「2003 2ndステージ開幕に向けて〜マルコアウレリオ監督」

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2003年08月16日（土）
「2003 2ndステージ開幕に向けて〜マルコアウレリオ監督」

今季1stステージはちょうど中間の順位となり、相対してアウェイゲームがよく、ホームゲームの内容が悪い試合展開を繰り返しました。レイソルは長年固定メンバーで戦ってきて、今季は世代交代が大きな課題でした。今年は、新しい若い選手が７〜８人も試合に出ました。それぞれ素晴らしい働きを見せてくれ、満足しています。若い選手が力をつければ、層が厚くなり、長期的に強いチームを作ることができます。勿論監督の指導だけではだめですし、彼らに力をつけさせるには、ベテランの力が不可欠です。喜ばしいことにレイソルにはレベルの高いベテラン選手が揃っています。若い彼らに必要なことは、日々努力を怠らずに、置かれている現状に満足せず、決してうぬぼれることなく努力を重ねることです。レイソルのベテラン選手たちが、なぜ長年プロとして活躍できているかをしっかり学ばなくてはいけません。皆素質は十分にあると思っています。若いからこそのミスもバネにして成長していってほしい。

2ndステージに向けて、この短い期間で克服しなくてはいけない欠点は、直接失点にむすびついてしまったパターンの多かったクロスボールへの反応。最後までマーキングが徹底できずにボールウォッチャーになってしまい、加えて、クロスを入れられた後の2つめのプレーについていけず相手を余らせてしまい、失点を生み出してしまいました。これらの失点パターンを無くすためにマーキングの徹底を繰り返し練習しなくてはいけません。サッカーというのはもともとそんなに難しいスポーツではないのです。日々の練習の集大成が試合であり、繰り返し反復練習を積むことによって、その力は完璧なものとなることができます。ひとたびピッチに入れば後は選手が自分たちの力で試合を切り開いていかなければなりません。彼ら自身が意識して意見交換を行いコミュニケーションをとらなくてはいけないのです。私は試合の流れがうまくいかないときに、ピッチの脇でそれを修正するだけです。選手たちが新しいシリーズを、皆の力でよい流れにもっていってくれると信じています。