2018年9月 2日

横浜戦

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担当:大重正人

今の状況ではすべてが完璧に運ばないと、なかなか勝ち点3をつかめない。改めて痛感する試合でした。相手のスカウティングや戦術分析、それを基にしたトレーニング。立ち上がりに相手のパスをひっかけて、伊東選手とクリスティアーノ選手に2度あったビッグチャンスを仕留められるかどうか。そこから主導権を握られ、相手のパスワークの巧みさは想定していたものの、いかに自分たちからアクションを起こして前からはめにいけませんでした。試合後の小泉選手は「今日は引くだけの守備になってしまい、修正できないまま90分が終わってしまった」。試合中のチーム全体での修正力。先制されても下を向かず切り替えられるメンタルも必要です。

後半開始から前に出て流れを引き寄せたかに見えた矢先でのカウンターの失点。オルンガ選手のポストプレーからの折り返しに飛び込んだ瀬川選手のゴールは一瞬の隙を突いた見事なものでしたが、その直後の最終ラインの連携ミスで3失点目。2点目と3点目の失点は試合を左右する流れのなかで絶対に防がなければいけないものでしたが、そこで耐えられない現状。十分に防ぐことができた失点でした。あそこで踏ん張れないと、絶対に逆転も勝利もありえません。最終ラインでのミスがありましたが、でも前線の選手が決定的チャンスを決めきれなかったことも同列にとらえて、次への課題、修正点にしなければいけません。オルンガ選手のシュート、決まった!と思いました。決めてほしかった。あそこで2-2にできていれば、結果は変わっていたでしょう。勝った時も負けた時も同じように改善点を直していかなければ、チームの成長は右肩上がりにはなりません。

先日の長崎戦の勝利の価値が落ちるものではありませんが、でも我々に真の力や自信にまではできていないことを今日の結果が示していると言わざるを得ません。しかし勝って喜びすぎないとの同じように、負けて気を落としすぎるようなメンタルではJ1には決して生き残れません。ここでリーグ戦は少しブレイクに入り、水曜、日曜とルヴァンカップ準々決勝、甲府とのホーム&アウェイマッチです。オルンガ選手、伊東選手とレイソルの大きな武器である両選手を欠く闘いのなかで、1名の先発を義務付けられているU-21選手も含めて、「自分が流れを変える」という覚悟と決意をプレーと結果で表してほしいと思います。1-3になった直後の瀬川選手です。

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