2010年3月22日

Who's Next One?

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担当:河原 正明

 今日は11時から早稲田大学との練習試合が行われました。この試合、一言で言えば「気持ちが表われていた」試合でした。もちろん、どの試合でも選手の気持ちが入っているですが。それでもピーンと張り詰めた緊張感と闘志が、冷たい空気を通して伝わってきました。

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 ネルシーニョ監督以下、コーチ陣が見守る中キックオフ。出場した選手は、藏川・桐畑選手以外はいずれも加入3年目まで、藏川選手以外は全員25歳以下(失礼!)。同じ年代の相手に負けてなるものかと、局所戦では激しい体のぶつかり合いが。しかし相手もプロに負けじと攻勢を仕掛ける場面も多く、PKを与えてしまい、先制されてしまいます。
 「また大学生相手に...」一瞬イヤな思いが頭を過ぎりましたが、杞憂でした。徐々に中盤の支配率を上げることで落ち着きを取り戻し、田中選手のゴールで同点に追いつくと、アルセウ選手が久々の得点を。勢いに乗ったレイソルは林選手も2ゴールを上げ、前半で勝負を決めました。

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 後半も仙石選手がCK、FKでチャンスを作ります。アルセウ選手とのコンビネーションも良く、交互に補完するだけでなく、前線への飛び出しや激しくボール奪取するシーンなど攻守に顔を出すプレーが目立ちました。
 最後はアルセウ選手のスルーパスに飛び出し反応した工藤選手。昨日のゴールシーンを再び見ているような突破で相手を一人かわし、冷静にゴールへボールを流し込みました。

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 昨日の試合、工藤選手のゴールが我がことのように嬉しかったのは布部コーチ。得点が決まると周囲を憚ることなくスタンドでエドワルド フィジコと抱き合ったそうです。選手、コーチが共に掴んだ1点です。
 今日の試合はどのポジションの選手も必死でプレーしていました。誰しにもチャンスがある。ネルシーニョ監督は日々全ての選手を見ています。ただし努力を怠ったの者には何もありません。「プロ選手だから競争は当たり前。それを楽しんでいる」とは強心臓の林選手。今週は古巣との対決です。「試合に出てゴールを決めたい」必死の思いが彼を今日も90分突き動かしました。

 布部コーチはこう言います。「サッカーの神様はいるんだよ、見ているんだよ」。次にサッカーの神様に見初められるのは誰でしょうか?楽しみです。