2007年2月16日

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本日の担当:桜林 舞

鹿児島キャンプ、本日を含め残すところ2日となりました。
風は冷たかったものの、桜島の噴煙がたなびいているのが見えるほどの快晴、青空が広がっていました。今年は天候に恵まれたキャンプだったようです。昨年、一昨年は雪が降る日もあったとのこと。

本日は、ロッソ熊本との練習試合が14時からあり、出場組と非出場組(のほとんどは一昨日の鳥栖戦にフル出場したメンバー)に分かれ、非出場組のみ午前練習が行われました。フォトギャラに書かせていただいた通りですが、鳥栖戦が行われた日と同様のトレーニングメニュー。屋内での筋トレのち屋外へ。ランニング、ストレッチ、ラダー、小さなハードル(のようなもの)や垂直に立てられたパイプやパイロン、マーカー(と呼ばれる穴の空いたフリスビーのような目印)を使用してのフィジカルトレーニングと続きます。古邊コーチのもとでメインの練習は手際よく行われていくのですが、1種目2本行うと必ず「水分補給とストレッチ」を入れて筋肉に負荷をかけながらも無理はしない指導が徹底しています。それと平行して、田村コーチ、徳弘トレーナー、大津トレーナーなどによって別メニューや個別指導が木目細やかに行われていきます。田村コーチは「一つ一つは悪くないけどつながりが良くないよ。サッカーは流れの中でやるスポーツだから」などと具体的な表現をしながら気になる選手に個々に声をかけておいででした。わたくしも田村コーチに「ボンジュール」と声をかけていただき、一瞬怯んでいると、「ダメだよー、広報はインターナショナルじゃなきゃ?」とたしなめられた次第です(笑)

さて午後からの熊本戦ですが、ざっと50人を超える一般の方と、スポーツ紙はもちろん一般紙の記者の方も多数お見えになりました。公式戦さながら、試合前には監督と選手が屋内に集まりミーティングが行われ、石崎監督より「ケガをしないように、集中して、プレスとサイドチェンジを意識して」とキャンプで行ってきたことを再確認する言葉をかけていました。前半は熊本に勢いがある展開、ハーフタイムで仕切りなおして後半はレイソルに流れがくるように思われましたが、後半4分ドゥンビア選手が先制するもも、同24分ロッソ熊本の山口選手に1点を返され結果はドロー。多くの課題を前に、石崎監督の表情も渋くなっておりました。

試合内容とは関係がないのですが、この練習試合の前半、わたくしはピッチに下りてフォトギャラリーやモバイルアップ用の画像撮影をしていたのですが、球の素早い動きに手も足もついていかず、いやいや大変苦労しました。。。ピントがボケていたり、決定的瞬間にシャッターが間に合わなかったり。。。こちらの使用しているカメラスペックの限界はあるにしても、いかんせん技術がついていきません。横井広報によると球の流れを先読みして押すなど上手く撮影するためのコツがあるようなので、頑張って修得してまいります。フォトギャラにアップされている写真は上手に撮れないながらもその中から何とか選んだ3枚となっています。

その点レイソルオフィシャルカメラマンの飯村さんに撮影していただいた写真はさすがプロ!、素晴らしいです。昨日に引き続きイヤーブックの話で恐縮ですが、選手紹介ページに使用する選手プレイ写真は、昨シーズン飯村さんに取り下ろしていただいたプレイ写真(新加入選手は今季春季キャンプ写真)の中から広報で数枚セレクトし、その中から選手に決定してもらっています。2005年版で広報サイドでセレクトしたものを使用したところ、「自分達で選びたい」という声があがったため、2006年版より選手自身に選んでもらうようになったと聞いています。セレクトされた写真は、意外なものもあり、意外でないものもあり、おもしろいですよ。静的なもの、動的なもの、一生懸命なもの、笑顔のもの。サポーターに思われたい自分か、はたまた自分自身がこうありたいと思う自分像か。選手のキャラクターを少し垣間見ることが出来ると思います。

最後に、やはり皆さんの注目を集めたのは李忠成選手のU-22日本代表選出なのではないでしょうか。といっても、皆さん想定の範囲内であったようで、記者の方による取材も特に混乱することもありませんでした。李選手自身も「(選抜されたのは)素直にうれしい。けれども本当の勝負はこれから」というスタンスが立ち居振る舞いから色濃くでており、横井広報が述べていたとおり「スターシステム」に踊らされるのではないかという懸念は心配するにおよばないようです。

明日はキャンプ最終日。本日夕食後には荷造りが各所で行われ、選手の身の回りのもの、トレーニング用具やメディカルケアを行う機材など、スタッフの手によって運び出されておりました。明日は午前練習を国分運動公園で行い、午後には柏に移動する予定となっています。気を緩めず、でも張り詰めすぎることのないように、ラスト1日を過ごして参ります。