2018年3月 6日

ACL初勝利

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担当:大重正人

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今日はとにかく「勝ち点3を取ること」をマストに目標に掲げて試合に臨んだ。
下平監督の言葉通り、まずは勝利という、何より求めていた「結果」を手にしたこと。これがすべてだと思います。スコアは1-0、シュート数は12本、記者会見ではメディアの方からも「前半は良い内容には見えませんでした」という言葉もあったように、着々と得点を積み重ねていくような試合にはなりませんでしたが、それでも失点を抑え、切り札として途中投入した伊東選手のゴールを守り切って、勝ち点3を逃してはならない正念場を何とかクリアしました。

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今日は、先週のマリノス戦から続けて先発したのは、中村選手、パク選手、小泉選手の3人だけ。ここで新たな出場の機会を得て、チームのためになりたいという思いや、何とか自身をアピールしたいという思いもあったことでしょう。いつもとは違うポジション、隣や前後の並びが変わっていたりと、また相手も通常の3バックから4バックに変わっていて、簡単ではなかったはずです。

ミスをしてもいいから思い切りやろう。ボールを失ったら必死に戻ればいい。どんどんクロスを入れていこう。ハーフタイムには下平監督からはそんな後押しの声もありました。そこから生まれたのが亀川選手のクロス。「J(伊東)にはクロスの時は左で上げる時もあるし、右に切り返した時は流れ込んできて欲しいと練習の時から話している。そういった所が上手く出て、今日の得点に繋がったと思う。決めてくれる人がいるからアシストになる。Jが上手く決めてくれてアシストという形になって良かった」。Jのところにできた歓喜の輪が、すぐにカメのところへ移ったのも、周りがその好プレーを認めたからのことでしょう。

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右サイドで今季初先発だった今井選手もそうですがサイドバックというポジションは本当にハードで、4バックの一角としてゴールを守り、またサイドでは1対1で絶対に負けられません。そこから一転して攻撃に移れば、猛ダッシュで駆け上がります。大外からオーバーラップしてもなかなかボールが来ないこともあります。それでもそうしたダイナミックな動きが相手の陣形を崩し、ゴールにつながることもあります。今日は共に守備陣としての働きを全うしながら、攻撃にもどんどん絡んで、この1-0という僅少差での勝利にしっかり貢献してくれました。

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これでACLは初勝利。ここまでの3試合、グループステージ3試合を終えて、1勝1分1敗の勝ち点4。もう一つの全北vs天津は派手な打ち合いの末、6-3で全北が勝利。勝ち点9となり大きく抜け出した一方で、レイソルは天津に勝ち点4で並ぶことができました。グループ突破へは2位通過を目指すのが現実的な目標となりました。今日、仮に天津が勝っていれば7ポイントに。全北が6ポイント、レイソルが4ポイントという状態になっていれば本当に苦しくなっていましたから、この状況はポジティブにとらえて、残りの3試合に向かっていくべきです。

来週のアウェイ傑志戦では勝ち点3がマストで、5戦目のホーム全北戦で1ポイントでも多く勝ち点を奪えるか。そして最終戦のアウェイ天津戦が直接対決という構図になりそうです。ちなみに同勝ち点で並んだ場合=本日の状況で言えば、天津が2位、レイソルが3位です。

ACLのグループステージで勝ち点が並んだ場合は、直接対戦の内容で順位が決定されます。
【1】当該チームの間の対戦成績(勝点、得失点差、総得点、アウェイゴールの順に優先)
【2】得失点差
【3】総得点数
【4】二つのチームが【1】【2】【3】を適用した上で条件で並び、さらにその二つのチームがグループステージ最終戦で対戦している場合は、試合終了後にPK戦を行って勝ち抜きチームを決定
【5】反則ポイント
【6】所属する協会のAFCランキング

現時点では、【1】の「アウェイゴール数」で天津に上回られている状況です。こうした計算はグループが進んでいってから考えればよいことで、残り3試合3連勝すれば、間違いなくグループ突破ですから、目の前の一戦一戦を勝っていくことに集中して戦っていきたいと思います。

来たるゲームは、10日の土曜日。ホーム日立台で初めての週末のゲームです。平日のナイトゲームが続いていましたから、待ちに待っている方も多いと思います。対戦するのはセレッソ大阪、去年の二冠で相手に不足なしです!ぜひスタジアムへのご来場、応援をお願いいたします!!今日も熱い熱い応援をありがとうございました!

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