2012年4月20日

神戸の決戦前夜

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担当:大重正人

今日から一足早く神戸に来ました。新幹線で西下していくごとに空がだんだん曇り空になっていきます。トレーニングが始まる15時すぎには最も強くなり、その後は降ったりやんだり。でもここのところ試合がおこなわれる毎週土曜日に限って雨に降られていたので、一日早まって良かったとポジティブに考えましょう!

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神戸市内、六甲の山々に見守られながら、切り替えのパスゲームや戦術練習など、90分ほどの練習となりました。ネルシーニョ監督やシジマールコーチ、選手たちの声がやまびこになって返ってくるかのように、大きな声がピッチ上から聞こえてきました。練習後には中学生らしきサッカー少年たちが競技場へ。胸元を見ると白黒のエンブレム、そうヴィッセル神戸の育成組織の選手たちでした。ホールに飾られたINACのパネルを覗き込むジョルジを見て「ジョルジ ワグネルや?。なんでいるん?」と興奮の面持ち。昨年のアウェイ神戸戦では、1ゴール1アシストの大活躍。レアンドロ不在の今回、ピッチの司令塔としてその黄金の左に期待が高まります。

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去年は2戦2勝したヴィッセル戦ですが、今季は大型補強でチームは大きく変わろうとしています。大谷キャプテンも警戒を強めます。「このところ勝ててなかったり、ゴールがなかったりしているようですが、ちょっとした噛み合わせ次第で状況は変わるでしょう。新しく入った選手が質を上げているし、攻撃やセットプレーが強みになっていると思う。」昨年の鹿島戦で決められた野沢選手→田代選手のホットラインがそっくりそのまま移籍しています。

そして「ウチもJリーグ、ACLと勝てていない。上位に食らいついていくために、アウェイだけど勝ち点3を獲らなきゃいけない試合です。特に失点が多い。ただコミュニケーションをしっかり取れば改善できること。もう一度原点に立ち返って、やるべきことを、90分間やりとおすこと。そうすればいい結果がもたらされると思う」。今日はいつにも増して、張りつめた緊張感に満ちた試合前日のトレーニングでした。明日の午後2時、ホムスタでの躍動し、VITORIAのために激しく戦い続ける選手たちを応援したいと思います!