2011年12月15日

第871回

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サントスに負けた。帰りの車の中で考えた。J2からの復帰、J1優勝、CWC、連勝。そして今日の敗戦。レイソルはここまで本当によくやった感がある。でもやっぱり悔しいのだ。勝てるチャンスはあったと思うのは贔屓目か?勝ち続けて、マスコミの寵児となって、晴れ舞台を堪能した。だけどこの挫折感、この燃え尽きた感。たった一つの敗戦なのに・・・オレは全勝じゃなきゃ満足しないのか!

多分、明日になれば「よし、アルサッドに勝って世界3位?ウッシッシ」とか言ってるだろう。でも負けた当日はダメだ。気分は低空飛行、墜落寸前でありますよ軍曹殿!1-3での敗戦だから0-5で負けたセレッソ戦に比べれば傷は浅い!フン、悔しくなんかないぜ!来年まで待ってろサントス!次は勝つ!

santos02.jpg
試合終了後、自然と前までいってマフラー掲げてましたね。
「Proud of Kashiwa」って気分ですよア?タ!レイソル誇らしい!

CWC準決勝vsブラジル・サントスは、再びトヨタスタジアム。5位決定戦を「頑張ってるな、フォッホッホ!」と上から目線で眺める。試合は終わりレイソル戦まで1時間、トヨスタ初体験の嫁が「コンコースを廻ってみたい。腹へった!」と言うので場内一周だ。

嫁「外人ばっかりで日本じゃないみたい」と国際試合の雰囲気で盛り上がる。うんにゃ、ここは名古屋だがや!でも確かにオークランド戦より国際色豊かだ。さすがサントス、ビッグクラブだがや!さあキックオフだ。世界をアッと言わせようぜ!

緊張なんかしない!とレイソル戦士は口では言うが、多分緊張してるだろう。でもモンテレイ戦よりリラックスしてる印象だ。開始早々にクリアミスから大ピンチが訪れるも、菅野の親友ポスト様に助けられる。ポスト様との意思疎通を怠らない菅野の勝利だ。

よし、イイ感じじゃね?か!と思った矢先だった。ネイマール選手の超個人技が炸裂。大谷のスライディングをヒョイとかわしてフワッとゴール隅へ。なんだコレは!でもビビってたまるか!「ネイマールなんか怖くないよ!10分で3得点の播戸さんのが怖いよ!」と自分に言い聞かせる。よ?し反撃だ!

しかし5分後、ボルジェス選手の超個人技が火を噴いた。あああ・・・ベガルタ在籍時はそんなシュートしなかったクセに!ズルい!レイソルはJ王者、仙台は4位のハズだろ!まだまだ逆転できるぞ、気後れしてたまるか。しかし0-2のまま前半終了。世界中が「ククク・・・計画通り!」とふんぞり返ってるのが悔しすぎる!

さあ後半開始だ。逆転は得意技と後半54分、コーナーキックを酒井がズドン!これで1-2だ。どうだサントス!勝って当然みたいな態度は改めて頂こう。盛り上がるトヨスタ!ここからレイソルの猛攻始まる。追いついて、延長、PK戦、夢がひろがるぜぇ!

その流れを止めたのは、またしてもサントスの超個人技。63分ダニーロ選手のフリーキックがゴール隅へ。菅野一歩も動けず。サントスは個人技ばっかりじゃね?か!悔しいですお母さん!でもあれは10回蹴って1回入るかどうかでしょ!蹴った本人も「入ったよ・・・ウッシッシ!」と思ってるハズだ。

その後レイソル、何度かチャンスを作るも得点には至らず試合終了。拍手と激励。選手達をたたえるレイソルサポ。悔しさと満足感をにじませてレイソルCWC祭りは幕を閉じた。

勝てたかもしれない。圧倒的な差があったのかもしれない。それはオレにはわからないが、この1ヶ月、とんでもない夢を見た。We are Reysol!と90分叫び続けたい。レッズサポの気持ちを今、理解した。

と、すっかり終戦気分だったが待てよ!まだ3位決定戦がある。その後に天皇杯だってある。そして最終関門ちばぎんカップが待っている!でもさすがに落ち込んだ。夜のバルサ戦さえ見る気が起きない。これを治療するにはレイソル勝利しかないんだよなぁ・・・

よし、中3日で気分を盛り上げる!そう、冷静に考えるんだ。1-3でサントスに負けた。すなわちレイソルが0-5で負けたセレッソ大阪より怖くないのだ。そう、俺達はJリーグ王者なのだ!サントスよ、いつでも胸を貸してやるぜ!ふぅ・・・全然冷静じゃないな。よ?し、次は勝つぞ、ゴ?ゴ?レ・イ・ソ!