2008年3月11日

いつまでたっても息子は息子。

昨日の試合は、本当に勝てて良かった。

開幕戦の重要性は、皆がよくわかってたと思うし、初戦というものは、チームがどこまでやれるのか、期待と不安で一杯だったけど、見事にその不安を消し去ってくれるほどの快勝で、正直、今は、すごくほっとしている。

太田の先制点に、ポポの追加点。
もっと得点するチャンスはあったと思うけど、チームとして失点をゼロに抑えたことは素晴らしいことだと思う。

最後に大津が出て来た時には、見てるこっちが緊張したけど、本人は全く物怖じしている様子もなく、楽しそうにプレーしてて、大物なのか、何も考えてないのか。
普通、デビュー戦だったらもうちょっと緊張したりするもんだけどね。

太田も今季初得点を、両親に見せることが出来て良かったな。
近くに住んでる両親だったら、いつでも見てもらうことが出来るけど、遠くに住んでるとなかなか大変だからね。
きっと、さぞかし太田のご両親も喜んでただろうな。

スカウトって仕事がら、選手の親御さんに会うことも多い。
だいたいどこの親御さんも、息子の活躍に喜んだり、怪我などの心配したりで、いつでもたっても息子は息子、プロになろうがなんだろうが、親として心配し続ける。
自分の親もずっとそうだった。

開幕戦には、選手の親御さんも、多数来てたと思うけど、密かに自分の両親も開幕戦を観戦しに、青森から出てきてた。

久しぶりに日立台で試合を観戦した両親に、勝利ゲームを見せることが出来て本当に良かった。

確か、レイソルの試合を見に来るのは、自分が選手を引退して以来初めてだったと思う。

もう日立台のピッチには息子の姿は無くても、一生懸命レイソルを応援し、プレーに一喜一憂する両親を、スタンド後方から見つけて少し胸が熱くなった。

試合後、満足げな両親にどうだった?と尋ねると

父「なんだか前より人が増えたな〜。」

自「でしょ、スタジアムの雰囲気もすごい良くなった感じしない?。」

父「やっぱりここは、グランドに近いから見やすくていいな。」

母「そうそう、ゴン中山も近くで見れたし、もう見れないと思ってたから。」

っておい、勝手に見れないとか言うな、中山さんはまだまだやるよ。

自分がレイソルで仕事してることもあるけど、今でもレイソルファンで、レイソルのことはずっと気にしてくれてる両親。

フランサと平山の怪我の状況を聞いてきたりするあたりは、微妙に青森とのズレを感じたりもするけど、レイソルのこと、自分のスカウトの仕事のこと、今でもずっとずっと心配しているのがよくわかる。
もう自分も、一人前の大人のつもりでいるが、親の前では息子は息子。
やっぱりいつまでもたってもで心配の種らしい。

普段、電話で話しても「元気ならそれでいい」と口数の少ない父親。

選手の頃は、怪我を気にしてくれてたけど、最近は肝臓を心配してくれる母親。

今度はいつ来れるかわからないけど、

いつか、日立台でACLの決勝があったら、必ず招待するよ。

時間かかるかもしれないけど、それまで長生きして下さい。

もっともっと、強くて愛されるチーム目指すから。


SHIMO(^-^)v