2009年4月25日

清水戦

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担当:大重正人

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開幕して7試合、今日の引き分けで5分2敗。いまだに勝利がなく、勝ち点は1つ積み上げての5点目です。先制しながら勝ちきることはできませんでしたが、広島、名古屋と連敗が続いていたのを、何とか止めることもできました。しかし、何より「一番レイソルらしい戦いができた」試合だったと思います。

前線の選手たちが相手DFラインのビルドアップにまでプレッシャーをかけて、全体をコンパクトに保つ。キックオフから絶えず敵陣でゲームを進め、相手クリアやセカンドボールを拾って、波状攻撃をしかけました。それでも杉山選手は「レイソルとしてはおとなしめの試合だった」と独特の表現で試合を回顧。右サイドバックに入った小林選手も「無理にチャレンジするところがなかった」と、攻守でメリハリをつけて、バランスのとれた試合運びができたことを振り返っていました。

古巣との初めての試合を戦った杉山選手。試合前日は「そりゃ、やりづらいですよ」と言っていたものの、90分フル出場で復帰を飾りました。「こういう形で、日本平で試合できるとは想像もしませんでした。今日はとてもいい経験をさせてもらいました。こういう状況でもサポーターは変わらず応援してくれたし、まったく下を向くような試合じゃなかったです。あとは一勝して自信をつけることです」。

試合後、高橋監督や仲間たちから「浩太が入ったことで、チームが落ち着いた」と声をそろえてプレーを称えられていました。また地元静岡のメディアから何重にも囲まれた杉山選手、その存在の大きさを敵味方双方に与えたことでしょう。明日のスポーツ報知には、彼の裏話記事が掲載されますので、そちらもご覧ください。

たしかに未勝利を止められませんでした。悲観的な意見も伝わってきます。でも、今日のピッチで戦った選手たち、そしてアウスタに駆けつけてくれたサポーターからはそんな雰囲気は感じられませんでした。一勝するむずかしさ、生みの苦しさを味わう日々。ここをどう乗り越えていくか。あともう少し、あと一歩です。光の見えた一日だった。次は水曜日、ホーム日立台での大分戦。今日の戦いを、強い自信に結び付けなければいけません。

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