2011年9月28日

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担当:大重正人

ようやく秋らしい、さわやかな1週間になりました。今日はトレーニングを終えた選手たちが、なかなかクラブハウスへ帰ろうとしません。ボールをけり合ったり、ストレッチしたり、談笑したり。アルディージャ戦敗戦のショックからもしっかり切り替えて、集中した練習を終えての充実感があふれるような、レイソルらしい雰囲気の良さでした。

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精力的に動いていたのは、北嶋選手です。戦術練習を終えて、普段ならシュート練習をおこなうところで、水野選手とピッチを離れて別メニュー、待ち構えていたのはピメンテウコーチと三角コーンでした。たった2人のフィジカル練習。日曜は久々の復帰戦ながら得点チャンスに絡む活躍を見せましたが、よりコンディションを高めるためにあえて身体をいじめ抜きます。

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前に栗澤選手が「フィジカル練習はめっちゃキツイけど、キツイ練習やったときほど、試合で疲れず最後まで走れるんですよね」と言っていましたが、「練習は嘘をつかない」とは正にこのことです。さらに長いジョグを終えた後は、林選手とゴール前での動き方について身振り手振りを交えて話し合います。戦術的にも精神的にも代えようのない大黒柱のキタジが復帰し、優勝争いに挑む、結束したチームが改めてできあがりつつあるように見えます。

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その北嶋選手が取材を受け、大宮戦で配布された求人情報誌「TOWN WORK」。今日は、その第2回、第3回の取材が続けて行われました。まず1組目は、26歳の同級生コンビ「マス&コウキ」。この2人のくくりは「新しく柏にやってきた選手たち」でした。増嶋選手は千葉に生まれ、FC東京、甲府、京都へ。静岡出身の水野選手は千葉、スコットランド。いろいろな地域を歩んだ、経験豊かな2人から見た柏や東葛地域の印象、そしてサッカー選手としての職業など、サッカーだけでなく仕事や地域についての思いを語ってくれました。もしサッカー選手になっていなかったら?という質問には「マスが釣った魚を、コウキが調理する」という夢のコンビネーション誕生か。そんなところを想像しながら、おおいに盛り上がったインタビューになりました!

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続いて2組目のくくりは......「柏で育った選手たち」。ということで、アカデミー出身のサカイ&バラが登場しました。スタジアムで空を見上げるカットを撮影していたら、スタジアムの屋根を見ながら「あの高い所からテレビ中継してますよね?」とどちらかがつぶやき、なら行ってみよう!!と私の思いつきで取材クルーの皆さんにお願いしてエレベーターに乗り込みました。

「レイソルに来て10年ぐらいですけど、来たことなかった。初めてです!」とロイヤルルームの椅子にこしかけて興奮気味の2人。そしてさらに屋上へ。「うわぁ、すげ?」と柏市街を一望できる絶景に、思わず携帯電話で撮影するバラ。自分たちが住んでいる寮は見つけられませんでしたが、いつもと違う地元の風景を感動の面持ちでした!プロ選手、社会人としての経験はまだ浅い2人ですが、マスやコウキのように頼もしい先輩達に囲まれながら、選手として一人の人間としてますます成長してくれることを期待しています!

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酒井&茨田選手編は10月31日、増嶋&水野選手編は11月21日発行予定です。すこし先になりますが、どうぞお楽しみに!