2007年12月11日

トライアウト。

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今日は大阪の長居スタジアムでトライアウト視察。

トライアウトは、今季限りで契約満了になった選手が

一同に集まり、紅白戦形式でゲームを行い、自分のプレーをみてもらう場。

スタンドには、ほとんどのJリーグやJFL、地域リーグのクラブ関係者が

多数来ていて、新戦力発掘に熱い視線を送る。

選手達は、来季の契約を勝ち取る為に、限られた時間の中で一生懸命アピールする。

いろんなチームから集まったメンバーで、ほとんどが初めて一緒にプレーするわけだから

コンビネーションとかチーム戦術とか、かなり難しいと思うけど

その中でも、自分の特長を出し評価してもらわなければいけない。

今年の、レイソルからはトライアウト参加者はいなかったが

以前、レイソルでプレーしていた、落合と宇野沢が参加していた。

落合は川崎フロンターレから、宇野沢はアビスパ福岡から。

落合は、ボランチで出場し、寄せの速さは相変わらずで

いい形で相手からボールを奪ったり、積極的なプレーが目についた。

宇野沢も、持ち味の運動量と力強さで、キレのあるプレーを見せてくれて

2人とも、まだまだプレイヤーとして可能性を持った選手なので

いいチームが見つかるといいんだけど。


トライアウト終了後、宇野沢と話した。


「すごい、きつかったっすよ」

「でも、体は調子良さそうに見えたよ」

「いやぁ、あんまり出来は良くなかったっすよ」

「どっか、具体的な話しはきてるの?」

「いや、まだどこもなくて…」

「そっかぁ…、協力できることがあったら何でもするからな」

「はい、お願いします」


ウノに会うのは1年振りだったけど、いい意味で少し大人になった印象を受けた。

レイソルユース育ちで、シーズン終盤になると活躍してたウノ。

また、どこかでウノゴールを見せてほしい。


オチには残念ながら会って話すことが出来なかったけど

すでに興味を持っているチームもあったし、今日のプレーを見る限りきっと大丈夫だよな。

今年のレイソルの契約満了した選手達も、だいぶ行き先が決まりつつある。


毎年毎年のことだけど、この時期は、正直せつないね…。


毎年、クラブを離れる選手が出るのは、チームが成長していくうえではしょうがないことだけど


最近、つくづく思うのは、クラブは生き物であり、選手が入団したり退団したりを繰り返す。

その入れ替わりを、単なる仕事として業務的にこなすのではなく

選手1人1人の気持ちになって、親身にその選手の成長を促し

サッカー選手として悔いが残らないように最後まで見届けたい。


小さい頃からサッカー選手になることを夢見て、それを現実に叶えた選手達だから


幸せなサッカー人生が送れるように。


それが、子供達の夢にもつながるわけだから。

オチもウノも…


グンリョウも靖樹も…


由紀彦も…


そして、ヒラも…


それぞれ、みんな違う道に進むけど


とりあえず、みんなお疲れさん。


また、新たな道に向かって頑張ろ。

以上。