2018年8月 2日

湘南戦

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担当:大重正人

今日は、下を向くような試合ではなかった。そう感じています。0-2の敗戦のあとで、何を言っているんだとお叱りを受けるかもしれませんが、こうやって自分たちのサッカーをするんだ、ゴールへと向かっていくんだという意志をプレーで表現し、サポーターのみなさんが作り出した追撃の応援を受けて、ゴールが奪えそうなチャンスや雰囲気を作り出した。正直、ここ数試合にはそういう雰囲気がなかなかありませんでした。

ただ敗戦の理由を追及しないと、勝利にはたどり着けません。開始2分の失点、良い試合の入りをしていただけに、まず最初のシュートをなぜ打たせてしまったか、難しいシュートでしたがGK桐畑選手も悔やむプレーとなり、先にこぼれ球に対応したのは相手選手でした。さあここからという立ち上がり間もなくで、出鼻をくじかれる失点。そして後半38分にパク選手のタックルがファウルとなりPKに。少なくとも勝ち点1はまだまだ見えていた中で、それすら厳しくなってしまった失点。特に時間帯をみても決して与えてはならない失点、チームとして修正しないといけないエラーです。それ以外のシーンはほとんど守れていただけに大変悔やまれるものです。

後半からは手塚選手を中心に、ボールを長くキープして、チーム全体で押し上げながら、サイドや中央を突いて、明らかに攻勢の時間が続きました。相手のクリアを拾って二次攻撃三次攻撃、サイドから伊東選手とクリスティアーノ選手の突破、そこに小池選手と高木選手が絡み、ペナルティエリアへクロスが入る場面が増えました。後半25分ぐらいだったでしょうか。左サイドからのクロスが流れ、右サイドから小池選手のクロスにキムボギョン選手が飛び込んでヘディングシュート。これがこの日一番、迫力をもって多くの人数が飛び込んで行ったシーンでした。ただ、ここで決めきることができなかった。強いチームなら、あれだけ押し込んでいた時間帯で、あれだけの決定機ならゴールを割れていたと思います。相手のGK秋元選手のプレーも今日は終始すばらしく、レイソルにとってゴールは遠いままでした。

でもビルドアップのスムーズさを取り戻し、クロスに対して迫力を持って飛び込むところ。手を付けていかなければいけないところでの改善は少し見えました。これをいかに勝利に結びつけられるか。良い守備と良い攻撃を両立しなければ試合には勝てません。上位が離れ、下位が迫っています。少しでも早く、この兆しを結果に結びつけてほしいと祈るばかりです。今日も平日ナイトゲームに多くの皆様に応援に来ていただいてありがとうございました。「移籍後初のホームゲームで、サポーターのみなさんが素晴らしい雰囲気を作ってくれていたので、結果で応えたかった。次戦こそ結果を出して勝って応えたい」。新加入の高木選手にも皆さんの思いは届いています。勝利から遠ざかり申し訳ない思いでいっぱいですが、引き続き選手たちへのサポートをよろしくお願いいたします。