2015年9月15日

広州との決戦へ

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担当:大重正人

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いよいよ明日、ACL準々決勝、広州恒大との第2戦に挑みます。8月25日の第1戦ホームでは3点を先行される苦しい展開でしたが、終了間際にCKから工藤選手が押し込んでの1-3。この第2戦では3得点以上&2点差勝利という簡単でないミッションが課せられています。たとえば3-0、4-2ならレイソル勝利、3-1なら延長(→PK)と逆転の可能性を残します。

今日は公式会見と前日トレーニングをスタジアムで行いました。吉田監督はまずこうコメントしました。「1-3というビハインドで広州へ来ました。可能性がとても低いこともよく理解しています。みんな柏が負けるだろうと思っていると思います。今の時点ではおそらくそうでしょう。広州恒大、とても強大だと思っています。ただ我々ひとつになって、穴を見つけ、最初から最後まで戦って、いい結果を持って帰るという決意を持って戦いたいと思います」

3-1が最低条件のこの試合。試合の運び方をどうイメージしているか?という質問に対しては「失点はしたくない、でも点は取らなければいけないというシチュエーションは、我々はつい何日か前に日本のカップ戦で経験しています(ナビスコカップ準々決勝の神戸戦、第2戦は3得点以上2点差勝利が条件)。その時はいたってノーマルに平常心を持って、試合は90分あるという中で戦いました。ただ広州のアウェイの環境の中で、それは引き下げなければいけない、普通ではいけないと思っています。

第1戦もまったく悲観的な内容ではなく、自分たちの望んでいた、狙っていた通りの試合はかなり多くの時間で見られました。どこが良かったかということは話せませんが、うまくいったという手応えは十分に持っています。とにかく一般的に言われたような悲観的な内容ではなかったと自信を持っています。ただスコアは現実を完全に物語っていて、その現実に立ち向かうべく、明日は積極的にアグレッシブにプレーしたいということを考えています」

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そして一緒に出席したのは大谷秀和選手です。監督からも「第1戦には隣にいる大谷も出ていませんでした。今回は、彼の力も加わりますし、明日は最後に取った1点が生きるような試合をしたいと思います」と言葉がありました。

大谷選手は「非常に難しい状況だとは理解しています。相手はものすごく力があり、サポーター、スタジアムの雰囲気など含めて難しいと理解しています。しかし可能性はゼロではないし、自分たちが次のラウンドへ進めると信じて、明日のピッチに立ち、しっかり戦いたいと思います」とまず意気込みを話しました。

大谷選手は第1戦を欠場。2013年の対戦でも出場停止や負傷があり、この対戦を待ちわびてきました。「全員が勇気を持ってプレーした第1戦だったと思います。相手を脅かしたチャンスは多くなかったかもしれないですが、全員が次に向けた手応えを感じ取ったゲームだったと思います。1-3という厳しい結果ですが、最後に工藤が返した1点は自分たちにとって非常に希望のある1点になったと思います。

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明日はここで多くのサポーターが入り、Jリーグとは全く違うプレッシャーがある中で、どれだけ普段からトレーニングしてきたことを多くの時間で出せるかが一番重要なことだと思いますし、それをするために全員が覚悟を持ってここに来ています。ただ相手の選手個々の能力や圧力は普段のJリーグで感じることのないものだと思いますが、そこでビビることなくやれれば、自分たちにとって良い結果が出る可能性が増えるんじゃないかと思います」

明日は日本から160人ほどのサポーター皆さんがスタジアムに駆けつけてくださいます。もちろん柏から、日本からレイソルの勝利と逆転を信じ、応援してくれる方々もいます。「チーム全員に逆転する!という気持ちがみなぎっている。スタジアムに来る方、来られない方も全員の力を合わせ、応援してくれる人たちにいい報告ができるよう、とにかく3点以上を獲って勝ちたい」。工藤選手がレイソルに関わる人たちの思いを代弁しました。

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「柏から世界へ」
「ENDLESS TRIP TO ASIA」
この旅をまだまだ終わらせるわけにはいきません。

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