2015年6月20日

名古屋戦

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担当:大重正人

アウェイ豊田での名古屋グランパス戦。試合間隔が少し空いて、急務だった守備の立て直しを中心に、トレーニングを積んできた中間。「最近のトレーニングで取り組んできたこと。DFラインを簡単に下げず、ボールサイドでは相手に圧力をかけてディフェンスするということはある程度出せたとは思う」と大谷選手。長身のノヴァコヴィッチ選手、また快足の永井選手といった優れた個性の相手FWに対するアタックや、猛然と相手DFを追いかける工藤選手の走りなど、攻撃だけでなく守備への意識も強く激しく持って戦い続けました。

チャンスもありました。試合を通してのシュート数は15対5。最大のチャンスは69分。右サイドのクリスティアーノ選手のドリブルからの切り返し。左足のクロスを工藤選手がヘディング!GK楢崎選手が辛うじて弾いたところに、中川選手が詰めますが、相手の一歩がわずかに早くクリアされてしまいます。

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試合の多くを優勢に進めていたレイソルでしたが、0-0で終えるわけにはいかない今の順位の状況が、疲労や焦りとなって、のしかかっていたかもしれません。相手のカウンターに戻り切れず、最後はノヴァコヴィッチ選手に押し込まれ、この1点が決勝点となってしまいました。

「どうしても勝ちたかった、勝たなければいけなかった試合を落として、大きく落胆していますし、我々を応援してくれているファン・サポーターを落胆させる結果になってしまった。久々にしっかりトレーニングをしてピッチに立ち、その成果が見え始めていた中で、後半に警戒していたクロスボールから、あれも我々のスローインからでしたが、そこから最後は押し込まれてしまった。また、前半、後半といくつかのチャンスを作りながら、そこを決め切るという部分でもう一押し足りなかった」。吉田監督の試合後会見は、大きな悔しさと落胆が言葉となって表れる重いものでした。

工藤選手も険しい表情でミックスゾーンに現れました。「今の順位がもう少し上の方だったら、次に繋がるいいところがあったと言える試合だったかもしれないが、今自分たちがこの順位にいる以上、何よりも結果が最重要で、サポーターからも試合後に『いい試合より、結果を残してほしい』という声があったように、もっと勝利に執着しないといけない。ほとんどチャンスがなかった相手がワンチャンスで決めた、運が悪かったとは片づけられないし、負けたということは何か原因がある。ガンバ戦まであまり時間がないが、結果をより厳しく追求しないといけない。チャンスが作れているし、FWとして後ろの選手を助けるためにも自分たち前線が点を取らないといけない」

続く試合は23日火曜日のガンバ大阪戦、中2日しかありません。リカバー、立て直しの日は非常に短く限られていますが、それを言い訳にしてはならないし、次こそ日立台での勝利を祈り、信じて、チケットをお買い求めいただいているサポーターの方が待っています。今日も75分まで、その前の浦和戦も、広島戦もほぼ90分まで、惜しい戦いを続けてはいます。でも惜しいではなく、90分+アディショナルタイムのあと、ホイッスルが鳴るまで。次節は輪湖選手が累積警告で、武富選手が今日の退場による出場停止で出られないピンチですが、それでも応援を続けてくれるサポーターのため、自分たちのため、まずはガンバ戦で勝たなければなりません。