2011年4月21日

大宮戦へ

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担当:大重正人

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非公開練習で静けさが広がる日立台。「ナイス、スゲノーッ!!」その沈黙を破ったのはシジマールコーチでした。今日は試合2日前ということで、スタジアムのピッチを使っての紅白戦。その前に菅野選手らGK陣はクロスボールの対応など、久々の試合に備えてピッチの距離感や感覚を取り戻します。

3月5日の開幕戦、田中&大津の2トップは、直前の紅白戦でアピールを果たし、試合出場、そして勝利に大きく貢献しました。サブ組の選手たちはチャンスを逃すまいと力一杯のアピールを試み、また主力組の選手たちはポジションを渡すまいと一時も気を抜けません。公式戦という勝負の前の「真剣勝負」です。ピッチの隅々まで起こったことを見逃さないネルシーニョ監督。腕組みしながら選手のコンディションやプレーを見定めて、いったいどんな18人のメンバーを選ぶのでしょうか。

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午後からは取材です。安英学選手が、J:COMの「レイソルタイム」のインタビューに初登場しました。レイソルで唯一ワールドカップに出場したヨンハ選手は、ブラジル、ポルトガル、コートジボワールと対戦しました。「カカ、ロビーニョ、マイコン、ドログバ、クリスチアーノ・ロナウド......」と次々と世界的選手の名前が飛び出します。「今でもあの舞台で戦った感覚は残っているし、またそういう経験をしたいと思います」。

また週末の大宮戦は古巣との対戦。「イ・チョンスやラファエルは、1人の力でゴールや決定的なアシストができるし、ワンプレーで流れを変えられる警戒しないといけない選手です。逆に僕も『いいチームに移籍したな』と思われるようなプレーを見せたいです」と静かながら闘志を燃やしています。放送は5月1日からの予定です。

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そして昨日の話ですが、大谷選手と一緒にモバイルレイソルのノンフィクション「on the way」の取材に行ってきました。今回お邪魔したのは柏市内、日立台からも歩いていける「Mare@(マレア)」というカフェ・ダイニングバーです。ランチの間、女性たちでみるみる満席になった人気店です。

パスタやピザなどのイタリアンがメインで、ランチでは珍しい「カレークリーム」のパスタを注文してみました。練習を終えてやってきた大谷選手はメニューを見るのもそこそこに。「カレークリームで!......えっ!?うわぁ、かぶったよ」とちょっと悔しげでしたが、普段からよく通っているという大谷選手が即座に選ぶだけの味わい。あくまでクリームベースながら、カレーの風味がほどよく絶妙のバランスでからむ、タニ絶賛の一品でした。そして、食後にいただいたクリーミーなバナナジュースもいつも必ず注文するお気に入りだそうですよ。

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インタビューでは、地元流山でサッカー人生をスタートさせ、中学からレイソルへ。1つ上には近藤選手、1つ下には菅沼選手と実力派の世代と切磋琢磨しながらトップチームへ。憧れの明神選手から背番号7を引き継ぎ、そして2度の降格という悔しさも味わいました。「チームが同じ方向を向いていないと勝てないと強く感じました。勝った時は頑張ったのはFWだけじゃない。勝利はみんなのおかげだし、負けた時はみんなの責任ですから」。北嶋、南というリーダーとともにキャプテンとしてレイソルを引っ張ってきた彼の歴史を聞くことができました。来週頭にモバイルで連載1回目をアップ予定です。前回からの間隔が空いてしまい、申し訳ありませんでした。どうぞご一読ください。

最後に明日、おなじみのサッカー漫画「ジャイアントキリング」の別冊号が発売されます。大谷、村上、茨田、田中、大津、桐畑、兵働、橋本、川浪、稲田、酒井の11選手に加え、そして誰よりもジャイキリを愛する北嶋選手はなんと見開き2ページです!やはり、それぞれ同じポジションの選手に自分を重ね、みんな行きつくところは「自分も漫画に出たいです」(笑)。大人になっても、やっぱり漫画のなかの登場人物はあこがれで、自分だけのヒーローです。講談社より書店やコンビニで発売されますのでお楽しみに!