担当:河原 正明
キャンプも2日目。昨日は移動日ということもあり、ランニングのみの軽めのメニューでしたので、いよいよ今日からが本番、といったところです。
午前9時にまずは室内のトレーニングルームで筋トレと体幹トレからスタート。湾を見渡せる眺めの良い部屋ですが、選手たちには関係なく(苦笑)ひたすらトレーニングに励みます。
その後グラウンドに移っても、引き続きフィジカル強化のメニューが選手たちを待ち構えます。レイソルではすっかりおなじみのメニューですが、新加入組は初体験。3人一組でのサーキットトレーニング、今持てる全力で挑み、限界を超える。「もっとクオリティ、スピード、パワーを上げていこう!」とピメンテウフィジコも選手たちにハッパをかけると、呼応するように選手たちからも「もっとやろうぜ!」と自然に声も高まります。
追い込んだ午前練習を見て、監督から午後の練習時間が30分遅くなることが告げられました。そして練習メニューもウォーミングアップの終えると20分×2本の11vs11のゲームに。別メニューの近藤選手と研修中の新人4選手を除く23選手が出場しました。注目はやはり新加入の6選手。全員が得意とするポジションで起用されました。
FWにはクレオ選手。懐の深さとキープ力、そして攻撃的なセンスを要所で見せてくれました。さすがに「今はまだ疲れている(苦笑)」とのことでしたが「コンディションの問題は時間が経つにつれ解決してくれる。今日短時間プレーしただけでもレイソルでプレーすれば、勝ってタイトルが取れると強く感じた。まずは自分がチームに溶け込むことを考えていきたい」と頼もしい答えが返ってきました!
コンビを組んだ田中選手はクレオ選手を「トップに張っていて、いかにもセンターフォワードらしいプレーヤーだと思います。背も高いし、真ん中でどっしりと構えてくれる。自分がサポートする動きをすれば自分も生きると思う」と期待を込めて評していました。
右SBとして出場したキムチャンス選手。何度かサイドを駆け上がってからのクロスや、さらには正確なチェンジサイドのボールを披露、非常に攻撃的な部分を見せてくれました。試合後もCB増嶋と動きを確認するなど自己チェックも入念にしていました。今日初めてコンビ組んだレアンドロ選手との息がこれから合ってくれば、レイソルにとってはまた一つ大きな武器となるでしょう。
「柏レイソルと練習試合をしている?と錯覚しました(笑)」と感想を漏らしたのは鈴木選手。初めての移籍だけに、日本代表とはまた別の「いつもとは違うメンバーとサッカーをする」不思議な感覚だったようです。「これに慣れていかないといけないんですよね。でもゲームは本当に楽しかった」と笑顔で話してくれましたが、今日は最終ラインから終始大きな声でコーチングを続けていました。これから徐々に持ち味をだしてくれるでしょう。
谷口選手は鋭い読みからのインターセプトとボール奪取、さらには攻撃への切り替えでプレーをアピールすると、狩野選手は両足で精度の高いキックから何度もチャンスを作っていました。太田選手も「さすがにキテます(苦笑)体がキツイです」と言いながらも随所に激しいプレーで攻撃にアクセントを加えていました。どの選手も早く実戦で見てみたい、そんな期待がさらに大きくなる40分でした。
さて、今日の練習にも日本テレビの取材クルーが訪れました。連日ご取材いただいていますが、今日の番組は「サッカーアース」。こちらは2月16日(土)25時20 分〜放映予定です。もう一つはタイトル未定ですが2月11日(月)放送のJリーグ20周年PR番組の中で「FUJI XEROX SUPER CUP2013」特集が組まれます。2年連続出場のスーパーカップとACLに挑むレイソル戦士たちの意気込みを収録しています。こちらもぜひお見逃しなく!
昨日今日と土日ということもあり、地元だけでなく多くの方が見学に訪れました。あいにく明日は天候が悪そうなのが残念です。では練習レポートはまた明日に!