担当:河原 正明

今日はクラブ史上最も数多くのタイトルにせまった日でした。U12、U18が全国少年サッカー大会、そして日本クラブユース選手権の決勝戦に進出しました。

午前930分から行われた全国少年サッカー大会決勝、埼玉県代表の新座片山に3−1で敗戦しました。しかし、2年連続決勝進出は立派な成績です。胸を張って柏に帰ってきてください。

そして18時から行われた日本クラブユース選手権決勝、横浜F・マリノスユース戦。我々はトップチームの試合のために午後に新潟入りしていましたが、アウェイながらもフロントスタッフ全員でネット中継を食い入るようにみている様は不思議な感じでした。ネット文化の利便を享受して時間の許す限り見ていましたが、19時過ぎにはトップチームの試合アルビレックス新潟戦もキックオフ。

トップチームは相手のレアンドロ選手への執拗なマークに粘りの守りに手を焼きます。それでもリスタートから大谷選手が「前半唯一仕掛けた場面(ネルシーニョ監督)」で前線にボールを運び、ワグネル選手が難しいゴールを決め先制します

「相手は固く守ってうちのミスを待っている。自分たちで相手の調子を上げさせている」とネルシーニョ監督。ハーフタイムにも「レイソルの力はこんなものではない」と奮起を促します。

後半も「相手に自分たちから仕掛けるも、慌てずにオーガナイズをしていこう」と監督が選手を送り出します。しかし、セットプレーから同点弾を許すも、相手選手が1名退場となり追い風となるかと思いましたが、最後まで追加点を奪えず勝ち点1を分け合いました。残念ながら同点に追いつかれましたが、ここ5試合負けなし絶好調の新潟相手によくしのいだと思います。

 

一方、ハーフタイムに喜びの一報が。U18が逆転で勝利、初タイトルを獲得。もちろnトップチームの選手は知る由もなく、我々も選手に伝えることはありませんでした。試合後にはアカデミー出身の先輩たちから喜びの声が。「いつもシルバーコレクターだったのでようやく返上ですね。嬉しいです」(工藤選手)、大谷選手もツイッターで「ユース出身としては本当にうれしい」、そして新潟の石川直樹選手も「本当ですか?!あのシモさんの下で優勝はスゴイですね!」と後輩たちに祝福のコメントを贈ってくれました。

下平監督の試合後のコメントも届きました。「常に先手を取られる厳しい試合だったが選手たちのがんばりに感謝している。前半にミスから1点先制されたが『後半の45分で1点返そう』と送りだした」その言葉通りにすぐに同点に追いつきましたがリードを許してしまいます。それでも後半最後に投入されたFW木村選手が大仕事を。アディショナルタイムに逆転弾を決め、そのまま逃げ切りました。「今年は4つ目標がある。クラブユース選手権で優勝、プリンスプレミアリーグに昇格すること、天皇杯でトップチームと戦うこと、そしてJユースカップに優勝すること」。まずは第一の目標を果たしました。次の目標でさる天皇杯出場は11日(土)に行われる準決勝に勝つことが条件です。トップチームも十分に刺激を受けた一週間でした。さてすぐに水曜日にはナビスコカップ・ガンバ大阪戦が控えています。今日の試合、復帰したレアンドロ選手が2得点と復調傾向にあります。「アドバンテージはあるが先制点が必要(栗澤選手)」。明日柏に帰りオフ、そして2日間で準決勝進出をかけた戦いに挑みます。今日もご声援ありがとうございました。トップ、アカデミーともに引き続き応援よろしくお願いいたします。