サポーター・関係者の皆様へ



謹啓　春暖の候、益々ご清栄のことと存じます。

平素は、弊クラブに格別のご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、エジウソン選手の来日遅延、これに伴う契約解除の件につきましては、皆様に大変な御心配をおかけ致しておりましたが、このほどエジウソン選手と弊
クラブの間で、契約解除に係る正式な「合意書」を取り交わすに至り、滞りなく解決の運びとなりました事をご報告申し上げます。

ここに至る間、当事案が訴訟に発展する可能性もありましたことなどから、詳細の公表を極力避けさせていただきました事に対しまして、まずもってご理解とご容赦を賜りたくお願い申し上げます。

本件は、エジウソン選手が1月28日のチーム始動日に来日しなかったことに端を発し、その後の弊クラブ側からの来日催促にも拘わらず、来日遅延期間が１
カ月以上にも及び、かつ公式戦がスタートするという事態にまで至ったことから、、契約解除という決断を下さざるを得なかった、という経緯でございます。

決断に際しましては、皆様の様々な観点からの賢明なるご意見はじめ、関係各機関のご指導、さらには所属選手、現場スタッフなどの意向把握など、全てを考
慮させていただきました。しかしながら、エジウソン選手の96、97年の大活躍、昨年の降格危機を救う大貢献を思い起こせば、それはまさに断腸の思いでし
た。

契約解除を通知（3月14日付）して以降、エジウソン選手と弊クラブ間の交渉につきまして、エジウソン選手が一貫して自らの非を認め、誠意をもって交渉
のテーブルについていただいた事が、早期解決に至った最大の理由と感謝致しております。

最後に、本件の解決につきましては、皆様からお怒り、激励など様々なご意見を頂戴いたしました。これらのお心配りを真摯に受け止めますとともに、今後一
層皆様に愛されるクラブを目指し、精進して参る決意でございます。どうか引き続き、ご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。

謹白



株式会社　日立柏レイソル

代表取締役社長　小野寺　重之