後半アディショナルタイム、必死の攻撃も決定的なシュートをかき出され、ラストプレーに狩野選手が放ったシュートも決まらず。「チャンスをもらって結果を出したかった。何本かあった決定機を決めていれば…」(狩野選手)タイムアップのホイッスルが鳴った後も倒れ込んだまま微動だにしない背番号14が目に焼き付いています。
大事な「結果」を出せなかった今日の試合。レイソルの選手たちは終始試合を支配していましたが、ナビスコカップFINALとは逆にゴールを求めて戦い続けた相手にワンチャンスを決められてしまったこと。「サッカーはチャンスをどれだけ作ったかで競うのではなく、ゴールをどれだけ決めたかを争うもの。レイソルにはゴールだけが足りなかった」(ネルシーニョ監督)。今日はその一言に尽きます。
今日で2014シーズンのアジアへの挑戦が終わりました。天皇杯連覇、そして3年連続でAFCチャンピオンズリーグに出場することは出来ませんでした。「来年ACLに出られないのは残念」(大谷選手)「ACLにまた出たかった」(栗澤選手)「あの場所に戻りたかった。でも、改めてACLは簡単なものではないこと」(工藤選手)。試合後挨拶に赴いた選手たちに「アジアへの想い!」「この悔しさを忘れるな!」とサポーターからの声は届いていました。
遠く岡山・カンコースタジアムにはるばる柏から訪れたサポーターに声援が力強く響いていました。「サポーターに感謝しています。残念な思いをさせてしまって申し訳ない」(工藤選手)グッと唇を噛みしめて答えるエースの顔は改めて大きな責任を負っている自覚を伴っていました。
明日はリカバリートレーニングを日立台で行います。今季はリーグ戦が残り3試合のみとなりました。「今日サポーターを失望させた分は残りの試合で取り返す」(工藤選手)。30日(土)は今季最後のホームゲームです。最後までその決意を見届けていただきたいと思います。