2017年9月23日

東京戦

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担当:大重正人

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今日9月23日に27歳の誕生日を迎えた武富孝介選手が2ゴール、FC東京を4-1で破り、出来過ぎたドラマのような最高の勝利を、タケとサポーターの皆さんとで祝うことができました。キックオフ前には柏熱地帯のチケットもすべて完売となり、今季5試合目のソールドアウト。黄色一色にスタンドを埋めての応援、本当にありがとうございました。

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FC東京のキックオフ、右サイドに大きく蹴り出し、ユンソギョン選手の背後を狙ってボールをキープされました。しっかりスカウティングしてきたことが見て取れました。また1トップの永井選手がサイドの裏へ快足を飛ばしてロングボールをキープ。守備時は5バックになり、非常に現実的な策をとっていて、嫌な立ち上がり、難しい試合を覚悟しました。

ただ、レイソルのアグレッシブさが際立ち、徐々にペースをつかみます。東京はボールポゼッションをめざし、GKからボールをつないでもきましたが、そこはレイソルの狙いどころでもありました。中6日の相手に対し、中2日のレイソルが激しくアタックし、相手の自由を奪って、クリアボールを拾って二次攻撃。レイソルがめざす攻撃の時間を長くするプレーをやり抜きます、守備から攻撃への切り替え、球際、セカンドボール。レイソルが優勢でした。

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レフェリーの笛がすぐに鳴り、相手が倒れこむ。何度もこんなシーンがありました。たしかにファウルなのかもしれませんが、レイソルにとっては誰もやらなければならない当たり前のコンタクトです。イエローカードをもらう場面もありましたが、それでもレフェリーの基準に合わせてプレーの強度を落とすことなく、無用な異議もせず辛抱しながらも、激しいプレッシングを繰り返しました。水曜の天皇杯の試合後、歩くのも苦しそうだったクリスがあれだけ走り回り、武富選手、伊東選手、ハモン選手も続きました。あとは決めるだけ。決めなければ逆に後半が苦しくなる。そんな矢先の前半28分、武富選手のファインゴールが決まります。

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「ショートカウンター的な場面で、色々名前を呼ばれてパスをしようか迷ったけれど、シュートエリアだったので練習もしていたし、自信を持って蹴って良かった」左足で巻くようなバウンドシュート。春の手塚選手のゴールと同じようにGKの手前で絶妙に弾ませました。タケにとっては川崎戦や松本戦のゴールを思い出させるような左足のファインゴール。「誕生日が祝日なので、試合をやることは多かったんですが、ゴールはまだないです。そろそろ取れるんじゃないかなと思ってます」という戦前のコメント。「今日、その日が来て良かった」。まさに有言実行の一発でした。本当におめでとう、タケ!!!

そして後半立ち上がり。東京のウタカ選手が投入され、独力でボールを運べるアタックで流れが変わります。J屈指のキッカー太田選手によるセットプレーのピンチも続きました。しかしレイソルのアグレッシブさは中2日とは思えないほどに続き、そして後半15分、左サイドのハモン選手の突破からのクロス。「クロスに遅れないように飛び込んだ」という伊東選手のヘディングが突き刺さって2点目。相手には大きなダメージになる追加点でした。

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そして3点目、右サイドを起点に、武富&伊東の息の合ったパス交換から、抜け出した武富選手。思い切り振りぬいた右足のキックが、アウトにかかってニア上をぶち抜きました。さらに2分後、直接フリーキックのチャンス。クリスは「壁が飛ぶことを予測していたので、上手くボールを捉えて意図的に蹴った」と壁の下を狙う頭脳的なシュートで4点目。ヤマトのゴールテーマから、セットプレーの「柏ゴール」のコール。日立台の応援の流れ、迫力、一体感が本当にすばらしく、勝利を確信しました。

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最後に下平監督のコメントです。「3連戦を考え、前線やディフェンスは中2日でも大丈夫と思ったが、中盤の選手はガンバ戦を休ませたり、出なかった3人、大谷、ボギョン、武富を使った」とその起用も実りました。「久しぶりのホーム日立台で、ほぼ満員に近いお客さんが来られた中で、しっかり勝利して勝点3を取れたことを本当にうれしく思っています。ゲームは中2日で90分戦った選手もいたが、そんな中で選手たちが最後まで運動量を落とさずにやってくれたし、天皇杯を回避してフレッシュだった選手も含めて、チーム全体の総合力で今日は勝てたと思っている。

前半落ち着かないゲーム展開だったが、そんな中でしっかり落ち着けて得点を取れて、後半も立て続けにいい形で奪えたこと、選手たちが最後まで走り切ったし、特に守備の部分で前から前からプレッシャーをかけ続けてくれてそこからいい形を作れたので、その辺に関しても満足している。ただ、欲を言えば最後の失点というのはすごくもったいなかった。最後まで失点せずに終われれば良かったとは思うが、そこは課題として今後も続けていきたい。またすぐ次のゲームがあるので、次に向けて準備をしていきたい」

来週30日土曜日、日立台での連戦。相手はヴァンフォーレ甲府です。今日はあれだけ堅かったマリノスから3点を奪い勝利。元レイソルのドゥドゥ選手が躍動し2得点と活躍しました。6月のアウェイ戦では8連勝を止められた相手でもありますし、レイソルの選手たちを熟知する吉田達磨監督ですから、当然簡単な試合にはならないでしょう。

今日はチケット完売となりましたが、甲府戦はまだチケットにかなり余裕があります。今日のような日立台の雰囲気が、選手たちの後押しとなり、それがゴールとなり、勝利につながります。一人でも多くの仲間を連れて、ぜひ一緒に戦ってください。また明日からは、ホームゲーム残り3試合のチケット販売が始まります。10/29川崎戦、11/18磐田戦、そしてシーズン最終戦の12/2広島戦です。まずはアソシエイツ会員先行販売が明日9/24(日)、一般発売は10/1(日)です。こちらもお早めにお買い求めください!今日は最高の日立台をありがとうございました!
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015914.html

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