2009年4月23日

今できること

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担当:大重正人

いつもは試合3日前に次の対戦相手の分析ミーティングを行いますが、今日2日前にエスパルス戦のビデオミーティングからスタート。「選手とも相談して、ビデオを見て、そのあとすぐに紅白戦をやった方がイメージしやすいだろう」ということで変更に至った高橋監督。残念ながらフランサ選手、太田選手と相次ぐ負傷に見舞われていますが、代わりとなる選手、組み合わせを試し、しっかりと確認する目はやはり緊張感が走っていて、自然と厳しい目になります。

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練習後、チームとは別メニューでトレーニングしていた太田選手に会えました。その顔には滴る汗で光っています。「この前は前半早くにケガをしてしまって、ハーフタイムまでは頑張ったんですけど…。今日は室内でバイクを漕いだり、スクワットしたり、練習してました」。今日マスコミの方に「太田くんの清水サポーターからの愛され方は本当に凄いですよ」と伺いました。日々成長した姿をふるさとで見せたいという思いは強かったでしょう。「やっぱり日本平に行けないのはとても残念です。でもまだナビスコで対戦できるし、それまでには戻りたいです」。しかし、表情は朗らかな笑顔。もちろん悔しい思いはあると思いますが、次へ向けて切り替えができているように映りました。逆に元気をもらったような気すらします。

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午後は、中学生招待活動「B to Jシート」で杉山選手と小林選手と一緒に、柏第三中学校に行ってきました。行きの車中で「どうやって挨拶すればいいかなぁ」とリハーサルしていた杉山選手でしたが、この活動の趣旨をしっかり伝え、質問コーナーでも彼らのためになるようなアドバイスを送っていました。どういう練習をすればいいですか?という質問に「サッカーは1対1、3対3、10対10でそれぞれ攻撃と守備の局面があって、1対1では個人、3対3ではグループ、10対10ではチームというふうに、状況を考えて練習するのがいいと思います」。これはとてもシンプルで中学生のみなさんでもすぐに取り組める、よき答えでした。

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祐三選手はこれまでのサッカー人生の経験を本音で話し、学生さんたちの笑いを誘っていました。最後のサインタイムでは、レイソルのレプリカを持った子も。そこには、すでに祐三選手の新しいバージョンのサインが大きく書かれていました。「わぁ!じゃあ前のサインを書いてあげるよ」とビックリの様子。すでにレイソルのサポーターになっている少年はもちろん、これまではちょっと縁遠かったけど、臨場感抜群の日立台で、今日触れ合った選手たちが生でプレーしている姿を見て、何かを感じ取ってほしい。そんな願いを込めて、6選手の学校訪問が続いています。

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彼らに今度こそ勝ち試合を見せなければいけません。そのために、練習だったり、リハビリだったり、地域貢献だったり。選手たちは今自分たちができること、やらなければならないことに向き合って、真摯に取り組んでいます。だからこそ、結果が欲しい、勝ちたい。明日午前に最終調整をおこない、午後に決戦の地、日本平へ向けて出発します。

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