2013年2月19日

トライ&エラー

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 担当:河原 正明

 昨年同様、Jリーグ開幕までの2週間で4試合のハードスケジュールに挑んでいるレイソル。チームはキャンプ明けからオフなしの20日間となります。私も金曜日は午後からJリーグキックオフカンファレンス、翌日にはFUJI XEROXスーパーカップ、そしてその後は中国・貴州への遠征となります。開幕まで事務所で仕事ができるのはあと4日間だけ・・・ちょっと焦ります。

 先日のちばぎんカップ、結果はレイソルにとっては思うようなものではありませんでした。結果だけを見れば、翌日の新聞報道でも辛口のコメントとなるのは仕方がありません。しかしそれはやはり天皇杯優勝で、週末にFUJI XEROXスーパーカップが控えるからにありません。すでにチームは"リーグチャンピオン"対"日本一"の戦いに向けて全力で準備にかかっています。実戦で浮き出た課題を練習から一つ一つクリアにしていく。そしてそれはシーズン終盤まで続くものです。

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 ジェフの分厚い攻撃の前に3失点を許したGK陣には、今日もハードなトレーニングが課されました。日々自分自身を鍛え、1mmでも遠くのボールを掴み、弾き、ゴールを守るために。アレックスGKコーチの指導に100%で応え、さらなる精度を高めるべく精進の日々が続きます。

 フィールドプレイヤーも同じです。試合後はどの選手からも「手応えはあったが、試合に勝てなくて悔しい」とのコメントがありました。
 「実は試合中からもどかしかった」と明かしたのはキム・チャンス選手。「自分のベストのプレーができず、集まったサポーターには申し訳なかった」。前所属チームの釜山でもキャプテンを務めていただけに、試合に勝つことへの責任を強く感じていたようです。それでも「スタジアムは想像通りで、サポーターの応援は良く届いていたし、雰囲気はすごく良かった」とのこと。チャンス選手がサイドを駆け上がると、期待込めた声援が何度もあがりました。そのことを本人に尋ねると「プレー中は集中しているから自分への声援かはわからないけどね(笑)」。

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 そんな彼に、練習後にちょっとホッとする場面が。母国・韓国から取材と広告写真撮影のためにスパイク契約メーカーの方と記者さんが日立台を訪れました。撮影に際してはやはり短髪が気になるようでしたが、久しぶりの母国メディアの取材に癒されたようです。
 日本語も「ベンキョウ」して日本での生活にも「少しづつ」なれてきているとのこと。「次こそはサポーターに勝利を!」と誓うチャンス選手、時間が経つにつれてピッチでの存在感はますます大きなものになっていくことでしょう!