2011年9月27日

実りの秋

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担当:河原 正明

 夕方の日立台、秋分の日が過ぎ、ますます日が沈むのが早くなっていきます。「もうすっかり秋」選手からもつい10日前までの暑さから解放されてホッとした声が聞かれます。
秋は「稔り」の時期でもあります。今年のレイソルにはそうした時期を迎えている頼もしい選手が多く揃っています。

 先日の大宮戦に復帰出場したキタジ。一方、ジョルジは累積警告で出場停止、ヨンハは残念ながら古巣相手の試合に出場なりませんでした。ピッチから、スタンドから見ていた日立台の景色にそれぞれの胸に去来するものがあったでしょう。それでも、週が明ければまた練習です。その今日の練習で、動きで、声で目だっていたのはこの同級生3人でした。

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 「いろんな『壁』があるけど、壁と思えることが幸せ。タイトル争いは甘くないということ。」とはキタジ。「(降格に)おびえる試合ではなく、エネルギーをポジティブに使えることが大事」とレイソルで過ごした時間が長いだけに重い言葉でした。
1試合の結果も大事ですが、次に向けて準備ができること。「いろんなことをひとつひとつ乗り越えて今の位置にいる。これからも乗り越えていくだけ」。鹿島戦に向けてリスタートです。

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 サッカー選手は、人生の大半をかけて「己の技」に磨きをかけつづけてきている求道者です。ジョルジの左足も試行錯誤を繰り返して掴み取ったまさに己が身を助く武器です。
鹿島戦は「難しい試合になるでしょう。でも、勝つことだけを信じるよ」ブラジル国内で数々のタイトルを手中に収めてきたベテランの一言は、迷いなく進む道標ともなります。今季はピッチ上で若手の選手とのぶつかり合う中で渋くも輝くプレーを魅せてくれています。そうしたハーモニーが非常に魅力的で面白いシーズンです。
 残り7試合となったリーグ戦、楽しみがまだ7試合あるということです。次節はアウェイでの試合となりますが、ぜひスタジアムで選手を後押ししてください!