2018年10月 6日

広島戦

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担当:大重正人

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まず悪天候の中、エディオンスタジアムまで勝利を信じてかけつけてくださったサポーターのみなさん、大きな大きな後押しを本当にありがとうございました。ただいま広島駅に到着しましたが、台風の影響で新幹線が大きく遅れています。くれぐれもご自宅まで無事にお帰りください。

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今日は、まず勝ち点3を獲れたこと。それに尽きます。どんな内容であれ、我々がJ1に生き残るために必要だった「結果」を得られたこと。リーグ2位の広島を相手に、特殊な状況下で90分間よくぞ戦い抜きました。特殊な状況とは、台風に伴うものすごい強風。鈴木選手は「ウォームアップの状況を見て今日はロングボールの勝負になる」と話していましたが、レイソルがアップしていたエンドは強烈な向かい風を受けるとともに、シュート練習では追い風を受けていました。試合前の状況をしっかり判断して、「コイントスで勝ったら、逆サイドのエンドを選んで風上をとる」とチームで共有して、そしてキャプテンのクリスが風上をとったのです。これは外で見ていた我々も絶対にそうすべきだと思える、それほどの状況でした。

広島のGK林選手のゴールキックが風に戻されて苦慮している一方で、レイソルはセーフティに裏に蹴っていくことを徹底します。それだけでなく、相手が跳ね返したセカンドボールの争いで激しく戦い、優位に立ったことがレイソルが勝利した要因です。相手を押し込んだ中で生まれた伊東選手のスーパーゴール。しかも2本連続してです。風上という優位な状況だけではリードを奪うことはできなかったでしょう。そこは日本代表にも選ばれたJの個人の力も大きかったと思います。そしてカウンターのチャンスも作り、そしてオルンガ選手が流し込んだゴール、これが何より大きかったと思います。

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「後半が逆の状況になることを考えると、3点差だとまだどうなるかわからないという印象を持っていた」。大谷選手の言葉通り、前半の優勢は、逆に後半は劣勢に立たされることが明らかでした。「できるだけ前を向いてプレーできるように、特にゴールキックの時には後ろ目にポジションをとろう」。桐畑選手のキックが押し戻され、そのままペナルティエリアまで運ばれてシュートを打たれるシーンが何倍も増えました。前半10対2だったシュート数が、後半は5対14になりました。それでも桐畑選手が落ち着いたセービングを続け、何度もあった危ない場面でもゴールを割らせませんでした。後半20分過ぎ、パトリック選手のヘディングのこぼれ球に反応した小池選手のクリア、あれも試合を分けたビッグプレーだったと思います。鈴木選手は「中盤4枚のプレスバックが効いていた」とチームメイトを称えました。

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後半の風は、わずかでしたが前半に比べれば弱まった感じがしました。ものすごい雨が降ったのも試合が終了してすぐのことでした。天候を味方につけたのは間違いありませんが、ゴールや勝利という結果を伴って初めてそう言えるものです。予測と球際とゴール前の決定力と粘り強さ。大変にタフな状況で自分たちができることを最大限やり尽したからこその3得点と無失点でした。

目標は残留です。まずひとつ。残り5試合。そして次週はルヴァンカップの準決勝です。ファイナルの舞台にまた立ちたいし、優勝カップは何度でも掲げたい。次の目標はカップ戦です。勝利にこだわり、ファイナルへ勝ち上がりましょう。

そして今夜、リュウの特集が放送されます。日本テレビ「Going」で試合やトレーニング、そして自宅に伺って、支えてくれている奥様にもご協力いただき、食事のようすも見せていただきました。レノファ時代には奥様の勧めで自炊していたというリュウ、一緒に領しているシーンもあるかもしれません。長男くんはまったく人見知りせず、泣くこともなく、撮影が滞ることがありませんでした。ほんとうにかわいい子で、わたしも一杯あそびました笑。23時55分からぜひご覧ください!

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