2010年7月30日

初タイトルへあとひとつ!

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担当:河原 正明

 2週間ぶりの三ツ沢でした。本日16時よりニッパツ三ツ沢球技場で行われた日本クラブユースサッカー選手権・アディダスカップ準決勝に行ってきました。相手は予選リーグでも対戦した名古屋グランパス。同じ相手に二度負けるわけにはと、相当の気合を持って臨んできました。今朝方から降り続いていた雨も開始時にはあがり晴天の中キックオフ。前半よりレイソルがやや押し気味に展開し、クロスバー直撃のシュートは惜しくもゴールならず。接戦のまま前半を終えます。
 後半も互角の戦いで、ゴール前まで何度も攻め込むも相手GKも好セーブで得点を許しません。一方のレイソルも全員が体を張った守備でこちらもゴールを割らせません。
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 結局、前後半90分を戦って0?0。10分ハーフの延長戦となりました。延長戦の前には「全員で戦おう!」と円陣を組んで残り20分の戦いに挑みます。
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 延長戦、徐々に両チームに疲労の色が見え始めてきたなか、カウンターからレイソルが何度もチャンスを掴みますがいずれも決めきれません。このままPK戦か・・・といやな考えが頭を過ぎった延長後半残り0分、右サイド斉藤選手からのクロスを山嵜選手がつなぎ、最後は中央に上がっていた相馬選手が値千金の決勝ゴール!本来ボランチの相馬選手を延長後半から前線に上げた策が見事に的中、残りわずかで勝利を手にしました。
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 試合後、記者団に囲まれる下平監督も「選手たちが本当に良くやってくれた。PK戦だけはイヤだったので・・・」とあまり得意でないPK戦にならずホッとした表情を浮かべていました。「なかなか得点を取れなかったが、まずは守備だけはしっかりしようと話した。選手は緊張でみんな少し堅かった。けど、指示通りにボールを良く動かしてチャンスを狙ってくれた」と賞賛していました。これでU?18は9月に開催の高円宮杯全日本ユースサッカー選手権への出場権を手にしました。「これ(決勝進出)しか方法がなかったので・・・」と下平監督が話すように、プリンスリーグに参加できていないレイソルが同大会に出場するには、本大会で決勝に進み優勝または準優勝するしかなかったのです。
 「レイソルはこういう高いレベルでがっぷり四つに組んで戦う機会は少ない。だから大会を通じて成長を感じられた」と指導者として手応えも掴んだ下平監督、決勝戦はS級ライセンスの研修で共に学んだ楠瀬監督が率いる東京ヴェルディ。タイトル目指してあと一つ勝って柏に帰ろう!
 私は残念ながらトップチームの徳島戦に帯同するためその戦いを見届けることは出来ません。しかし、もし三ツ沢なら行ける・・・というサポーターの方、ぜひ8月1日(日)18時キックオフの決勝戦、黄色いウェアで応援ください!東京Vユースはナイターということもありかなりの数のサポーターが来ていました。ユースっ子はレイソルのDNAを受け継ぐクラブの宝です。初タイトルを狙う一戦、ぜひサポート願います!

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最後に、太鼓とコールで選手たちを応援し続けてくれましたサポーターおよび保護者の皆さん、そしてマリノスカップ後に会場に駆けつけたレイソルU-15メンバー、お疲れ様でした。最後まで応援の声がスタンド中に響いていました!ありがとうございました。
そしてレイソルU-15メンバーたち、8月のU-15日本クラブユースサッカー選手権は君たちの番。今日の試合を忘れずに、先輩たちに続こう!

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