2018年4月17日

明日はACL天津戦

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担当:大重正人

天津での3日目。今日は試合前日のトレーニング、記者会見を消化しました。会場は昨日と異なり「天津奥林匹克体育中心体育場」、試合会場である天津オリンピックスタジアムへと場所を移しました。こちらは、天津にもうひとつあるプロサッカークラブ「天津泰達」のホームスタジアムですが、今回のACLでは天津権健のホームスタジアムとして3試合目の開催です。

収容人数は約60000人のビッグスタジアム。2層式のスタンドがフィールドをぐるっと一周取り巻いていて、屋根もその上に完備。ここが満員になって応援の歌声が響いたら、それはものすごい雰囲気になることでしょう。このスタジアムは2008年の北京オリンピックのサッカー会場となり、U-23日本代表がグループステージの1戦目、2戦目を戦いました。

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そのピッチに立っていたのが細貝萌選手でした。練習後に声をかけると「たしかにここで戦いましたね」と巨大なスタジアムを見渡しながら懐かしい表情でした。「そのオリンピックでは自分自身いい結果を残せなかったので、ここでしっかり勝って、良いイメージのスタジアムにできたらと思います。チームとして次のラウンドには行けませんが、ここに来ているメンバーでこの試合を全力で勝ちに行きますし、ここに来ているメンバーで消化試合だと思っている選手はいないし、勝って日本に戻りたい」と勝利へのこだわり、思いを語りました。

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ほかの選手たちも同じで、この試合に懸ける思いをこの試合にぶつけます。
「レイソルのユニフォームを着て戦う以上は勝利を目指さないといけない。ACL敗退が決まってしまったが、もう一度プライドを持って戦いたい」(中谷選手)
「ここで負けるのと勝つのでは次のJリーグを戦う上でチームの雰囲気が全然違ってくる。しっかり勝って、次のJリーグにいい雰囲気でつなげたい」(手塚選手)
「負けていい試合なんて1試合もないし、明日勝てばまたJリーグの方にフォーカスをおける。勢いよくまたどんどん勝ちが勝ちを呼ぶだろうし、勝てるようにやっていきたい」(滝本選手)
「この大舞台でまたみんなと一緒に戦えることを誇りに思います。レイソルのプライド、日本の魂を持って、必ず明日は勝てるように一丸となってやるしかない」(澤選手)

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ピッチは、芝が長く、それでいて凹凸がある、非常にタフな状況でした。日本ではあまり見られない状況ではありますが、中国の選手たちはこうした状況で日々戦っているからこそ、スピードやパワーといったフィジカルの強さ、球際の強さを身につけ、ACL有数のクラブに成長していっただろうかとも想像しました。我々がこの試合に勝つためには自分たちのスタイルを出しながらも、その時に応じて適切にやるべきことを判断し、何よりハードに戦うこと、走ることです。こちら現地で19時、日本時間で20時のキックオフ。こうした状況にも関わらず駆けつけてくれる50名ほどのサポーターの方々のために、そして自分のため、チームのために。力を出し切って戦い抜いてほしいと思います。