2008年07月01日(火)
『2008 第5回イエローハウス』議事録
去る6月19日(木)に開催いたしました「2008第5回 イエローハウス」の要旨をお知らせいたします。
■日時:2008年6月19日 木曜日 19:30?21:00
■会場:日立柏サッカー場内会議室
■参加者:サポーターの皆様5名、吉田事業本部長 以下3名
企画・運営部 マネジャー 小田切 琢也(以下:小田切):
まず先立ちまして、今回の年間シート発送につきまして、こちらのスケジュール管理の問題から、発送が大変遅れてしまいました。お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
(参加者A様):
試合中に地震などが起きた場合、観客の避難導線などのマニュアルなどはあるのでしょうか。
運営グループ 境原 貴洋(以下:境原):
雷、地震、火災などのパターンごとにマニュアルを作っております。試合時の運営マニュアルにも必ず添付してあります。しかし、これまでは、お客様には、ご案内しておりませんでした。ご案内するのであれば、映画館の場合のように非常口案内などの形でのご案内がいいのか、どの程度のご案内が最良なのかを考えております。大げさにしてしまうと、皆様の恐怖心を煽りかねないとも考えております。公式サイトに、非常時の避難についてなど、ご案内を掲載させていただくことも、検討させていただけばと思っています。もちろん、係員、ボランティアの方、皆様にも共通の認識を持っていただけるようにして参りたいと思います。
(参加者B様):
柏サッカー場開催の際の横断幕についてですが、MR席の壁面はアウェイの方が貼って良いエリアになっていると思うのですが、そこをホーム側のエリアにすることは出来ないのでしょうか。
(境原):
正式にはご案内していないのですが、MR席後方壁面については、今年から、基本的には、ホーム側のみとさせていただいております。したがってアウェイ側の方につきましては、アウェイゴール裏のみとさせていただいております。ホーム側の方で、ご要望がある場合は、試合開始30分前までに申し出るということで、係員の方で対応するようにしております。ホーム側の方の申し出が無い場合のみ、アウェイ側の方でご要望があれば、開放しております。
しかし原則は、ホーム側のみとさせていただいております。アウェイチームの運営担当の方を通じて、先程のルールをお伝えいただくようにしております。開門前に西ゲートに並んでいらっしゃる方にも、係員の方から、広報していただくようにしております。これまで、正式にご案内していなかったのは、なにぶん貼るスペースが少ないので、ご案内した時に、せっかく横断幕をお持ちいただいても、お断りしなければならい場合もあり、控えておりました。
(参加者C様):
スタジアムの改修ができないということについて、ホームページに掲載いただいたのですが、サポーターが多く集まるときに説明があって然るべきなのではないかと思います。1月のサポーターズカンファレンスの時に、社長が発言されたことです。方向性が変わったなり、延期になるなりの対応については、しっかりとした説明が必要なのではないかと個人的には考えております。具体的には、予定はないのでしょうか。
事業本部長 吉田 憲司(以下:吉田):
予定があるかと言われれば、現状ありません。しかし、大勢の方々と直接お話をするという機会の大切さというものは認識しております。スタジアム改修については、私の方から、前回のイエローハウスでもご質問がありましたので、なるべく噛み砕いてできるだけ詳しくご説明させていただいたつもりです。前回の議事録も多くの方に読んでいただき、ご意見なども頂戴しております。今後も、「説明不足だ」などと言われないようにしていきたいと考えております。役不足かもしれませんが、適時適切に私なりが、今後もお話させていただければと考えております。
サポーターズカンファレンスは、クラブ的には、シーズン開幕にあたって、選手のご紹介はじめ、監督のシーズンプラン、フロントの経営デザインなど、クラブの方向性をご説明する機会にしたいと位置づけております。ご理解いただければと思います。1,000人、2,000人の大勢の方々に集まっていただくとなると、それ相応の対応もございます。現実的には頻繁には難しいと思います。とは言え、膝を交えてお話をさせていただく機会は大切だと思います。このイエローハウスの様な場にお集まりをいただき、お話ができればと思います。
(参加者C様):
イエローハウス自体は否定していないのですが、ある程度メンバーが固定化されてきており、色々な意見が聞けなくなっているのではないでしょうか。
(吉田):
イエローハウスを立ち上げた当初は、対決姿勢のようなものが強かったのではないかと思います。最初は、定員の参加をいただいておりましたが、回を重ねる度ごとに参加者が減って来ておりました。もっとこの場を活用して、色々なお話をしなければならないという重要性を感じております。目先を変えて小見ダイレクターや竹本GMに参加してもらい意見交換をするというのもいいのではないかとも思います。
たしかにマンネリ化の改善は考えていかなければならないと思います。ひと頃は、この場でいただいご意見を反映させていくのがなかなかスムーズにできなかった面もあったかもしれませんが、現在は、社内で大いに反映できるようになって来ております。例えばポスター掲出にご協力いただけるというご提案につきましても、後半戦のポスターから、実施させていただこうといま準備しております。出来るだけイエローハウスでいただいたご意見を膨らませていきたいと考えております。
(参加者D様):
参加する側にも、危機感がないとなかなか参加しないのではないでしょうか。初めは、J2に降格、昨年は、J1に残留できるかどうかという危機感があったと思います。今年は、J1は2年目ということもあり、議事録などの閲覧件数も少なくなって来ているのではないでしょうか。毎月開催するのではなく、内容を濃くして、2?3ヶ月に1回程度行う方向でも良いのではないでしょうか。
(吉田):
もっともなご意見だと思いますが、これからも1ヶ月に1回という形で続けたいと考えています。参加人数が少なかったり、閲覧件数が少なくなったりということは、今後もあると思うのですが、そういう時こそ、しっかりとやっていきたいと考えています。ささやかでも、果たす役割は重要だと思っています。仕組みを変えるなど、興味を持っていただけるように努力をしなければならないというのは当然のことです。
例えば、女性限定やテーマを設定するなどの手法もあると思います。参加人数については、多くなければならないとは必ずしも思っていません。大勢の場合、質問したっきり、こちらも回答したっきり、と単発になってしまいがちです。逆に少数であれば、何度となくお互い受け応えができて話も膨らんでいきます。いまサポーターの方々と我々の関係も良い意味で変わって来ていると感じています。この時期にこそしっかりやっていかなければ、と思っています。
(参加者C様):
私としては、危機感を持っているのですが、今シーズンは、あまりチケットが売れていないと思います。スタジアム改修に至らなかった原因として、スタジアムが一杯になっていないということがあったと思います。私もALの年間を購入しているのですが、実はAL、MLの年間シート化が一杯にならない一因ではないかと感じています。一番人気のあるALを購入したいと思っても、購入できないのであれば、他の席種は買わないのではないでしょうか。試合は面白いと思うのですが、人が入らないのは、もったいないと思います。人を増やしていく策として、ファンクラブの会員数を増やしていきたいとお話が前回あったと思いますが、もっと具体的な策を持ってやっていかなければならいのではないでしょうか。
(吉田):
昨年は、皆さんの中にも相当の危機感があったのかもしれません。今年はその危機感が薄れ、昨年より、見たい試合だけを選択するという余裕の傾向があるかもしれません。加えて、スター選手がいない、魅力ある試合が昨年より少ないなどの要因をあげられる方もいます。そして、ご指摘のようにALを年間シートにしたことがブレーキになってしまっているということもあるかもしれません。分析を急ぎたいと思います。AL、MLの年間シート化は皆さんからのご要望が強かったということもあって、実際、多くの方にご購入いただきましたが、一方でご指摘のような問題があるとすれば、社内で急ぎ真剣に検討させていただきたいと思います。場合によっては、この場で改めて皆さんにご相談させていただくことも必要とも思います。
(参加者C様):
色々と細かな問題はあるかもしれませんが、ローソンチケットへの一本化は良かったと思います。色々な分析ができて新たな仕組みができるというのは、パートナーシップをしっかりと結んだからできることだと思います。分析統計をもって、どんどん次に活かして欲しいと思っています。
(吉田):
色々な仕組みを変えていくことはやぶさかではないですが、変えることによって、別の弊害が生まれてくることもあります。そこを慎重に見極めながらやっていきたいと思っています。スタジアムを一杯にしたいとの思いに変わりはありません。皆様のご意見もとり入れながら、さらに色々な取り組みを行っていきたいと考えています。
企画・ファンサービスグループ 熊谷 宰(以下:熊谷):
AL席のような安価な指定席が少ないことは、私たちも認識しております。ハードの問題もからんで、現状すぐに変えることは難しいのですが、例えば、AR席をAL席と同様の位置づけにし、アウェイ側の席はMR席、アウェイ側自由席だけにするというようなやり方はあると思っています。
(吉田):
アソシエイツ会員については、是非、増やしていきたいと思っております。ご協力いただければと思います。グループの形で増やしていく方法はないものか、などなど検討しております。
(参加者C様):
話を戻してしまい申し訳ないのですが、年間シートの発送が遅れた理由としては、国立競技場の配席に時間がかかったということなのでしょうか。
(小田切):
冒頭に申し上げましたが、当方のスケジュール管理が不十分であったことが原因です。配席に時間が掛かることを最初から想定していれば、防げたと思います。先程のグループで会員拡大を進めていくという等についてですが、ホームページを利用して、グループごとに登録を行い、ホームページでご紹介させていただき、入りたいと思った方が、そのグループへコンタクトを取れるような仕組みが出来ないかとも考えております。現在も、サポーターの皆さんのグループはあると思いますが、公式サイトでわかるようになっていければ、良いのかなとも思っています。
(参加者C様):
指定席のグループは多くても4人程度だと思います。紹介する数も相当な数になるのではないでしょうか。グループの特典があれば、また違ってくると思います。
(小田切):
グループに対しての特典は実は、考えておりません。
(参加者D様):
大がかりな特典ではなく、例えば、ポスター掲出の協力の際に、他の方より少し早めに渡してもらえるというような特典で良いと思います。新たに特別なものを作る必要はなく、選手カードなど、現状あるものの中で考えれば良いと思います。
(吉田):
正直、同じ気持ちを持った人がたくさん集まれば、楽しいし、心強いだろうなと思います。サポーターの皆さんが自分たちの連帯感や「家族」という気持ちを強くして、大きな集いとなっていくのが目標です。その結果として、お客さんが多く入り、収入が増えてくれるのが理想です。その素地はいま作られつつあると思っています。
(参加者D様):
ボランティアをやりたいと思っていても、そこまでの時間がない人もたくさんいると思います。アソシエイツにしてもそうですが、サポーターは受身の人が多いと思います。レイソルが何かしてくれるから行こうかなと思ったり、サポカン、夏祭りなど、何か企画してくれるから行こうかなではなく、大なり小なり何かしたいとは思っていると思うので、道筋さえしっかりしていれば、うまく動いていくと思います。
(小田切):
例えば公式サイトでサポーターグループのお名前を紹介するというのは、どうですか。
(参加者D様):
悪くはないと思います。ただ、それを見て、何かアクションを起こすかというと難しいのではないでしょうか。
(吉田):
アソシエイツの会員の皆さんに、会員拡大のキャンペーンへのご協力を呼びかけたいと思っていますが、具体的なご提案などはございますか。
(参加者C様):
個人を増やしたいというのであれば、グループ単位でのキャンペーン協力でない方がいいのではないでしょうか。
(小田切):
アソシエイツの新規入会者を紹介いただくのは、凄くハードルが高いことだと思っています。ちょっとレイソルが気になる人をいきなりアソシエイツの会員になっていただくのは難しいですよね。1人だと行動することが難しくても、複数だと行動もしやすくなるかと思い、グループ単位のキャンペーンなどを考えているのです。
(吉田):
アソシエイツにご友人などを勧誘していただくということは、ハードルが高いですか。
(参加者C様):
試合には、友達を誘ったりしたりしていますが、いきなり入ってというのは、やはり難しいですね。
(吉田):
まずは、試合に誘ってきていただくようなチケッティングの仕組みを作ることの方が先決だということかもしれませんね。
(参加者C様):
SD席などに若干割安のペアチケットを枚数限定で設定して、お友達を誘って来てもらうなどですかね。
(参加者D様):
今までは、友人を誘うのには、AL席が良かったのですが、現状は、すぐに完売してしまいます。AR席では、物足りない感じがします。バックスタンドを全部ホームにして盛上げられれば良いと思います。現状、AL席とAR席では応援や観戦の際の空気が違いすぎると思います。静かに観たいという人もいると思いますので、難しいかもしれませんが、初めて来た人が熱く応援できる席は、AL席だと思います。例えば、ゴール裏が2階席とかになればいいと思います。
(吉田):
席種の問題となると、もっと時間をかけて突き詰めて考えていかなければと思います。
(参加者D様):
でも現状のキャパシティで空気を変えるとすれば、席種を変える方法が最も良いのではないでしょうか。
(小田切):
例えば、MR席のみをアウェイ側の席種として、現状のアウェイ側ゴール裏もホーム側の安い金額の席種とすればどうですかね。
(参加者D様):
そのようにすれば、空気も変わるかもしれませんね。今年に限っては、AL席とそれ以外のバックスタンドの席との温度差が極端に開いているように感じます。AL席が盛り上がっていることは良いことだと思うのですが、裏を返せば、それ以外の熱が下がってしまっているのではないでしょうか。
(吉田):
確かに席種設定を考える必要はあるような気がします。今までのお話も含めて検討していかなければならないですね。
(参加者C様):
今まで席種の話をしてきましたが、今年変更することは、難しいですよね。
(吉田):
今シーズン中は難しいと思いますが、来年は、何らかの変更を行う必要があると思います。
遅くまでご参加いただき、誠にありがとうございました。
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