2012年5月20日

アウェイ3連戦終了

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担当:河原 正明

アウェイ3連戦の締めくくりは見事な逆転勝利!3連勝で柏に帰ることができました!リーグ戦はようやく2連勝。鹿島が大差で勝利したため順位こそ下がってしまいましたが、一番大事な勝ち点を上積みするという任務は完了しました。

 試合は立ち上がりからレイソルペース。レアンドロ選手から工藤選手への柔らかなパスを合わせたオープニングシュートはクロスバー直撃。さらにレアンドロ選手やワグネル選手も際どいシュートを放ち攻め続けますが先制点を奪うことはできません。圧倒しておきながら点を奪えないイヤな展開が続くと、レイソルのコーナーキックをクリアしたセレッソDFからのパス1本で抜け出したケンペス選手にゴールを決められて痛すぎる失点をしてしまいます。ハーフタイム、「サッカーでは驚くべきことがよく起こるもの。自分たちの手のひらの上にあったゲームなのに、簡単に相手に渡してしまうなんて!」ロッカールームで監督は攻撃の奮起を促し、守備での修正を指示しました。

TVインタビューで「5点は取れただろう」と話したように、決してチャンスが作れていなかった訳ではありません。後半立ち上がりから栗沢選手を5試合ぶりに投入し、試合のペースを握っているかのバロメーターでもあるセカンドボールの奪取で優位に立ちます。ボランチがボールを奪い前線へパスがつながる展開が増えてきます。すると自然にサイド攻撃も増加、それが実ったのは後半18分でした。右サイド酒井選手のクロスに頭で飛び込んで合わせたのはレアンドロ選手!相手DFとの駆け引きを制した両選手の美技でようやくゴールをこじ開けます。

そしてその3分後でした。再び右サイドを駆け上がった酒井選手のクロス、田中選手が相手GKの裏をかく右足ヒールで自称「おしゃれな」シュートが決まり、これで逆転に成功します!この遠征中、「何度も二人で入り方とクロスの上げ方を話しをした」田中選手と酒井選手。「その通りの形ではなかったけど(酒井選手)」今季初のホットラインが開通しました。「今年は右足の年(笑)ようやく点が取れたけど、サカイはすごい選手。もっと得点を増やして相手の脅威となりたい」とジュンヤ。一方の酒井選手もようやく今季初アシストに「ホッとしました。でも、アシストが付くのは決めてくれたニーヤンと順也くんのおかげです」と話す顔は満面の笑顔でした。

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その後も守備陣も相手の攻撃を封じ続けます。さらに途中交代で入った澤、水野の両選手も自分の役割をきっちりと果たします。この試合がJ1リーグ100試合出場目となった水野選手。実は「去年から自分の中でカウントダウンしていたけど(笑)」と、試合前にメンバー表を見て判っていたそうです。今季はここまでなかなか出番に恵まれませんでしたが、この3連戦では最後の場面で投入され、キッチリと仕事を。コウキのトリッキーなプレーは特長の一つ。彼がボールを持つとサポーターが沸くのがよくわかります。「(レイソルは)ここからだよ!」コウキの言葉に勇気づけられるのでした。

試合後、ネルシーニョ監督から「月曜日もオフだ!」と期せずして告げられると、ロッカールームから大きな「ネールシーニョ!ネールシ−ニョ!」コールが起こりました。長かった9泊10日の旅も明日で終わり。チームは火曜日から新潟戦、そしてACL蔚山戦に向けて始動します。今日も大きなサポートをありがとうございました。大阪で、柏で心行くまで祝杯を!ではまた火曜日に!!