2018年5月20日

名古屋戦(中村航輔選手の容態について)

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担当:大重正人

まず、皆さん大変心配されている中村航輔選手についてのお知らせです。加藤望監督は試合後の会見で「ドクターが確認中。最初ちょっともうろうとした感じはあったが、意識ははっきりしていました」とお知らせしました。ラストプレー、航輔らしい本当に勇敢な飛び出しで、チームに勝ち点3をもたらしてくれましたが、空中でバランスを崩してそのままピッチに落下。担架で運ばれ、そのまま病院に向かい、検査を受けました。結果は、脳震盪、頸椎捻挫という診断を受けました。本日は大事を取って入院し、経過を観察することになりました。24日からの日本代表参加をふくめ、今後の状況が分かりましたら、また追ってお知らせさせていただきます。

アディショナルタイムを少し残しての試合終了というレフェリー判断となり、また航輔のアクシデントで騒然とした試合後になってしまいましたが、この試合は3-2で勝利。航輔をはじめ、身体を張ったプレーを続けた選手たちと加藤望監督の初陣を勝利で飾ることができました。

加藤監督がもたらした変化。いろいろある中で、私にとって最もインパクトが大きかったのは、キャプテンの交代です。今日キャプテンマークを巻いたキムボギョン選手が大谷選手からバトンを受け継ぎました。ボギョンは昨年の加入以来、チームの主力として欠かせない存在でしたが、今年は勝利した試合のあとに「このままじゃいけない」とチームメイトを叱咤するなど、リーダーシップも発揮していました。代表、イングランド、ACL優勝など、レイソルでは随一の世界経験を持ち「勝てるチーム」の強さを身をもって感じ取り、レイソルに伝えようとしてくれています。そして副キャプテンとしてサポートするのが栗澤選手とクリスティアーノ選手。2人も十分な経験とチーム内での信頼を集める存在です。そして大谷選手の存在感は役柄に左右されるものではないでしょうし、プレーヤーとしてまた一つ成長するための好機になるのではないでしょうか。

練習から全力を出し切ることを求めてきた加藤監督。それは、試合で最低限やらなければいけないことですし、練習でできないことは試合ではできません。「今週のトレーニングでは守備をどういう風に構築していくかという狙いの部分を1週間やれるだけやった」。ボールホルダーへの強いアプローチ、攻守の切り替え、前線からのアタック。これが実ったのが、まさしく1点目と3点目でした。1点目は失いかけたボールへの小池選手の守備から、3点目は相手のバックパスにプッシュした伊東選手から。これを江坂選手がしっかりと蹴りこみました。これを逃すか決めるか。決定力不足という課題を抱えていたレイソルの今日の結果は間違いなく変わっていました。ストライカーがしっかり自分の仕事を果たしてくれました。

あれだけ獲れなかったCKからの得点も生まれました。ヘディングを合わせたのは中山雄太選手でした。「実は昨日の練習で同じようなシチュエーションがあって、決められなかった。あれがあったから決められた」。練習での失敗を生かすことができました。また今日は中盤、ボランチでの起用に応えました。加藤監督は「彼のいいところ、ボールをしっかり引き出せてしっかりつなげるところをチームの中心と考えていて、彼の将来も含めて期待するところが大きく、今回頑張ってもらった」とその意図と期待を明かしました。雄太が勝負したいと明言していたボランチ、ここにも新しい変化が生まれていきそうです。

航輔が負傷したお知らせの反響の大きさに改めて驚いています。ツイッターやネット上でのコメントは、レイソルサポーターの方はもちろんですが、対戦相手だったグランパスの方、またそれ以外のクラブを応援している方からも本当に多くの心配と安堵の声をいただいています。「レイソルの中村航輔」、それは私たちの誇らしいことですが、他クラブの方からも力を認めてもらっていて、だからこそ日本代表に選ばれているのだと改めて今日思い知りました。レイソルという枠を超えて認められる存在なのだと。今日の出来事は大変ショッキングでしたが、でも最も起こってほしくないような状況ではなかったので、何とか回復して、ロシアへ行けるように祈るばかりです。これからも中村航輔選手への応援をどうぞよろしくお願いいたします。

2018年5月19日

加藤監督初陣&航輔代表へ

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担当:大重正人

加藤望監督の体制に代わり、約1週間。変化が感じられます。「バチバチと戦うような練習が増えている」と選手たちが言うようにトレーニングの内容はもちろん、この新しい体制で自分の力を出し切って、もちろん試合に出たい、自分を使ってほしいという気持ちが伝わってきます。声も良く出ています。「選手それぞれがいま持っているもの、練習から常に出してほしい」。加藤監督の要求、求める姿勢をチーム全体で表そうとしている感じがします。明日日曜日、アウェイ名古屋戦が「加藤レイソル」の初陣になります。

試合に向けた監督のコメントです。「監督が変わったことで、選手たちからはいったいどんなことをするんだろう、何を言うんだろうと、求められているように感じていて、それに自分も応えていこうという思いです。名古屋戦については、培ってきたことの延長線上にあるものもあれば、新しく加わるものもあるし、選手たちは迷わないように、力を発揮できるような形を考えて臨みたいと思います。

この1週間で大枠のところを伝えてきて、今度はそれを90分間どう作っていくのかいうところに試合を重ねて進んでいきたい。選手たちが一生懸命取り組んでくれているという手ごたえは感じています。名古屋という相手にどう戦うかは、まずは自分たちがやろうとしていることをぶつけられるか。そして自分たちの持っている武器をいかに使っていくか、というところになっていくと思います」。練習で見えてきた変化、メンバー選考で見せた変化、そして試合の90分で見せる変化。とても楽しみですし、選手もベンチも「勝ちたい」という気迫を前面に押し出した試合を期待したいと思います。

昨日、日本代表入りした中村航輔選手に向けても、監督の言葉がありました。
「このクラブから代表選手が選ばれたことは本当に名誉なことです。レイソルとはまた違ったものを背負ってやらなければいけないし、それなりの覚悟をもってプレーしてほしい。うちのチームの代表だということも示してもらいたい。負けたくないという気持ちが人一倍強い。サッカー選手として最も大事なものを持っているし、それをコントロールして、これからの糧にしていってほしい」。

そして中村航輔選手です。昨日の取材には大変多くのメディアに囲まれました。ちょうど1年前の5月に初の日本代表入りし、そして「常にワールドカップに出たいという思いは変わらなかった。その素晴らしい場所に行ける可能性があることを光栄に思います」。明日の名古屋戦を最後に、日本代表へ合流。5月30日のキリンチャレンジカップを経て、31日に本大会メンバーの発表が予定されています。まずは無事に、そしてしっかりと力を示して、柏から世界へ飛びたってほしいと思います!

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2018年5月13日

加藤 望監督就任

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本日、午前中から監督交代のお知らせをリリースしました。ファンサポーターの皆様には、近戦の結果も含めて、ご心配をおかけしておりましたが、加藤望ヘッドコーチの監督就任の決定をいたしました。

瀧川龍一郎社長より今回の決定の説明がありました。「下平監督を信頼してやってきて、昨年もあれだけの成績を獲得してくれました。持ち直してくれると思っていたが、昨年の終わりから同じような負け方が続き、改善が思うように進まないというものと、今の成績が重なり、昨日の試合後に話した中で、監督自身にも迷いというか、若干自信が揺らぐところも感じたので、このタイミングで代えるべきだと決断しました。

加藤望さんとはヘッドコーチ就任時から何度も話をしてきたが、選手としても指導者としてリーダーとして、人格的に素晴らしい方だと思っていたし、長い目でみれば将来的に監督になる器と感じていた。タイミングは想定外だったが、信頼して指揮をお任せしたいという話をしました。戦力的にも選手、スタッフを含めて決して勝てないメンバーではないと思っていますので、うまくまとめて、この緊急事態を立て直し、早く強い柏レイソルを戻していただけるようにお願いしています」

そして今日11時のリカバリー、14時からのトレーニングから、さっそく加藤望監督による新体制がスタートし、夕方にはお集まりのメディアの取材を受けました。そのコメントをまとめました。

「クラブも危機感を持って判断したと思います。それを一番感じて、やらなければいけないという思いです。もともとスタッフとしてこのチームにいた中で自分にもその責任はあるし、そういうものをしっかり受け止めながらやっていきたいと思います。いまのチームの課題は、勝てるゲームを落としているというところ。また勝った試合でもその勝ち方がしっかりしていたのかというのもある。そこを総合的に踏まえ、もう一回見直して、変えなければいけないところは変える。一方で良い部分もたくさんあるし、そういう部分を残しながらやっていければと思います。ここまでの積み重ねはあったと思いますが、現実を見ると良くも悪くもこういう結果になっている。よかったところ、悪かったところ、両方あると思いますが、そこを僕なりにしっかり見つめて、補っていきたい。

目指したいのは、選手がピッチの上で躍動するようなサッカー。ゴールに迫るところ、必死に守るところといったサッカー本来の楽しさや、選手それぞれの意志が見えるようなサッカーができればと思います。選手たちにまず求めるのは、自分の持っているものを最大限、日々練習から出すこと。持っているものを全て、その日出し惜しみせずにトレーニングから出していくということは選手の責任。それをどう方向付けしていくかというのが僕の責任。試合でゴール前の厳しさ、激しさ、本当にゴールを奪うぞという意志、そういうものが出るようなトレーニングをしていきたい」

こうした監督の求めるもの、もたらした変化はさっそく午後のトレーニングマッチで随所に表れたと思います。それまでのポジションでプレーした選手、少し違う立ち位置や並びでプレーした選手。今日はJリーグのチームではなくカテゴリーが異なる相手でしたが、それでも、この機に自分の現状を変えたいと目の色を変えて躍動していたように見えました。 細貝選手のペナルティエリアへの飛び出し、クロスに飛び込んだ宮本選手のヘディング、復帰戦となった山崎選手の見事なスルーパス、ハモンはハットトリック、そのうち一つはCKからのヘディングでした。今季得点のないCKからのゴール、これがきっかけとなればと思わずにいられません。

加藤監督も「自分の持っているものを、自分の特徴、持っているものを全て出してほしいと、同じように伝えました。今日のゲームは、昨日の川崎戦に出ていない選手たちがそういう意思を持って、特に前半は頑張っていた印象があります」と振り返りました。

初采配は来たる来週日曜日、アウェイ名古屋戦からとなります。
「もちろん勝つことを目標にやります。さらに、どう勝つかというところ、サッカーに対しての思い、この現状をどう捉えているか、こういう現実を見つめた大事なゲームだと思っている。勝ちにいくのは変わりません。

選手の起用については、自分の持っているものを全て出し切れるのかどうか。それが例えば、チーム状況とか周りの選手とか、そうではなくて、その状況の中で、置かれている立場でどう振る舞っていくかが大事だと思っているので、そこを基準に選手と接していきたいと思います。ただ、全くの白紙というわけでもないです。

例えば今日のトレーニングマッチに出た選手たちも、ここ数ヶ月どういう過ごし方をしてきたのかを見てきた。もちろんチームの全員を信頼していてみんなが戦える選手だと思っているが、そこで選手たちの心持ちも踏まえて、次のゲームでやってくれるであろう選手、信頼に値する選手たちを、その中で戦える選手を、どのくらいの熱量を持っているのかをという基準で選んでいければと思っています」

明日はオフ。火曜からトレーニングを再開し、日曜の名古屋戦へ備えます。この5日間、多くの時間ではありませんが、それでも変化への道筋を少しでも見つかられる時間でもあると思います。危機でもあり、そしてチャンスでもあります。選手たちとチームの変化を期待して見守りたいと思います。

2018年5月12日

川崎戦

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担当:大重正人

今日もまた、という終了間際の失点、そして敗戦。いつも守備の時は4-4-2という形でしたが、フロンターレの特徴を鑑みて、今日は4-5-1という形に変え、守備の意識を高く持って試合に臨みました。

その中で、立ち上がりの20分ぐらいまでは、フロンターレのプレッシングをレイソルのビルドアップがかわして優位に立ちました。あいだあいだのスペースにポジションを取り、そこへボールを送ると、一気にフリーの選手へと展開して攻め込みました。守ってもコンパクトに中央を固め、ボールを引っかけたり奪ったりして、リズムよく攻撃のサイクルを作り出しました。小泉慶選手のボール奪取、そして奪ってからの推進力は、あのボランチというポジションでこれまでのレイソルになかった大きなプラスとなっていました。

その後は、相手もさすがのパスワークを見せ、一進一退の展開のなる中で、伊東純也選手のすばらしいゴールが決まりました。小池選手とのコンビネーションで、ここ数試合のサイド突破からのアシストではなく、内を突いてのスルーパス。ゴールへ直線的に向かう2人の息の合ったポジショニングとスルーパス、そしてJの見事なターンと、GKのポジションを見ての落ち着いたシュート。前半を終えるまで、いつものように良い折り返しを迎えられました。

しかしです。特に後半から、フロンターレの攻撃力から想定していた展開とは言え、あまりにも押し込まれすぎました。跳ね返したボールは、孤立する1トップの江坂選手がキープするには厳しく、相手にセカンドボールを拾われ、ほぼハーフコートゲームになってしまいました。リードしている間はそう割り切ることも必要ですが、小林悠選手の、得点王になる選手はこうでなければならないというような、相手のミスを逃さず距離の如何を問わず決めるパワーと技術を見せつけられ、レイソルは一気に勢いを失ったように感じました。守りに入り盾を何枚重ねても、ゴールを奪うには刀で突き刺さなければいけません。後半は刀を抜く場面がほとんどなく、試合が終わってしまいました。

決勝ゴールを決めたのは、鈴木雄斗選手。レイソルの育成組織に所属した経験があり、父親の康仁さんは2004年から07年までレイソルのスカウトやGKコーチを務められました。私も1年だけ、チームでご一緒させていただいて、今日の試合前にメインスタンドで久々にごあいさつできました。「息子が出られるかどうかわからないよ」とおっしゃってましたが、こんな結末が待っているとは。鈴木選手の試合後のコメントにありましたが、この日立台での試合に強い思い入れを持ってくれていたようです。

ただ、我々にとっては、また繰り返されたクロスからの失点、時間帯。スタンドから席を立つ黄色いユニフォームが遠くに見えて、でもそのお気持ちも理解ができます。また期待を裏切ってしまい、本当に申し訳なく思います。どうやったら変えられるか。練習をするしかありません。失点を防ぐための練習、試合に勝つための練習。試合でできるようになるまで練習でやり続ける。意識を変える、やり方を変える。もっともっと手を尽くさなければなりません。

2018年5月11日

明日は川崎戦

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担当:大重正人

3月末から続いた連戦がようやく終わって迎える川崎フロンターレ戦です。ただ、この試合はACLグループステージ敗退でここに組まれることになったことを忘れてはなりません。グループ突破していれば、このミッドウィークには、タイのブリーラム戦か、中国の広州戦という過去対戦したアジアでのライバルとのリターンマッチが控えていました。悔しさや無念はいつまでも決して晴れるものではありません。

またイチから、いやゼロからのスタートです。現在リーグ戦で9位、5勝2分6敗。選手たちがいかに高い意識を持って戦えるか。現在直面している状況、決定力や終盤の失点という課題に向き合えているか。今週はミッドウィークに試合がありませんでした。リフレッシュ、休養、課題修正、コミュニケーション。いろんな取り組みのための時間がありました。その成果を、結果として見せなければいけません。

フロンターレは、優勝した昨シーズンに比べれば勝ち点を落としてしまった試合が多くありますが、監督も選手も大きな入れ替わりはなく、それ以上に大久保選手、齋藤学選手と実力実績あるアタッカーを補強しています。Jリーグ屈指の強敵に変わりありません。昨年はリーグ戦と天皇杯で3回の対戦、1敗1勝1分という結果でした。チャンピオンチームと互角かそれ以上に戦えていた印象です。

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「攻撃力の高いフロンターレを相手に守るだけでは苦しくなる。いかに自分たちの攻撃の時間を長くできるか」。下平監督はこうした考えをもって試合に臨み、レイソルは果敢に戦いました。攻撃はもちろんですが、守備でもアグレッシブに。「攻撃も守備も積極的に攻める」。その意識があったからこそ、互角以上の戦いができました。シーズンは変わりましたが、腰の引けた戦い方ではフロンターレを破ることはできないでしょう。勇敢に果敢に戦うチームを期待したいと思います。

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明日は15時キックオフ、ホーム開場は12時です。今週もいろいろなイベントが行われます。松戸ホームタウンデー、野球場での芝広場、江坂選手チャリティーオークション、ドラえもんキーチェーンなど新グッズ販売、先週好評をいただいた選手顔写真入り色紙も販売します。そして今年もスーツサプライヤーとしてサポートをいただいている『order suits SADA』さんによるオーダースーツ予約販売会を開催。今年のモデル、J&シン&アタルのポスターなどが当たる抽選会も実施。当日配布されるチラシを持参の方なら、女性でもお子様でもだれでも参加できます!イベントや当日券販売のお知らせはこちらから。指定席はほぼ完売です。柏熱地帯をイエロー一色にして、熱く激しく応援ください!
http://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0512

最後にアカデミーからのお知らせです。まずセレクションから。U-15と、U-18&日体柏高合同セレクションをこの7月に実施することが決定しました。お申込み方法や受付期間は決定次第お知らせいたします。

そしてもうひとつ、6月に「GKクリニック」を開催します。
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016588.html
トップチームの松本拓也GKコーチの指導、小1~小4対象の親子スクール、そして中2~中3対象に分かれます。子ども達にとって、サッカーと言えばやはりゴールに憧れるのが自然かもしれませんが、それでもレイソルの中村航輔選手のように小さな頃からGKを志し、日本代表にまで上り詰めた選手もいます。

先日、アリオ柏でのトークショーでこんなことがありました。質問コーナーで「どうやったらシュートを止められますか?」という質問があり、ヒロトもコウヘイも「それは中村航輔に聞いてください」と思わず苦笑。。。司会の岡田さんが「好きな選手はだれですか?」と聞くと「なかむらこうすけーー」と元気な返事が返ってきました。かっこいい憧れの選手がGKだったとすれば、自分もそうなりたい!と思うのは自然なこと。サッカーを始めている子、まだこれから始めてみようかなと思っている子。経験の有無はまったく問いません。

これは中学生スクールも同じです。いますでにGKとしてプレーしている選手は、あの航輔を育てた松本コーチの指導で何かを感じ取っていただければ幸いですし、経験者でない方でも歓迎です。たとえば今はフィールドでプレーしているとか、野球とかバスケとかバレーとか、もしくは球技でなくても別のスポーツをやっているという中学生の方でも構いません。もしキーパーに興味を持っている中学生がいれば、ぜひ一度参加してみてください。松本コーチ自身も中学までは野球のピッチャーで、高校からサッカーとキーパーにチャレンジしたという異色のキャリアの持ち主です。また実技プレーだけでなく、GKについの役割や食事、けが予防など講義もあります。親子スクールでお越しの保護者の方にとってもお子さんのための今後の参考となるお話が聞けると思います。興味をお持ちの方、16日からのお申込み、お待ちしております。
※写真は2017年1月のGKスクール。今回は選手は参加いたしません
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2018年5月 5日

磐田戦

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担当:大重正人

「レイソルの穴というものは大きく2個あって、その2個を特に前半は突き続けられたと思っています」。試合後の会見でジュビロの名波監督はそう言い切りました。こう言われたことを受け止めなければいけないのは本当に苦しいし、でも受け止めなければなりません。試合がこういう結末に終わり、相手が狙い続けてきたことの正当性を証明させてしまったのは我々自身です。

その指摘された「穴」というのは、何なのか。選手たちやコーチングスタッフは分かっているのか、分かっていないのか。分かっているのに、改善ができていないのか。分かっていて、その穴を突かれないように手を尽くしているのか。穴になるかもしれないが、それを補って余りあるプラスの面があるのか。そして我々は、どれだけ相手の穴と言える狙いどころを見つけられているのか。選手たちに落とし込んでいるのか。選手たちは愚直にそれをやり続けることができたのか。選手たち自身でプレーの中で感じ取った相手の穴があったのか。

逆に我々が相手を分析し、狙いどころを見定め、選手たちが正確にプレーしたからこそ、試合を先制することができたのだとも思います。サッカーは戦術だけで勝てるものではありませんし、その戦術をピッチで表現するためのフィジカルやテクニックなどいろんな要素が合わさって、ゴールの数や攻守ともに相手を上回って、勝利できるものです。

今日の試合を見ても決定的にレイソルの選手の力が劣っているわけではありませんし、事実、名波監督も、ゲームの流れで、前体重になっている回数がロクヨン、ジュビロが40%でした、と振り返っていました。しかし、こうした拮抗した、どちらかと言えば押されているような試合の中でも、狙いどころをしっかり見定めて、徹底的にやり続けることでゴールも勝利も手に入れることができる。勝敗の分かれ目になる。今日の試合展開、点差以上に敗北感が押し寄せてきてしまう試合になってしまいました。

相手に指摘された2個の穴を、次の試合で勝利するための鍵にしなければならないのは精神的にも非常に苦しいことですが、そこに向き合って手を尽くさなければ、今日のような試合を繰り返すだけです。1週間後、昨季王者の川崎フロンターレ戦。今日の日立台を本当に黄色一色に染めて勝利を信じて駆けつけてくれたサポーターの皆さん、ご来場の皆さんに、次こそは胸を張って「勝った」と言える試合を見せてほしいと思います。

2018年5月 4日

明日は三協F柏で磐田戦

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担当:大重正人

明日のジュビロ戦、チケットは完売になりました。昨季最終戦の広島戦以来のことです。ゴールデンウィーク、4連休の中日、こどもの日、そして先日の湘南戦の勝利も最後の後押しになったかもしれません。今日もすばらしい青空が日立台の上空に広がりましたが、明日も快晴の気温25度の予想で最高の陽気となりそうです。レイソルサポーターのイエローと、ビジター側満席でお越しいただくジュビロサポーターとで、すばらしい雰囲気のなかでの熱戦必至です。

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ホームゲートはキックオフ3時間前の11時開場です。先日よりお伝えしていますが「ローソンエキサイトマッチ」の開催です。去年は「勝つバーガー」が大好評でしたが、今年は恒例福引大会の景品「ランチボックス」に注目をいただいています。コンビニのローソンで5/3から試合当日での税込800円以上のお買い物レシート、または試合当日のスタジアム内ローソン売店で税込800円以上のお買いもので福引に1回チャレンジできます。

もし10000人がチャレンジしたとして、、、当選確率は50人にひとり。決して簡単ではありませんが、星をつかむような天文学的な確率でもないかと思いますので、ぜひお買い物をいただいて、チャレンジください!また福引大会やPKゲームにご参加の方には先着でオリジナルステッカーのプレゼントもありますので(枚数に限りがあります)、どうぞローソンブースにお立ち寄りください。

また野球場の特設ブースでは『選手顔写真入りミニ色紙』販売イベントも。30選手+レイくんの写真入り色紙がパッケージに封入されています。お目当ての選手が当たるかどうかはこちらも運試しですが、ぜひ願いをこめてお買い求めください。1枚500円です!その他イベントのお知らせはこちらからです。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0505

さて、14時からの試合です。現在勝ち点18で6位のジュビロに対し、レイソルは17ポイントで7位で追っています。前節の湘南戦はタフなゲームを制し2試合ぶりに勝利をおさめました。ただ下平監督のハーフタイムコメントや試合後の会見、また試合後には選手自身からも、これではいけない、と改善と向上を強くうながす言及がありました。

勝ったからそれで良い、ではありません。前半で2点リードは願ってもない展開ではありましたが、これぐらいで良いだろう、もしそんな心の隙や甘さがあったとしたら、春先の試合のように勝利や勝ち点を自ら失うような結果を招きかねません。90分トータルで獲れる時は絶対に逃さない、耐えるときは何としても凌ぐ。そんな強い意志を持ってゲームに入らねばなりません。喉から手が出るほど欲しい連勝、アグレッシブにハードに戦い、でも急いて焦ってはいけません。90分しっかり戦い抜いて、このホーム日立台で勝利を掴み取りましょう!!

2018年5月 2日

湘南戦

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担当:大重正人

キックオフから徐々に強くなる雨のなか、ベルマーレの猛攻が続きました。際どいミドルシュート、工夫を凝らしたセットプレーからシュートを浴び、ポストを叩くシーンもありました。あと1点取れていれば、、、荒天の中、ゴール裏からバックスタンドにかけて多く詰めかけた黄色いサポーターの皆さんにもう少し落ち着いて応援いただけたはずです。ただ、力強い声援はずっとピッチに届いていて、押し込まれる時間はあったものの、応援に後押しされるように選手たちはよく走り抜きました。後ろに引き続けるのではなく、常に前から。前線からのプレッシングと、効果的なカウンターがあり、「走る湘南」に勝てたのは、そういった積極性と走力があったからこそでした。

最近の敗戦は、まず「決めきれない前半」にありました。しかし今日は、そうではありませんでした。前半6分、まず最初の好機をしっかり仕留めました。右サイド伊東選手からのマイナスグラウンダーに待ち構えたクリスが、右足でしっかりとゴール左隅へ。さらに28分、中央からのクリスのスルーパスに飛び出した江坂選手は左足で冷静に流し込んで2点目。

そして3点目のビッグチャンスが前半終了間際に。またも伊東選手からのラストパスに、中央で待ち構えていた瀬川選手に絶好のチャンスが。しっかり狙ってシュートを放ったものの相手の懸命の守備もあって決めきれません。瀬川選手にとっては、中川選手が負傷してのスクランブルのなか、彼らしいランニングで試合の良いリズムを継続させながらも、何よりほしいゴールという結果がどうしても得られなかった。本当に悔し気に天を仰ぐシーンが色濃く残っています。

ハーフタイム。下平監督の激しい檄が飛びました。前線の選手の名前を呼びながら、「チャンスを決めきらないといけない。もっとこだわれ!また甘さが出ている!湘南は全然死んでいないぞ。もっと前から来るぞ。チャンスを仕留めないと、またやられるぞ」。後半もチャンスはあったものの決めきれず「チャンスを逃してしまうと、後半にこういう苦しい展開になることは十分分かっていること」と試合後も厳しい表情が続いたままでした。

無失点は叶いませんでしたが、それでも1点差のもっとも苦しい状況で踏ん張っての勝ち点3。繰り返された残り数分での失点もありませんでした。そのうえで、選手たちの表情やコメントからは、反省の言葉が多くありました。勝ったからこそ、より貪欲に、良くなかったことをとらえて、改善していこうという雰囲気がみんなから感じられました。今日の試合も、ここまでのシーズンも到底満足できるものではありませんから。次は5日、ホーム日立台でのジュビロ磐田戦です。チケットは残りわずか、すばらしいホームの雰囲気のなかで、今度こそ、今年初の連勝を!!!

2018年5月 1日

明日はアウェイ湘南戦

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担当:大重正人

あす迎える湘南ベルマーレ戦、2年間期限付き移籍でプレーした古巣との対戦となる中川寛斗選手がこう話しました。「力強く、勝負強い。良い監督についていく選手たちがいる。だから今年は勝ちきれている。『勘違い』をしていない選手が多くそろっていて、だからこそ試合を見ていて感動できるし、1試合1試合に物語がある。尊敬できるチームです」。ただそのリスペクトに加えて「僕らも物語を作りたいし、しっかり分析をして、真っ向勝負したい」と力強く話してくれました。

湘南はここ2試合、ガンバ、レッズという優勝経験チームを1-0というギリギリの勝負で制し連勝中。一方でレイソルは、長崎に0-1、レッズにはすばらしい勝利を収めたものの、清水に1-2。今年リーグ戦で敗れた5試合はすべて1点差で圧倒的にやられた試合はないものの、1点を争う僅差の勝負をものにできていません。明日の相手湘南は、まず走るということ、質と量にこだわりがあり、非常に献身的なチームです。攻撃は鋭く速い。人数をかけて中央を崩すワンタッチプレーも見事です。また雨の予報もあります。予期せぬことも十分に起こるでしょうが、そこに屈しない精神力も求められる試合になるでしょう。レイソルは相手の守備をかわすような攻撃はもちろんですが、個々の局面、1対1で絶対に負けないこと。その強さで上回って、勝ち点3を柏に持って帰ってほしいと思います。

来たる土曜、5月5日にはホームでのジュビロ磐田戦です。この試合はクラブスポンサーの「ローソンエキサイトマッチ」の開催です。
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016543.html

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選手寄書きサイン入りトレーニングウェアなど非売品を含む豪華賞品が当たる、恒例の「ローソン福引大会」。今回は限定グッズ「オリジナルランチボックス」が200名に当たるなど、234本の当たりがあります。コンビニのローソン、または試合当日のローソン売店にて、税込800円以上お買い求めで1回参加できます。またお子様対象のPKゲームも。5月5日の子どもの日は、ぜひ三協フロンテア柏スタジアムへ!チケットはホーム側指定席が完売、柏熱地帯のみ残席がありますので、お早目にお買い求めください!!

その翌日6日には、当クラブスポンサーのセブンパークアリオ柏でのイベントに、レイソルとして初めて参加させていただきます。「カシフェス~KASHIWA PICNIC FES~2018」に手塚康平選手と中川寛斗選手、クラブマスコットのレイくんがお邪魔します。当日は、「柏レイソルDAY」として選手参加によるトークショーの他、抽選でレイソル選手のサイン入りグッズが当たる抽選会、グッズ販売などが行われます。ゴールデンウィークは思い切りレイソルに染まって、お楽しみ下さい!!
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016558.html