年を思い出します。0-2から逆転した2011年8月の川崎戦や2012年天皇杯準々決勝の大宮戦。戦前に主力5人を欠きながら1-0で逃げ切った2013年ナビスコカップ。こんな奇跡的な出来事が、それまでの勢いをさらに加速させて、タイトルへ突き進んでいく。2014年ラストの7連勝もそうでした。今のフロンターレには、力に加えて、そんな勢いが加わっているようにすら感じます。

今季のレイソルは、ここまで5位につけ、上位争いに加わってきましたが、どこか爆発的な勢いに乗るような勝利を得たり、流れは作り出せていないように思います。この失意の3試合の中から、もう一度這い上がり、上位を取り戻していくには、この連戦での勝利が何よりの力になるでしょう。ヒストリームービーにも載せましたが、2016年夏には5-2、前年春にも4-1と、優勢をささやかれていた川崎に強烈な一撃を繰り出しました。この窮地でこそ強敵相手に真正面から、今の力のすべてをぶつけてほしいと思います。

キックオフは19時30分、開場は17時です。17時30分からはレイソルU-14が出場する前座試合もあります。チケット販売や観戦ルールなどのお知らせはこちらからご確認ください。
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015936.html

またNHK-BS1では生中継があります。スタジアムで、テレビ放送で、「柏から世界へ」の道を突き進めるように、大きな大きな応援をよろしくお願いいたします。