2018年11月30日

明日最終戦

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担当:大重正人

1月30日に始まったレイソルの2018シーズンが明日終わります。このガンバとの最終戦、チケットは早い段階で完売となっていました。ここが最後の大一番になる、最後の最後まで後押ししたいという思いでチケットをお買い求めいただいたかと思います。この試合を待たずしてJ2降格が決まってしまい、皆様にはお詫びをするよりほかありません。

岩瀬健監督がチームを率いて約3週間。あとがなくなった状況でしたが、選手もスタッフも「残り2試合を勝つ」という最大の目標を達成するために、もう一度仲間同士奮い立たせ、下を向かずポジティブに、サッカーに打ち込んできた姿を見てきました。セレッソ戦の勝利は偶然でなく、勝つために準備してきて、その成果が表れたと言いたいです。だからこそ、このガンバ戦では、先週以上の試合を期待したいですし、大事なものが懸かった試合を戦いたかったという悔いでいっぱいです。

栗澤僚一選手の引退をお知らせしました。2008年の加入前、当時の石崎監督が「栗澤はいい選手よ」と絶賛していたことを思い出します。そのラブコールが実り、夏に柏に来てくれました。加入前は今よりもう一列前の攻撃センスの光るMFの印象でしたが、レイソルではボランチ起用されることが増え、守備的なポジションに適応するセンスも持っていました。ポジショニング、危機察知能力、そして体は大きくなくとも球際や競り合いの局面での激しさもあり、そして周りを動かすコーチング、リーダーシップも備え、ボランチというポジションに最も輝ける場所を自ら見いだしました。

このチームは明日のガンバ戦を終えると、解団になります。今日が、日立台のグラウンドでの、このメンバーでの最後のトレーニングになりました。「まだ明日勝って、みんなで終わりたい。明日勝ちましょう」。クリのあいさつで、チームはまた締まり、一つとなって、いい準備を整えて明日の試合を迎えることができます。先週のような戦いを、今度こそホーム日立台で。岩瀬監督、選手たちへのご声援をどうかよろしくお願いいたします。

2018年11月24日

セレッソ戦

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担当:大重正人

このセレッソ戦を迎える前、あるメディアの方が、練習後にこう話されました。「選手たちから悲壮感みたいなものが感じられないんですが、、、」と不思議そうに聞いてこられました。私も同じように感じていました。現実から逃げているとか、緊張感がないというのとは全く違います。本当にギリギリのところまで追い込まれたことでさらに覚悟が強まったこともあるでしょう。岩瀬健監督が熱く丁寧にシンプルに示したサッカーで、霧のようなものが晴れたようにも感じました。深く迷いこみ、どうすれば勝てるんだろうかと自問し苦闘していた選手たちの姿はもうありませんでした。まっすぐに前を向いて、自分たちのサッカーを信じ、力強いコメントを残す選手たちばかりでした。だから今日、このセレッソ戦の日が来るのがとても待ち遠しかったです。

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「岩瀬監督になって2週間しかなかったが、サッカーを整理して迷いなく思い切りプレーできる状況をトレーニングから作ってくれていた。全員が自信をもってピッチに立てていたので、結果が出せると思っていた」。大谷選手の試合後の言葉通り、今季ベストと言っても過言でないゲームが、この生きるか死ぬか瀬戸際で窮地で発揮できたのは本当に嬉しかったし、一方でこれだけのサッカーができる選手たちがこの順位に沈み、3-0という勝利をまったく喜べない試合後になったこと、これ以上ない悔いでしかありません。

来季からJ2リーグを戦うことが決まりました。残留のライバル3チームすべてが勝つというのは正直想像するのが難しかったですが、我々と同じように相手達も選手としてプロとして人生を懸けて日々戦っているのですから、きょうの結果は不思議なことではないし、受け入れなければいけません。それはJ1でもJ2でもJ3でも同じです。去年残したJ1リーグ4位の成績は真の力によって得られたものでないことを示す今年の結果で、甘い気持ちは絶対に持ってはなりません。

今日J2に降格することが決まったとしても、来シーズンはまたやってきます。新しいステージを勝ち抜くためにやらなければならないこと。人生を懸けて戦っている選手たちに、これからも柏レイソルでプレーしたい、そう思い続けてもらえるようなクラブでなければいけません。そのためには、財政的には他には届かないかもしれないけど、ならばサッカーの質や独創性、選手や人間としての力を互いに高め合う情熱や連帯感、そうしたところで勝負できる柏レイソルでなければいけないと感じています。そこが欠けたチームに何の魅力も価値も感じてもらえないでしょう。サポーターの皆さんも同じかと思います。そうした選手たちの姿を応援したいと思っていただけるようなクラブになれるよう、もう一度出直してまいります。

ただ、今シーズンはもう1試合残っています。「残り2試合を勝つためにやる」。そう言い続け戦っている岩瀬監督と選手・スタッフをどうか最後までご支援ください。

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そして最後になりましたが、柏レイソルの草創期を支え、クラブ初タイトル獲得など、大きな大きなご尽力をいただき、昨日ご逝去された久米一正氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

※明日25日のトレーニングは11時開始に変更になりましたのでご注意ください

2018年11月23日

明日はセレッソ戦

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担当:大重正人

J1残留をかけて、我々に残されたのは2試合だけとなりました。

14位 湘南 37点 -6
15位 鳥栖 37点 -6
16位 名古屋 37点 -8
17位 柏 33点 -12

明日の第33節。残留を争っている湘南、鳥栖、名古屋の3チームすべてが勝てば、レイソルの勝敗に関わらずJ2降格が決まります。ただ、いずれかに勝ち点を落とせば、レイソルが2連勝できれば残留のチャンスは残っています。1勝1分だった場合は得失点差の大きなビバインドがあるので、勝ち点で並んでも難しい状況にあります。

前節の11月6日の鹿島戦に敗れ、10日から岩瀬健監督のチームに変わりました。17日のJ2リーグの結果で、17位以下の自動降格が確定し、さらに厳しい状況になりました。それでもこの2週間、監督もコーチも選手たちも、もう一度自分たちのやるべきサッカーを見つめ直し、岩瀬監督が選手たちを導く太い矢印を示し、選手たちはそこに光を見出したかのようにして、まっすぐに、一心不乱に日々のトレーニング、そして練習試合に取り組んできました。「とにかく勝つこと。勝ちたいです」。岩瀬監督は、ピッチで大きな声を張り上げ、選手たちを鼓舞し、時には厳しく要求し、勝利へのこだわりとそれぞれが果たすべき役割、チームの戦い方を全身で伝えてきました。その熱い思いは確実に選手たちに伝播しています。

「僕がやったことは、チームの戦い方の大枠を決めて、少し整理すること。その目的は選手が持っているパワーやスピード、アイデアがより早く出せるように、明確にしたり整理したりすることを2週間やりました。これまでは迷いながらプレーしているようなところがあったので、そこを整理して、選手たちが思い切りパワーを出せるようにしたかった。そして常に自分たちからアクションをおこして、先手先手を取れるように。そして戦術だけでなく、球際や切り替えが大事だと思っています」

シュートを打たせてしまったなら、一歩でもボール一個でももっと寄せる。抜かれないように足を閉じろ! 味方を助けよう、良いポジションを取る、奪われたら戻る、サポートに行く。助けて、助けて、それを続けていこう。

シンプルで当たり前のことだけど、これを何度も繰り返し、90分やり続けることを熱く激しく伝える姿がありました。この2週間、限られた時間のなかで、勝利のためだけに時間を費やしてきました。泥臭くても、どんな形でも結果として残さなければなりません。苦しい中でも必死にやってきて、改めてここで戦うチームになった選手たちを何とか勝たせてあげたい。そして周りの我々や、サポーターの皆さんの勝ちたいという思いを長居のピッチに送り続けてほしいと思います。明日14時、勝利を信じ、勝利をつかむべく、ご声援をお願いいたします。

2018年11月10日

監督交代に際しまして

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今朝、監督交代のお知らせを発表しました。今日から加藤望監督に替わり、岩瀬健コーチがチームを指揮することになりました。さっそく午前10時からのトレーニングをおこない、今季の残りの公式戦の采配をとります。

瀧川龍一郎社長がメディアからの取材に応え、経緯や状況をご説明しました。
「加藤監督にはシーズン途中からチームの立て直しをお願いして、アカデミー路線にプラスアルファを加えるといった面や、成績の立て直しも含めて、託しました。攻撃面など良くなった面もありチームの雰囲気も悪くはなかったので、このまま期待してきたことをやっていただけると思っていたが、一方でなかなか連勝がなく継続性という面で難しい状況もあった。そして名古屋戦以降の大事な局面での3連敗、特に川崎戦以降で迷いのようなものも感じられて、チームの雰囲気、状況も下降していたこともあり、ここで監督を変えるべきだと決断しました。

監督交代の時期については、早いからやらない、遅いからやる、というわけではなく、その時期、そのタイミングでどうすべきかを判断すべきだと考えており、一番はチームの状況、雰囲気で、残りの試合を勝つためにどうするかを考え、特に川崎戦以降の現況を鑑みて、監督交代することが勝つ可能性を少しでも高めることだと決断しました。

後任として岩瀬を選んだのは、今のチームの選手や現状、どういう経緯でこうなっているのかも含めて、状況を理解していて、任せられるのは岩瀬だという判断です。岩瀬には今シーズンいっぱい、とにかく全力でやってくれと伝えました。今のこの状態、窮状に落ち込んでしまっていることについて、ファン、サポーターをはじめ、スポンサーを含めて、支えてくださっている方に本当に申し訳ないと思っています。今は可能性が残り、まだやれることがあるので、そこに全力を尽くすことが我々のやるべきことだと認識しています」

その後、チームを率いて初めてのトレーニングを終えた岩瀬監督も取材を受け、今季残りゲームへの意気込みを語りました。
「今はとにかく残り試合で勝てるように。それだけです。覚悟を持って、勝てるように、勝つように、選手、スタッフ、サポーターの皆様も含めて勝つことだけを考えてやっていきます。コーチとして関わってきた僕自身にも責任はあると思っていますし、ただこの状況で、残りの試合を考えたときに、クラブがこの決断をしたのであれば、僕も覚悟を持ってやらなければいけないと思いました

まずは、攻撃と守備の大枠を少し整理して、僕らが目指すもの、どう攻めてどう守るのかということを示したり、整理したりすることが必要だと思い、今日もそのような練習をしました。一つの方向性を示すことが必要じゃないかと思っています。攻撃と守備を分けて考えられないのはみなさんご存知だと思いますが、いろんな状況があるなかで、シンプルなやり方を共有したいと思っています。勝つためにやるものなので、攻撃も守備も相手が嫌がるものを作る、攻守において相手が嫌がるものをやり続けていきたい。そこをどうすれば相手が嫌がるのかということをはっきりさせていきたい。相手の出たものに対して、相手がこう反応したら自分たちはこう攻略するよ、常に相手の嫌なものをこっちが先手先手で出せるようにしたいです。そして試合前に、選手の自信というか、自分たちがこうやってやるんだ、闘うんだというはっきりとしたものを持って試合に挑むことができていけば、残り2試合、選手の力が発揮されるのではと思っています。

ただ、残り2ゲームなので、そこを勝つためにどう攻めるのかどう守るのか、現実的に考えてやっていかなければいけない。選手それぞれみんなの思いがあるだろうし、クラブの思いもサポーターの思いもあるし、そういう思いを力に変えて、残りの試合を勝つために選手の力を合わせて全員で勝っていこうと話しました」

このシーズン終盤、厳しい状況に変わりはありませんが、今日のJリーグの試合結果も受けてJ1残留の可能性が残っており、その限りはこの2試合を勝つためにできること、今やらなければいけないことをクラブとして決断しました。まずは24日のセレッソ戦までの一日一日で、選手たちが改めて前向きにサッカーに取り組み、自分たちがやるべきサッカーを少しでも形にして共有していけるように、岩瀬監督以下、毎日を大切にして戦ってまいります。

2018年11月 6日

鹿島戦

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担当:大重正人

川崎戦とは違い、選手たちは自分たちの持てるものを、この90分で出そうと必死でしたし、今の力は出し切ったと感じられる試合でした。鹿島はACLファイナルを控え主力選手がそちらに備えているなかで、出場機会が多くはない選手たちによるメンバーでした。ただ大岩監督が称えたように、非常に走り、激しく戦い、鹿島のユニフォームを着てピッチに立つ使命や意志を発揮しようと懸命でした。そのメンバーに我々は勝てなかった。力が及ばなかった。今の柏レイソルの力として受け入れなければいけません。これが今の実力です。

ボランチに中山選手と手塚選手が入り、U-18から同じ画を描きながらプレーできる2人によって、非常にボールの流れがスムーズでした。引いて戦うのではなく、自分たちが主導権を握ろうという意志がチーム全体から感じられました。2人がボールを持てば、それに合わせて動いたところにパスが来る。前線の選手、サイドバックの選手とも、細かな動きで密集のスペースを使い、時には大胆にダイナミックに背後へ飛び出す。セットプレーで先制点を許した後でも、下を向かずボールを走らせ、そして瀬川選手の本当に落ち着いた、枠をとらえる正確なシュートで試合をひっくり返しました。

ただ、すぐに追いつかれ、そして後半にはカウンターで失点。鹿島はどんな選手が出ても、ここぞという仕留めどころを逃さず、そして試合を落ち着かせ、きっちりクローズする。鹿島らしさはまったく変わりませんでした。そこに今のチームとしての差があるように思います。

これで我々に残されたのは2試合だけです。11月24日のセレッソ大阪戦、12月1日のガンバ大阪戦。この間、他のJ1チームの第32節があり、そしてJ2リーグは残り2節を終えて最終順位が決まっています。レイソルを取り巻く状況が、今よりももっと明確になっています。連勝すれば16位以内になれる可能性が残るか。連勝したとしても16位以内にも入れない状況、J2の結果により17位をめざし何としても入れ替え戦に可能性をつなぐか。それとも降格が避けられない状況になっているか。

どんな状況であれ、招いたのは自分たちの責任です。その責任は最後まで果たさなければなりません。セレッソ戦までの17日間ででき得る限りの準備をして、残り2試合で今日よりも良いサッカーができるように、相手より走り、ゴールを奪い、必死でゴールを守り、何より勝利できるように。これまで、そして今日も最後まで続いたサポーターのみなさんの応援に応えるためにも、J1に生き残る可能性を信じ、石にかじりついてでも勝とうとする姿勢を監督、スタッフ、選手、そしてチーム全体から出し続けなければなりません。

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2018年11月 5日

明日火曜は鹿島戦

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担当:大重正人

明日の鹿島戦を前に、柏市のみなさんが日立台までお越しくださいました。柏市役所さんによる「応援メッセージボード贈呈式」に、大谷秀和選手とともに出席しました。J1残留にむけて終盤の戦いに挑んでいるレイソルに対し、市民のみなさま、サポーターのみなさま、秋山浩保柏市長、女子バスケット強豪で柏市に本拠を置くJX-ENEOSサンフラワーズのみなさんなど、総勢400名によるメッセージボード。11月1日から昨日4日まで、市役所やかしわインフォメーションセンターでお寄せいただいたものです。

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そして日立台にほど近い柏第三小学校からも5人の児童さんが来て下さって、その場でそれぞれメッセージを書き込んでくれました。「残りの試合、絶対に勝って!最高の勝利を」「明日に向かってガンバレ」「柏の市民として応援しています、ガンバレ!」「来シーズンは勝ち点50」「いつも応援しています。ガンバレ柏レイソル」

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大谷選手は「このようなメッセージをありがとうございます。今みんながここで書いてくれたメッセージを胸に、残り3試合、苦しい状況ではありますが、すべて勝って、来年もJ1で戦えるように一丸となって頑張ります。ここに書いてあるように、心をひとつにして、頑張って行きます」と、本当に多くの応援、願い、思いの数々を目にして、改めて我々も最後の最後まで勝利のため、残留のために戦わなければならないという思いを強くしています。

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状況は厳しいです。周りのライバルが勝ち点を伸ばすなか、残されたチャンスは3試合、いまできること、めざすことは最大の勝ち点9を獲ることだけです。明日対戦する鹿島アントラーズはACLファイナルとこのリーグ戦を並行して戦い、過密日程が続いていますが、前節のセレッソ戦ではそれまでベンチに控えていた選手、経験の浅い若手選手たちが躍動し、強豪のセレッソを1-0で撃破。チームとしての地力と勢いを感じさせる充実ぶりです。

我々も川崎戦から中2日。2週間の時間がありながら、0-3で敗れ、しかも闘うにも闘いきれなかったような不完全燃焼感が残る敗戦でした。明日は、攻めるにせよ守るにせよ、常に先手を、自分たちからアクションを起こすような積極性を見せてほしい。ボールが転がってくるのを待つのではなく、奪いに行く姿勢。待っているだけでは相手が楽をするだけです。相手を困らせる、嫌だと思わせる、戦いにくいと思わせること。そして失敗を恐れないこと。ボールを奪われたらすぐに戻る、カバーしてくれるチームメイトもそばにいます。個人で戦うことはもちろん、一人でダメなら束になる。そして大谷選手の34歳バースデーマッチ、出場すればJ1通算350試合出場のメモリアルマッチとなります。どうか選手たちへの後押しをお願いします。この状況を選手たちとチームと共に乗り越えられるよう、ご声援をお願いいたします。

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明日はヨネックスサンクスデーです。2011年からサポートいただいているYONEXさんによるマッチデーイベントは今回で6回目です。毎回サポーターの皆さんにグッズのプレゼントをご用意頂いており、誠にありがとうございます。今回は「ユニフォームキーホルダー」が先着5000名様にホームゲームで配布されます。
https://www.reysol.co.jp/news/event/001451.html

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また集合写真パネルで記念撮影いただき、Facebook、instagram、twitterのいずれかにハッシュタグ「#reysol、#yonex」をつけて投稿すると、プレゼント抽選会にご参加いただけます。また選手たちがACLやキャンプなどへ移動する際に着用していたウォームアップジャケット、ロングTシャツの販売もあります。鮮やかなレイソルイエローカラーですので、応援時にも着用できます。枚数限定となっておりますので、スタジアムでお早目にお買い求めください。

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2018年11月 3日

川崎戦

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担当:大重正人

アウェイでの川崎戦。スコア通り、いやスコア以上の完敗でした。ただ敗れただけでなく、自分たちがどうやって守りを固め、いかにしてゴールを奪うのか、そこが見えてこなかったのが何より残念で悔しく思います。迷いや戸惑いの中で、チームとしてどう戦えば相手のボールを奪えるのか、それが見いだせないまま相手ボールを追い続ける姿が本当に苦しかった。「この2週間、いったいどんなトレーニングをしてきたのか」というお声をいただいたとしても仕方のない90分間でした。準備やプランはあったのかもしれませんが、現在首位のフロンターレを相手に発揮するのは容易ではなく、残念ですが応援いただいたサポーターの方々をはじめ、「柏レイソルのサッカーはこうだ」という強い意志が伝わるようなプレーは見られませんでした。

これまでの4バックから3バックに変更。守備時には5-4-1のシステムで挑みました。攻撃時は相手の4バックに対して5トップ気味にして数的有利を作り出すこともやろうと思えばできました。しかし大谷選手の言葉にもあるように、狙い通りの状況を作るのは難しいものでした。

「もう少しプレッシャーにいこうと話していたが、紅白戦でもボールサイドに人を集められて取り切れないことがあって、今日の試合でも出てしまった。ディフェンス陣がマークする相手がいないときに重くなるのは仕方がない部分もある。そういった状態を作りたくないから前からボールを取りに行きたいなか、中盤の4枚から見ればプレッシャーをかけにいきたいが自分たちより相手の枚数が多いことで難しさはあった。色々な局面で相手に常に数的有利を作られていたのでボールに対してジャストにいけない。自分たちは5枚と4枚でブロックを作った時に、その間で相手にうまくポジションを取られたり、ワンタッチパスをうまく使われてしまい、なかなか思った形にできなかった。

また守備に人数をかけていた分、ボールを取った後も前に選手がいなかったり、距離感が遠かったりしてなかなか攻撃につなげることができなかった。前からプレッシャーをかけていくのではなく、ゴール前を守っていくシステムで今回は取り組んできたが、これまではチームとしてボールを前線で奪いたいという意図も持ってきたし、その点はチーム内でも話し合っていた部分であったがうまくいかなかったと思う。今のチーム状況で先制点を与えてしまったことが痛かった。今日のシステムの良さをゲームの中であまり出せなかったことが悔しい」。


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この日は、GK中村航輔選手が約3か月半ぶりに実戦に復帰できました。7月18日の東京戦で2度目の脳震とうを負いました。続けての負傷でもあり復帰までの道は非常に慎重に進められました。安静を経て、散歩から始まった運動、室内での軽い筋トレなどを経て、ようやく9月中旬にピッチでGKコーチとのトレーニングに進みました。

この復帰に至るまで、脳神経外科の脳震盪専門医の診察を3〜4週おきに受け、眼球の動き、記憶の検査、平衡感覚の検査、反射の検査など、経過を観察してきました。そしてチームドクター、外部のスポーツドクターと複数の診断、判断を集約しながら、脳神経の機能が全て正常と判断され、プレーの許可が得られました。そして、10月中旬に対人プレーも可能と判断され、実戦練習やトレーニングマッチを経て、この日を迎えることができました。「自分に関わってくださった皆さんのおかげで、復帰できたことはとても嬉しいです。これから何試合も何百試合もプレーすることができたらと思います」

前半からピンチを救うシュートストップ、航輔らしいプレーや存在感を随所に見せてくれました。しかし結果としては3失点、復帰戦でチームを勝利に導くことは叶いませんでした。「まずチームとして川崎に屈してしまったことを認めなければいけない。前半に2失点したことは自分たちを苦しめたと思う。6日に試合があるので、今日の負けを認めた上で振りかえって次に向かいたい。メンタル的にもフィジカル的にもリカバリーが重要だと思う。残り3試合は結果を出すことが求められているし、求めなければいけない」

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中村航輔の復帰を、今のレイソルは懸命に大きなプラスと勢いにしなければなりません。日本一のキーパーが戻ってきてくれたと思っています。このまま終わっていくことを易々と受け入れることはできません。残り3試合、次の鹿島戦は中2日、それでもできることがあるはずです。選手たちが持っている力を信じたい。最後まで信じています。

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2018年11月 2日

明日は川崎戦

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担当:大重正人

まず、先日日曜日、ファン感謝デーに約3000人のご来場をいただきまして誠にありがとうございました。今季途中から選手会長を務める手塚選手から「今シーズンもここまで熱い応援をいただき、選手たちはとても大きな力をもらっています。今日は選手全員で日頃の応援への感謝の気持ちをいろいろなイベントを通じてお返しできればと思っています」と開会のあいさつをさせていただきました。

これまでも好評をいただいていた選手との撮影会やサイン会、キッズサッカーやスタジアムアドベンチャーは今年も大変にぎわいました。久々の実施となったフリーマーケットでは、あっという間に150個近い商品が売り切れになり、26万4300円の売上となりました。今後の選手会福祉活動の原資とさせていただきます、皆様のご協力ありがとうございました。また新たなイベントとして外国籍選手たちによる会話教室や、小さなお子さんたちが選手たちと遊べるキッズルーム、リニューアルされたクラブバスに選手たちと同乗ドライブできる「バスツアー」など、限られた時間ではありましたが、選手たちとのふれあいを楽しんでいただけたことと思います。そしてメッセージフラッグには、もう書くスペースがなくなるほどびっしりと応援の言葉、励まし、エールで埋め尽くされていました。

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チームは現在17位で、J1残留にむけて厳しい状況のなか戦っています。そのなか引き続き後押しくださっているサポーターの皆さんにむけ、瀧川社長がご挨拶させていただきました。「皆様には日頃から柏レイソルに温かいご支援ご声援をいただいておりまして御礼を申し上げます。現在17位にあり、皆様に多大なご心配をおかけしており、またなかなか結果に結びつかずに悔しい思いをさせてしまっていると感じています。そして皆様と同じく悔しい思いをしているのは監督であり選手たちでもあります。その悔しさをバネに、毎日チーム一丸となって、同じ方向を向いて練習に励んでおり、非常に頑張ってくれています。誰一人下を向いている者はおりません。必ずやJ1に残ってくれると彼らを信じていますし、私ふくめフロントもチームを全面的に支援してまいります。残り4試合、クラブ一丸となって全力で1試合1試合を戦ってまいります。ぜひ皆様方にも最後の最後までご支援をいただきますようお願い申し上げます。」

そしてイベントの最後には加藤望監督も壇上に上がり、この日の御礼と、これからの戦いについてお話しさせていただきました。「今日は普段ピッチでお見せしている選手の魅力とはまた違った、ひとりひとりの魅力を感じていただけたかと思います。本当に選手たちは日々頑張っております。そして皆様の大きな大きな声援をいただきながら今後も戦っていけると感じることができました。チームは現在17位、残り4試合、どうか皆様の変わらぬご声援、大きな大きなご声援を選手、チームに送っていただければと思います。そして皆様とともに最後まであきらめずに戦ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」。

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明日は14時からアウェイでの川崎戦です。昨年の王者で、現在首位。間違いなく今リーグで一番の強敵です。離脱していた選手たちが復帰したという報道も伝わってきています。しかし何よりも、目の前の相手に11人とチームで必死になって戦っていく、勝ち点3をめざして戦いぬく。まずは、その思いや気迫を、明日ピッチに立つ選手たち、送り出す監督以下スタッフには1ミリも残すことなく出し切ってほしい。その姿、姿勢はゴール裏やビジター席に陣取る黄色いサポーターの皆さんに届くはずですし、間違いなくチームを支え、後押ししてくださいます。2009年、残り4試合の同じ第31節、迎えた首位清水との試合で5-0で勝ったこともあります。選手たちを信じて、等々力に一緒に戦いに行きましょう。DAZN、DAZNのツイッターライブ、NHK総合での中継もあります。明日14時、大きな力を選手たちに送って下さい!

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