2017年5月20日

磐田戦

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担当:大重正人

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リーグ戦6連勝です。2014年ラストから2015年開幕にかけての8連勝に次ぐ記録となりました。前線からのプレッシングやサイドからの攻撃といった戦術が浸透し、走りや闘いが求められている選手たちの頑張り、スタンドびっしりに埋め尽くして声援を贈ってくれたサポーターの皆さん。レイソルの力がひとつになっているからこそ得られた結果ですし、今日もヤマハスタジアムでそれをよう改めて実感しました。

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今日も流れを引き寄せたのはGK中村航輔選手でした。立ち上がり、ゴール正面でのファウルからJ屈指のプレイスキッカー中村俊輔選手との直接対決がありました。トレーニングで準備してきたように壁の位置を細かく調整し、そして航輔のすばらしい反応。チーム一丸となってこのピンチを防いだことで、徐々にレイソルがペースを握っていきます。

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「アダイウトンがあんなにサイドに流れてくると思っていなかった」と中谷選手。ジュビロは1トップ2シャドーではなく、川又選手との2トップのような形をとり、そしてロングボールをどんどん蹴りこんできました。アダイウトン選手の隆々とした足腰スピードとパワーに対応するのは本当にタフなミッションだったでしょうが、鎌田&中谷のCBコンビは力負けせず、そしてクレバーにも戦い、相手の攻撃の一手を封じ込めました。そして大谷&手塚のボランチコンビがセカンドボールの争いで相手を上回ったことも勝因のひとつです。

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前半終了間際、何度も繰り返したサイドアタックが実ります。伊東選手の突破からの折り返しに「2トップ」が反応します。ニアに飛び込んだ中川選手が相手DFを引き付けると、その後ろからクリスティアーノ選手がボールを捉えて先制。レイソルにとっては本当に良い時間帯、相手にとっては悔いの残る時間帯。気温が高く厳しい消耗戦だっただけに、大きな1点となりました。

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後半、試合の流れ、結果が変わりかねない判定がありました。ペナルティエリアへ抜け出した武富選手がGKカミンスキー選手に倒されてホイッスル。PKを獲得したかと思いましたが、主審が副審に確認をとって、判定が覆るという本当に珍しいことが起こりました。我々にとってはあの場ですぐに納得するというのは難しいこと。ただ大谷キャプテンは相手選手とも話し、レフェリーからも説明を受け、そしてリスタートに切り替えました。手を叩いて、味方全員に集中をうながす声をかけていました。あの時間帯、スタジアム全体が息を吹き返し反撃ムードが高まる中、主将らしい振る舞いがチームの落ち着きを取り戻させたように思います。

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そしてPKでなく、自分たちで追加点をもぎとって、強さを見せました。「2トップ」のカウンターでした。右サイドをドリブルで駆け上がったクリスから中央へのクロス。中央へ走りこんでいた中川選手の頭へピタリと合い、このヘディングシュートが勝負の大勢を決めました。

「ヒロトが前線から追ってくれるから」。チームメイトみんながチームの好調の要因を聞かれると、真っ先にその貢献を口にします。ただヒロト自身は「このポジションで出ている以上、もっとゴールに絡まないといけない」ともっとチームのためにならなければという思いで一杯です。

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今週、日本テレビ「Going」さんの取材を受け、1年前に続いて取り上げていただけることになりました。この春には入籍し、奥様と住む素敵な新居にお邪魔しました。いかにしてあれだけの走力を発揮し続けているのかという取り組みや、またゴールを奪うための分析や探究を常に欠かさない日常の一部に触れさせてもらいました。「サッカーのビデオを見ているときは、集中してて構ってくれないんですよ。。。」と奥様がちょっと寂しそうなのも微笑ましい若い新婚さんでしたが、その献身的なサポートがあってこそ、ヒロトの活躍があります。今日のゴールも2人にとって本当に嬉しい出来事になったことでしょう。近日放送予定ですが、正式に決まりましたらお知らせします。

鹿島が敗れ、浦和が引き分け、ガンバが勝って、レイソルはまた上昇し2位です。まだまだ道の途中ですが、この連勝が長く続くように。続くリーグ戦は、日立台での埼玉勢2連戦。27日の大宮戦、そして6月4日の浦和戦です。引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。今日も熱い応援をありがとうございました!

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