2008年05月23日(金)
「安全なスタジアム」づくりの実現に向けて
Jリーグでは、5月17日(土)開催の浦和レッズvsガンバ大阪(埼玉スタジアム)で発生したサポーター同士の衝突、また、鹿島アントラーズ所属の選手による酒気帯び運転、選手やスタッフの交通事故、法律や社会規範に反する事件など、皆様の信頼を損なうような重大な不祥事が続きました。
この度の一連の不祥事について、Jリーグ・Jクラブの責任は非常に重く、全国のファン・サポーターの皆様、スポンサーや関係者の皆様に、多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
Jリーグは、この事態を真摯に受け止め、昨日5月22日(木)、J1・J2全33クラブによる緊急の臨時合同実行委員会を開催いたしました。この中で、鬼武健二チェアマンは、全クラブに対し、Jリーグの置かれた社会的立場、その責任の重さについて言及し、信頼回復が急務の状況であることを訴えました。これを受け、リーグ・クラブは、今後、ただちに一丸となって皆様の信頼回復に努め、また、不祥事の際に科する罰則についても、より厳しい内規を設けて適用していくことを確認いたしました。特に重点項目として、(1)法令順守、(2)世界に誇れる安全で快適なスタジアムづくり、(3)自らの言動に責任を持つ、の3点を、Jリーグ、Jクラブ、監督・選手・スタッフを含む全関係者に徹底することといたしました。
Jリーグ・全33Jクラブは、社会の一員として、子供からお年寄りまで、日本中の多くの皆様に心から楽しんでいただけるような “安全で快適なスタジアムづくり”、“地域に愛されるクラブづくり”の実現に向けて、志新たに取り組んでまいります。さらに、ピッチの上の選手たちは、子供たちの模範となり、たくさんの人々に夢と希望を提供できるよう、常にフェアですがすがしいプレーをお見せすることを約束します。
特に、“安全で快適なスタジアムづくり”には、スタジアムに応援にきてくださるファン・サポーターの皆様のご協力も不可欠です。レフェリー、両チーム、相手チームのサポーターに対して、互いに敬意を払い、スタジアムに集まる全ての人々がひとつになって、共にすばらしい試合を実現できるよう、ぜひご理解とご協力をお願い申し上げます。
今後とも、Jリーグの活動に、温かいご支援とご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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