2017年12月21日

土曜は天皇杯セミファイナル

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担当:大重正人

12月2日のリーグ最終戦から3週間。ほとんどのクラブが2017シーズンを終えた中で、我々柏レイソルには、まだ力のすべてを注いで挑む大会が残っています。しかもタイトルまであと2試合というこれ以上ないチャンスを目の前にして。大谷キャプテンは「この時期でもサッカーができる喜びを感じているし、とても嬉しいこと。みんなのテンションもとても高いですよ。ACLを目指している自分たちは、この天皇杯で何とかして出場権を獲りたいし、タイトルもあと2つ勝てば獲れる。若い選手にとって、タイトルはものすごく大きな経験になるし、必ずあとにつながる」と第92回大会以来、5大会ぶりの優勝を懸けて、思いを強くしています。奇しくもその大会と同じ対戦となる準決勝。そこで大きく輝いたヤマが、今度はユニフォームを青く変え、レイソルに立ち向かってきます。

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木曜日、下平監督が2018シーズンも指揮をとることを発表いたしました。「また来年も柏レイソルの監督をやらせてもらうことになり光栄に思います。今年は残りわずかですが、来シーズンに向けての準備を含めて、よりよいシーズンで終えられるようにしたい」と抱負を述べました。

その上で迎える今季の集大成、天皇杯です。「今季立ち上げ時のチームの目標として、ACL出場権獲得と勝ち点60を掲げてやってきた。勝ち点60はクリアしたが、ACL獲得までは至らなかったので、この天皇杯というタイトルを獲りたいという思いと合わせ、チャンピオンになって出場権を獲りたいという思いがあります。クラブとしても選手たちも『タイトル』には強い思いがある。何が何でも獲りたい」(下平監督)

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対するマリノスとは、今季1勝1分。4月のホームでは前半25分と27分、クリスティアーノ選手のPK、中川選手のプッシュと、電光石火の連続得点で主導権を握ると、斎藤学選手を封じるという大きなタスクを果たした守備陣の働きもあり2-0で完封勝利。逆に9月のアウェイ戦では、前半からその斎藤選手を中心とした左サイドからの攻撃に防戦一方となり、前半9分の失点から本当に圧倒された前半でした。後半開始から下平監督が動き、武富選手の投入から流れを引き寄せ、88分にクリスの鮮やかな直接フリーキックでドローに持ち込みました。ACL出場を争ったライバルに勝ち点3を与えなかったことは非常に大きく、事実クリスのゴールがなければ、リーグ戦の最終順位は4位マリノス、5位レイソルとちょうど入れ替わるところでした。相手から勝ち点を奪った、価値あるドローでした。

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「マリノスはオーガナイズされていて(組織的で)、整っているチーム。攻撃ではしっかり後ろからビルドアップして、ワイドには速くて強いアタッカーが揃っていて要注意です。守備は、中澤選手を中心に非常に堅いという印象を持っています。対戦相手としては簡単なゲームにはならないと思いますが、攻守で自分たちのやりたいことをしっかり発揮して勝利に繋げたい」(下平監督)

お互いに前線からの守備や、素早い攻撃、セットプレーの強さなどスタイルが似通っています。ゆえにストロングポイントを出しあう真っ向勝負必至の予感です。ただ、ここまでくれば、すべては結果。内容よりも結果、何より勝利が最優先です。延長戦やPK戦も想定しながら、ゲームを進め、ここぞという勝負どころを絶対に逃してはなりません。

会場の等々力には、通常のアウェイゲームよりも多い、先日のカシマスタジアムの一角を埋めたサポーターの倍以上のチケットが売れています。ただ、まだレイソル側の自由席には残席もあるようです。応援する方々にとっても、こういった体力や精神を削り合って戦うような死闘にはなかなか臨めるものではありません。23日は土曜の祝日、15時5分キックオフ。我こそはという方、ぜひぜひ等々力へ参戦ください。死闘に挑み乗り越えた人にこそ、元日の栄光は降り注ぎます。そのために一人でも多くのサポーターを、相手を上回る大きな手拍子と歌声を。「柏から世界へ」を懸けて、残り2試合、共に戦ってください!
★観戦ルールやチケット購入方法はこちらから
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/016040.html

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