2015年3月22日

新潟戦

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担当:大重正人

2-3。2015シーズンに入ってから初めての敗戦。レイソルとしては、リーグ戦では昨年9月27日のFC東京戦以来、11試合ぶりの黒星となりました。待ちに待ったクリスティアーノ選手のレイソル初ゴール、そして輪湖選手の2試合連続ゴールと、嬉しいゴールもありましたが、新潟のハードワーク、そして鋭いカウンターの前に守備陣が崩されました。

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前半、2人に囲まれながらも短期突破、すばらしいアシストを見せた武富孝介選手も「敗戦という結果は妥当で、負けるべくして負けたと思う。失点シーンも不運ではなく相手の狙い通りで、それにハマってしまった」と悔やむゲームになりました。

吉田監督の会見での冒頭コメントです。
「見てのとおり、負けまして、前半、なかなかペースのつかみどころというか、それが見えていたにもかかわらず、なかなかボールを前に運びだせなかったという前半でした。我々にとって初めてのデーゲームで、夕方になる前、夕方に試合が終わるという、太陽を見ながらサッカーをするというのは久しぶりで。前半の、戸惑いといいますか、そういったものはある程度予想の範疇でした。その中で失点なく、得点のチャンスも、実は作りながら、過ごした45分というところでした。

後半、ちょっとしたところをいくつか修正して、先制をして、先制した後の、一番大事にしなければいけない時間帯、ここから前半の分も取り返すというような、我々は充実していなかったというような選手たちの印象を払拭するような時間帯に持っていかなければいけないところで、若干興奮してしまったような試合展開で。あの時間帯が今日のハイライトというところだと思っています」

両者拮抗した展開だった前半から一転、後半5分から26分の間に、5点が入る激しい展開に変わりました。特に2失点目、3失点目は、レイソルの最終ラインの裏へスルーパスが通り、キーパーと1対1の状況。レイソルがカウンターを許し、防ぎきれませんでした。「最後の守備の薄さが見えた」というメディアからの質問がありました。

「守備が薄くなったのは確かです。言ったらペラペラになった我々のディフェンスライン1枚を、同じようなランニングで剥がされたわけですから、薄くなりました。ただ、ボールをどこで持って、どこで取られたらいけないかというところまで考えなければいけない問題ですし。そこが後半の得点をした後の時間帯、我々がもっとも大事にしなければいけないボールを、エキサイトした状態のなかでプレーせざるを得ない状況だったのが、今日のディフェンスが薄くなってしまった一番の理由であると、今の段階ではそう分析しています」


また、これまでの6試合と比べ、ボールの動きが少なかったのでは?それは戦術的なのか、エキサイトしたというメンタルの問題なのか?という質問が続きました。
「選手は11人立っていますから、戦術的、戦略的には選手たちの顔を見るとスペースは見つけられている。それでここだという話もしていて、ほぼ、わかっていたとおりというか、俺たちがこうしたらこうなるんじゃないか、というところでボールを動かせてはいました。ただ、今日で言えば、何試合前とは違って、最終ラインからの勇気というところで、そこに少しだけ一瞬の迷いがあって、なかなかデーゲームでピッチ上をボールが走らないですし、その中でリズムが相手の走るスピード、駆けるスピードというものを上回れなかったというところ。ただ、見えているスペース、見つけられているスペースは、ハーフタイムに選手たちに話しましたけど、そこに関してはみんなクリアにサッカーをしていました」

鈴木選手も「ボールの取られ方が悪いと一発で、DFラインが高いところで、駆け引きしないといけない状況になるので、ライン上で誰がマークを見るのか、またウチの一列目のところでの駆け引きとか、もっとはっきりしないと。相手の飛び出しのタイミングがばっちり合ってしまえば、ああいった1対1の場面を作られてしまうので」と振り返りました。

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これまでも勝った試合でも引き分けだった試合でも、良かったところ、課題になったところ、いろいろなコメントがありました。今日の敗戦のなかでも、個人のところ、組織のところ、もちろん攻撃でも守備でも、スタッフも選手たちも感じたことを話し合い、次の試合で改善し、よりもっと良い試合ができるよう、分析が始まっています。

週末は日本代表戦があり、レイソルは試合がありません。明日からの2連休で、心身ともひとまずリラックスし、そしてトレーニングで改善、進化させていく大事な期間となります。来たる4月4日、ホーム日立台でのマリノス戦。どんなサッカーを見せてくれるか、そしてホーム日立台で勝利を届けてくれるか。続けて期待を寄せたいと思います。。