2009年8月23日

HITACHI DAYに連勝ならず

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担当:河原 正明

 またしても連勝ならず。ホームゲームで挑んだ4度目のチャレンジでしたが、結果は後半42分に追いついてのドローゲーム、勝ち点1を得ました。前々節ジェフ戦同様、相手が一人退場して10人となり、試合が有利に展開すると思われますが、逆に相手のカウンターから先制を許す苦しい展開に。
しかしそこから同点に、そして逆転を狙って指揮官は選手を次々と投入します。ジリジリと膠着した状態が続くなか、交代出場した大谷選手が右サイドに送ったパスを、ポポ選手がゴール前にクロスを放つと、ニアに詰めていた北嶋選手の動きに釣られた相手DFがオウンゴール。同点となり、スタジアムに詰め掛けた黄色い応援団がワッと色めき立ちます。その後も攻めの手を緩めなかったのですが、残念ながら時間切れとなりました。

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 同点弾に絡んだ北嶋選手。試合終了後にしゃがみ込む姿からは悔しさがにじみ出ています。「タニ(大谷選手)のパスは『サイドから攻撃するぞ』というメッセージ付き。ポポも判って良いクロスを上げてくれた。ニアサイドはは自分の得意なポジション。これで13年間やってきた」。一方引き分けに終わったことについては「勝たなければいけない試合だったが、最後まで走って追いついたことは評価したい」と気持ちを切り換えて話してくれました。

 また、惜しいシュートシーンがあった大津選手も「自分が先制のチャンスを決めていれば。そういうところが勝負の決め所」と反省の弁を。しかし北嶋選手、大津選手双方からは「DF力が付いてきて、組織で守れている自信がある」とも。ネルシーニョ監督も試合後「この3連戦でチームのベースを作った」と話すように、守備に関して基盤整備が出来つつあると選手自身も感じているようですし、実際に新監督を迎えての5試合で失点は4、1試合平均で0.8とそれまでの平均失点2.16に比べて数値の上でも証明しています。あとはこれに攻撃を加えていくだけ。「いい手応えを感じている」指揮官が次の試合までにさらなるエッセンスを加えてくれることでしょう。 
 
さて、今日はHITACHI DAYでした。本当に多くのファン、サポーターの方にご来場いただきましてありがとうございました。ホーム側はまっ黄色に染まっていました。
また、試合前には限定での交流会がピッチ脇で行われ、池田、根引両コーチに村上選手と橋本選手が参加しました。残念ながらピッチ上ではボールを使ってのふれあいができなかったのですが、とてもコンパクトなスペースだったので、その分距離感がグッと縮まってのひと時でした。

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レイソルでの交流イベントに初参加の橋本選手も小さなお子さんたちと手をつないだり、得意の?トークで積極的に話しかけるなど奮闘していました。イベント終了後に本人に感想を聞くと「楽しかったです。僕C級ライセンス持っているんで、教えるほうは得意ですよ。でもファン・コーチにダメ出しをされました」となぜかしょげ気味に。何をダメ出しされたのか?と訊ねると「しゃべり方が怖そうだって。関西弁だからですかね。ショックだったのは関西弁が通じないのか子どもが『ポカーン』としていましたし」と初体験は少々苦いものだったようです。
それでも参加いただいた親子の方がみな笑顔で「楽しかったです」と言ってくれたので、成功といえるでしょう。これもいい経験ですよ。またご参加いただいた皆様ありがとうございました。

さて、チームは明日はオフです。が、明日(もう今日ですが)柏市消防訓練センター(柏市布施)の「市民開放デー」イベントに仙石選手、山崎選手と参加します。朝9時30分からとなりますので、お近くの方はぜひお越し下さい。

そしていつものお願いです。30日(日)には再びホームゲーム・京都サンガF.C.戦が日立台で開催されます。マッチデープログラム「Vitoria」で「サポーターズボイス」を募集中します。次こそはホームで皆さんと勝利を分かち合いたい。選手への熱いメッセージをお待ちしております。

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