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2005年12月29日(木)
1年間のご声援、ありがとうございました

今年も残すところ3日となりました。
本年も柏レイソルに温かいご声援、ご支援をいただき、本当にありがとうございました。
残念ですが、柏レイソルは来季、戦いの舞台をJ2へ移すことになりました。この責任は、代表者であるわたくしにあります。職を辞すことも、当然考えまし た。しかし多くの皆様から、ここで辞めるのはむしろ無責任である、クラブ改革を成し遂げ、新たな飛躍のための基礎を築くことこそが責任を全うする道ではな いか、との厳しいお叱りを受け、考えを改めました。今はわたしの全身全霊を賭けて、これを成し遂げる決意です。
もちろん、思うだけでは始まりません。皆様に信じていただくだけの、そのための方策をお示ししなければならないと思っています。その諸策については、今 しばらく時間をいただきたいと思います。固まり次第、サポーターズカンファレンスなどで、皆様方に直接ご報告したいと思います。
さて、まだ途中ではありますが、来季の体制について若干ご報告させていただきます。既にご存知の通り、チーム最高責任者、ゼネラルマネージャー(GM) のポジションには、今季ヘッドコーチとして選手・スタッフを束ねる役割を担った竹本一彦氏に就いていただきました。彼は、成績不振によって不協和音を発し ていたチーム内の軋轢に、選手とスタッフの繋ぎ役として事態の収拾に奔走してくれました。1年間、48試合という限られた期間に結果を出すためには、選手 たちの能力を詳細に把握している人材が不可欠です。今年の苦しい日々を体験し、同じ轍は踏まないという強い決意のもとに、選手たちの能力を完全に把握する 彼とは、がっちり手を組み合って頑張りたいと思っています。
そして監督は、竹本GMの意向も踏まえて、石崎信弘氏に就任を打診し、快諾を得ました。石崎氏はJ1とJ2の両リーグを知り尽くし、熱い情熱と確固たる 戦術を持ち、選手からの人望も厚い名将です。崩れかけたこのレイソルというチームを立て直すには、最適の人材であると思っています。心強いことに早速、多 くの皆様から、石崎氏の監督就任を評価するお声をいただきました。何よりも万全のサポート体制を整えて、彼をバックアップしていきたいと思っています。
選手たちの契約更改交渉は、今が佳境です。来季もレイソルの一員としてともに戦おうと、誠心誠意の交渉を重ねております。しかし残念ながらチームを去る ことになる選手も出て来る可能性もあります。いずれにしても選手、スタッフを含む全容のご報告は年明けになろうかと思います。
一方、来季のチケット料金については、年間シート・前売価格・当日価格とも据え置きとさせていただくことにいたしました。レイソル後援会会員向け会員価 格は、若干ですが割引販売させていただきます。他クラブの動向も勘案の上、必ずや1年でJ1復帰を果たすという強い信念での決定です。何とぞご理解いただ きたいと思います。
改革が一朝一夕に成し遂げられるものではないことは骨身に沁みています。確かに、来季1年でJ1に復帰するという目標を第一義に置きつつ、並行してクラ ブ改革を推し進めることは、容易なことではないと肝に銘じています。しかし、レイソルのこれからがこの取り組みにかかっているという自覚と気概を持ち、ク ラブ一丸となって努力いたします。
来る2006年も、どうか柏レイソルにご声援をいただき、またわたくしどもの改革にご注視いただき、ともに新生レイソルを築き上げていただきたいと思っています。
今年1年のご声援に心から感謝申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えください。
平成17年12月29日

株式会社日立柏レイソル
代表取締役社長
小野寺重之

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