担当:河原 正明



 今日から鹿児島キャンプが本格的に始動しました。オフ明けの柏でのトレーニングは梅雨らしくないカラっと晴れて暑い日が続きましたが、鹿児島では梅雨独特の蒸し暑さと雨が出迎えていました。もっとも、昨晩も大雨でしたが、午前のトレーニング前には雨も上がり、午後も練習中には少し雨がパラついた程度で練習メニューに影響が出ることはありませんでした。


 それもピッチの芝が良いからこそ。多少の雨でも全く問題なく、ストレスなくサッカー漬けになれる環境ですし、むしろそれを求めて鹿児島まで来ているといっても過言ではないでしょう。


 GK陣は午前・午後ともアレックスGKコーチとともにフィールドで練習を行いました。午後はクロス対応やロングボールへの対応の練習を。アレックスコーチは様々な球種を蹴り分けられるのですが、今日は雨で滑りやすくなり、ボール扱いの難易度が自然と上がります。パンチングの際の手の高さや足の位置、フィードの正確性まで細かな指示をしながらみっちりと鍛えられていました。



 一方、フィールド陣は午前にフィジカル系のトレーニングを。ジムでの練習から始まりキャンプ恒例のサーキットトレーニングへ。7つのメニューを3セット繰り返すのですが「最初は1セットだけかと思っていました」と秋野選手。「春もそうだっただろ?」と突っ込む太田先輩ですが、実はルーキー4人は春季キャンプにはJリーグの新人研修のために途中参加で未経験だったのでした。今回は最初から参加できることもあって、秋野選手だけでなく小林、木村選手らもしっかりと鍛えてアピールの機会にしたいとキャンプ前に話していましたが、意欲的になるにはもう一つ理由もあるでしょう。今回U-18の後輩選手たちが3人参加していることも意識を高くさせていることでしょう。



 午後はボールを使ったトレーニング。短いパスの精度を高める練習やキリカエのトレーニングなどを行いました。決して長い時間ではないものの集中してメニューに取り組むことでレイソルのサッカー濃度を濃くしていくことに努めます。


 明日は午後のみの練習となります。台風の動きも気になるのですが、午後には晴れて蒸し暑くなりそうな天気予報です。夏の暑さに耐えうる体力と戦術を磨く鍛錬の日々はまだまだ続きます。