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2005年07月01日(金)
リーグ戦再開に向けて〜弊社代表取締役社長 小野寺重之 インタビュー

7月2日(土)、約1ヵ月半の中断期間を経てリーグ戦が再開します。18チーム中17位と、なんとしても巻き返しに出なければいけないレイソル。今日は、 広報・渉外部が弊社代表取締役社長 小野寺 重之に、キャンプを通しての手応え、現在のチーム状況などについてインタビューいたしました。


—— 6月5日のサポーターズカンファレンスでは、多くのサポーターから非常に貴重なご意見をいただきました。いよいよ、今週末、リーグ戦が再開します。現在のチーム状況をどのように捉えていますか。

6月16日から25日まで、新潟県で強化キャンプを行いました。午前中はフィジカル中心、午後は戦術トレーニング。練習試合も群馬FCホリコシ戦、アルビレックス新潟戦と、2回行いました。
私も5日間キャンプ地に滞在し、ピッチの内外で立て直しのために、直接的、間接的にアプローチしました。強く感じているのは、このキャンプを通して、 「戦術の徹底」「フィジカルの強化」が達成されたということです。リーグ戦再開後、十分巻き返せる、という手応えを得ています。キャンプの途中はケガ人も 多く心配もしましたが、終盤にはだいぶ復帰してきました。繰り返されたミーティングや選手間同士の話し合いでも、戦術に対する意識統一が図れました。
また若手の底上げが顕著に表れてきたことも今回のキャンプの収穫です。鈴木達也、小林亮、矢野貴章らが伸びてきたのは喜ばしいこと。これらの若手選手た ちがどんどん出てこないとチームというのは活性化しないし、総合力を発揮できません。大きな収穫です。


—— 崔選手の退団、レイナウド選手の入団が先週末発表されました。レイナウド選手の役割、また期待するところはどんなところでしょうか。

崔成國は、非常によくやってくれました。ナビスコカップの開幕時の活躍も印象に残っていますし、チームに溶け込もうと日々努力もしていました。ただ、チー ムにフィットするまでに時間がかかり、彼自身、実力が発揮しきれたかどうかは疑問です。退団は残念ですが、今後の彼の活躍をクラブ一同願っています。
レイナウド選手はブラジル(フラメンゴ、サンパウロFC)、ヨーロッパ(パリ・サンジェルマン)での実績を調査、分析して決断しました。187センチと 大型のFWです。得点力を備えており、ポストプレーヤーになりうる選手です。スピードを生かしたドリブル、長身を生かしたヘディングが特長で、玉田ととも にFWの柱になってもらいたいと思っています。
出場は登録の関係上、8月以降になります。7月初旬にチームに合流し、7月末からの中断期間も利用して十分チームになじんでくれるものと思います。8月からは、フルで活躍してもらうつもりです。


—— 10日間を通してキャンプのメニューを消化した選手たちからは「チームとしての意識がひとつになった」と手応えが聞かれました。チームの様子、手応えをどのように感じとっていますか。

キャンプ期間中はピッチ外で、たとえば食事中だとか、普段よりも多く選手たちとコミュニケーションを取ることができます。22日夜に開かれた懇親焼肉会に も参加しました。非常に雰囲気もよかったし、リラックスしたなかでも意欲的に取り組んでいこうという気持ちが伝わってきた。最後まで選手同士、いつまでも 輪になって語り合っていました。
キャンプから帰ってきても、とりわけ若手選手は充実している様子で明るい表情が多く見られます。キャンプ期間中に行われた新潟戦でも、石川、矢野、鈴 木、小林亮、李忠成・・・。みんな、はつらつとプレーしていた。レギュラーを狙うんだという情熱が見てとれました。
全体としても、「もう一度リスタートだ。頑張ろう」という意識を持ってリーグ戦再開に向けて準備をしています。キャンプ中も明神キャプテンを中心として 話し合いの場を多く取っていました。いまは、キャンプをやり終えたという自信、そしてチームとしての手応えが選手たちの目の輝きにあらわれています。練習 を見ていても、選手個々の動きが格段に良くなっています。「心」「技」「体」と言いますが、私は「心」が最も大切だと思っています。今回のキャンプの成果 は、「心」です。チームの「心」が整ったと確信しています。


——今後、サポーターズカンファレンスをどのように開いていく予定ですか。

第1回は6月に開催させていただきましたが、あと1回、年内に行いたいと思っております。来年以降も年1回をベースに継続していきたい。方法や行う時期に 関してはじっくりと考えて決めていきたいと思います。日頃、私どもの公式HPに多くの貴重なご意見をいただいております。また今回は、意見書という形でも ホームゲーム時における駐車場、託児所、ベビーベッド設置についてのご要望をいただきました。ありがたく拝読しております。スタジアムの設備に関しては、 現在社内で検討させていただいております。
7月のリーグ戦再開に向けて、チームもフロントも自信を持って前向きに準備に取り組んでおります。ぜひ今後とも柏レイソルへのご声援をよろしくお願いいたします。


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