2018年1月15日

ACLプレーオフまであと15日

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担当:大重正人

1月の中旬で冬真っ盛りという時期ですが、今日は全国的に陽気に見舞われたようです。昨日も11.1度とたいへん心地よい午後でしたが、ここ指宿では最高気温16.5度。我孫子で10度ぐらいだったようですから、ここは南国鹿児島の恩恵をおおいにあずかっています。新加入選手が多い今年のレイソルですが、いろんな写真や動画でもお伝えしているように、もう何年も一緒にいるかのような明るく活発な雰囲気です。今思えば最初は当然ながら少しぎこちなかったように思いますが、いま毎日行っている監督面談で「しっかり練習から声を出して盛り上げていこう」と個々に話があり、選手たちもそれに応えて、毎日とてもいい雰囲気でトレーニングがおこなわれています。

ここで一日話が戻りますが、、、ヨーヨーテストが行われている脇ではキーパーたちが練習中でしたが、「カーン、カーン」という金属音が聞こえてきます。何事かと思いきや、、、

松本GKコーチが、選手たちにノックしてました。サッカーチームなのに笑。上の動画のとおりですが、小さめのボールを金属バットで打ちつけ、それをセーブするGKたち。至近距離からですから、実際のシュートよりはかなり早く感じるでしょうし、ボールは小さいので手に当てるのも簡単ではないはず。その心を松本コーチに聞いてみました。言葉自体はもっとシンプルだったのですが、少し補足させていただくと。「僕は『反応』には2種類あると考えていて。ボールが飛んでくるコースを予測して、そこに手を伸ばしていく形。もうひとつはそれでは間に合わないケース、もっと瞬間的に対処しなければいけないボールに対しての反応です」。この2つ目の反応を養う練習です。反応というか、反射にも近いかもしれません。

これまでもテニスボールを使ったり、いろんな器具を使ったり、よくぞいろんなアイディアがあるなと、松本コーチの発想力に感心することばかりです。実は中学までの8年間は野球少年で千葉県内の有力校からの誘いもあったほど。そこからサッカーを始め、キーパーになっていくのですから、そういった型にはまらないところがトレーニングにも現れているのかもしれませんね。久々に握ったバットで手の皮がむけてしまったそうです。。。

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レイソルのGKの練習メニューは、もちろん足でシュートしたボールを止めるのはもちろんですが、それ以外にも試合で起こるいろんな事象を想定していると感じます。シュートを1本止めた直後のこぼれ球に対してすばやくポジションをとるとか、味方がシュートブロックしたボールのコースが急に変わって飛んでくるとか、実際の試合でよくありますよね。中村航輔選手から「想定外のことを想定内にする」という表現を聞いたことがありますが、試合の中で起こる変化や突発的なことにいかに対応できるか、それが優秀なキーパーの要素のひとつになります。これはまた興味深いトレーニングでした。

今日のフィールド選手たちは、昨日のビルドアップからさらに発展して、敵陣へボールを運んだあとの動かし方、やり方を監督がレクチャーし、それぞれ10のポジションに分かれてテンポよくボールをつないで、最後はシュートへ。監督からは大きくシュートを外した選手に対して「絶対にふかすな!!枠へ!」と強い口調の注意もありました。一方で、クリスのこれは止められないなという抑えの効いたシュートが隅に突き刺さったり、173cmの澤選手はやっぱりヘディングシュートへの合わせ方が抜群で、それをしっかり枠へ決めるところとか、個性的なアタッカーたちがまた揃って、早く実戦がみたいなという期待感でいっぱいです。

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今日は1月15日。ACLプレーオフまであと15日です!!

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