2018年8月14日

明日は東京戦

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担当:大重正人

まず今日、今井智基選手の移籍をお知らせしました。2015年6月のシーズン途中に大宮からレイソルに来てくれました。工藤選手や武富選手たちとは同年代で、大宮アカデミー時代からの縁もあって、すぐにチームに溶け込みました。メロのニックネームはあっという間に浸透し、いつも本当に明るく前向きで、チームを元気づけてくれる存在でした。一方で礼儀正しく、周りへの細かな気遣いのできる選手、選手会長としてフロントスタッフともしっかりコミュニケーションを取って、クラブのために尽くしてくれました。いままで本当にありがとう、メロ!!

度重なるケガもあって、レイソルではなかなかプレータイムが伸びませんでしたが、走力、スタミナ、フィジカルはこれぞサイドバックという資質の持ち主で、出場した際にはハードに戦う姿勢を見せてくれました。移籍先の松本は現在J2で首位、反町監督のサッカースタイルはメロにも合っているのでは思いますし、だからこそJ1昇格へのさらなる補強の切り札として声がかかったのでしょう。来年は、J1の舞台で、この日立台で、思い切りぶつかり合えたらと心から思います。そのためにもまず自分たち自身が全身全霊をかけて、このJ1に生き残らなければなりません。

明日、アウェイでのFC東京戦を戦います。先月のホームゲームでは0-1の敗戦、オウンゴールでの失点を跳ね返せないままの完封負けでした。相手に故障者が多かったこともあってか守備は大きな破綻はなかったものの、失点シーンでGK中村航輔選手の再びの負傷退場のショックも大きく、1点2点を獲り返すような勢いやパワーを出せないまま試合を終えてしまいました。特に東京で目立ったのは前線からの守備。チェックは速く、ファウルもいとわないプレーがとても多くありました。我々としてはどうして繰り返しのイエローカードが出ないのだろうと思うこともありましたが、でも相手は本当に守備の意識が高く、自由にやらせないぞという目的が見えて、そこが徹底されていたのがとても印象的でした。

ピッチの状況を見極め、いったん流れを止めて、そのプレーが止まった数秒の間でも自陣に戻る時間を作り出したり、きっちりと守備の陣形を整えることは、これだけの暑さの中だからこそ意味のあることになります。カウンターを受けて猛ダッシュで自陣に戻るのか、プレーが止まり少しでもジョグで戻れるのか。90分の試合を考えれば消耗度合いは大きく違うでしょうし、どうマネジメントして戦うかを考えてのプレーは絶対に必要です。東京は、攻撃でも守備でもやるべきことが定まって、だからこその今の好成績があると思います。我々も勝つためにやるべきこと、細かなところからひとつひとつ突き詰めていかないといけません。19時キックオフ、明日も多くのサポーターの皆さんが味スタへ足を運んでくれます。相手との争いや球際で戦う姿勢、失点しても諦めない姿勢、ボールを失ったら追いかける、味方をサポートする、チャンスを絶対に逃さない。この1試合に懸ける思い。勝利への執念を選手たちに見せてほしいと思います。