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2009年08月29日(土)
『イエローハウス』 2009年度第7回議事録

 去る8月26日(水)に開催いたしました、2009年度第7回『イエローハウス』の要旨をお知らせいたします。

■日時:2009年8月26日 水曜日 19:30?21:00
■会場:日立柏サッカー場内会議室
■参加者:サポーターの皆様9名、松元事業本部長 以下6名
事業本部長 松元 晋(以下:松元)
平日のお忙しい時間にお集まりいただき、ありがとうございます。チームの苦しい状況は変わりませんが、残りの試合を精一杯戦って参りますので、引き続き、宜しくお願いします。今日、李 忠成選手のサンフレッチェ広島への移籍を発表させていただきました。この件についても、お答えさせていただきますので、忌憚の無いご意見、ご質問をいただいて、有意義な時間にしたいと思っています。宜しくお願いします。

(参加者)
李選手の移籍の経緯について教えてください。

強化本部 強化部長 飯田 正吾(以下:飯田)
チームが厳しい状況の中で、貴重な選手を送り出さざるを得ない状況になってしまったということについては、ファン・サポーターの皆さんに申し訳ないと思っています。実は先週末にサンフレッチェ広島より、獲得の申し入れがありました。翌日、李選手にオファーが来ているということを伝えました。その後、ネルシーニョ監督、竹本強化本部長が、貴重な戦力であるので、残って欲しいという慰留をしました。しかしながら、李選手の決断は、移籍をさせて欲しいというものでした。自分の中で何かを変えたい、自分を更に成長させたいという本人の意思は非常に固いものでした。クラブとしては、苦渋の選択でした。本人の気持ちを尊重して移籍を認めるという決定をしました。

(参加者)
なぜ、レンタル移籍ではなく、完全移籍だったのでしょうか?

(飯田)
クラブとしては、当然ながら出したくないということで防衛策を考えます。レンタル移籍では、金銭面でのハードルが下がり、獲得しやすくなってしまいます。だから、獲得を目指すのなら、完全移籍が前提ですよ、という形でハードルを高くする訳です。

(参加者)
相手クラブにとっては、けん制になるかもしれませんが、選手本人にとっては、何のけん制にもならないのでは?

(飯田)
本人にとっては、正直レンタルか完全かというその選択への強い意識はなかったと思います。今、チームを代わりたいか否かという意識だけだと思います。サポーターの皆さんのレンタル移籍でまた戻って来て欲しいという気持ちも分かります。しかし、本人にとっては、移籍の形よりも、移籍そのものが何より重要だったということです。

(松元)
前回のイエローハウスで、選手が移籍する際には、ファン・サポーターに配慮して欲しいというご意見をいただき、クラブとしても最大限努力するというお話をさせていただきました。今回の場合は、移籍期限が迫っているということもあり、非常に期間が短く、皆さんに、ご挨拶させていただく機会を作れなかったのですが、本人がクラブに最後の挨拶に訪れた時に、本人も言葉が詰まるような状況だったことは、皆さんにお伝えしておきたいと思います。

(参加者)
広島側は、絶対に獲りたいというスタンスだったのですか?

(飯田)
そういうことです。こちら側から売り込むようなことはあり得ません。

(参加者)
これまでの李選手の行動から考えて、こんなに短期間で決めるということは到底考えられないです。チーム内、選手同士、選手と監督などで、何かあるのではないかと考えてしまいます。そうでなければ、あれだけ気持ちが強い選手が、短期間で決断してしまうということはあり得ないと思います。

(松元)
李選手も非常に悩んだと思います。確かにあれだけのスタッフ、選手がいる中で、何かあったのでは、と思われるかもしれませんね。ここ3試合メンバーから外れて、出場機会が減っていたということも影響したのかもしれません。

(参加者)
3試合ぐらいメンバーから外れていただけで、移籍するような気持ちの弱い選手ではないと思います。これまでの言動を考えるとつじつまが合わないと思います。他のチームでは、あり得ないと思います。

(松元)
オファーがあった場合、選手には誠実に伝えなければなりません。ネルシーニョ監督も戦力として考えているということを本人に誠意を持って伝えています。しかしながら広島を選ぶという結果になってしまいました。我々も非常に寂しい気持ちです。

(参加者)
李選手だけでなく、ここ数シーズン同じような現象が起きているのではないですか?

(参加者)
チームの体質として、そういうところがあるのではないかという疑問はあります。

(参加者)
チームとしてケアが足りないから移籍してしまうのではないでしょうか?降格もしていないのに、選手の出入りが激しいのはおかしいと思います。

(松元)
もちろん我々フロントの責任を否定しようとは思いません。しかし最後は、選手の意志を尊重せざるを得ないということをご理解いただければと思います。

(参加者)
それにしても、今回は、期間が短いと思います。このような状況では、他の選手はどうなってしまうのだろうと思ってしまいます。具体的にもっと考えなければいけないのではないですか。

(参加者)
お願いしたいのが、選手の中にもショックがあると思うので、残っている選手のケアをお願いしたいと思います。

(参加者)
もしかすると、選手にとってクラブの魅力が落ちているのではないかと考えているのですが、その辺は、どうお考えですか?

(飯田)
少なくとも、降格から再生を期して以来、選手、フロント、サポーターの皆さんと一緒になって、チームを作って来ているつもりです。毎週、選手会などと話し合ったり、コミュニケーションも取っていますし、不満がある場合は、強化部に話をしに来てもらうような体制を取っています。

(参加者)
不満がなければ、こんな短期間では移籍しないのではないかと思います。何らかの不満があるから、移籍するのではないでしょうか?

(飯田)
出場機会が少ない不満というのは、やはり大きいと思います。これを打開するのは、最終的には選手自身でしかあり得ないと思います。

(参加者)
李選手は、選手の中で一番サポーターのことを好きだったし、応えてくれた選手だと思います。その選手が柏から去るということは、フロントとの間で何かがあるのではないかと思ってしまいます。

(松元)
私個人の憶測ですが、一番大きいのは、やはり彼がこれまで主力として試合に出ていたが、監督が代わってから、出場機会が減った、更にメンバー外になったということだと思います。彼にとっては屈辱であり、不満だったと思います。

(参加者)
選手のケアという点で、レンタルしている選手に対しては、コンタクトを取っているのでしょうか? また、直接、話はしているのですか?

(飯田)
来週リーグ戦が空きますので、強化部で、レンタルしている選手の所を訪ねる予定です。その中でも、試合に出ている選手は、評価、査定もしています。2ヶ月か3ヶ月に1回訪ねています。代理人がいる場合は、代理人とも常に情報交換をしています。

(参加者)
田中選手は、今後、レイソルと順天堂大学を掛け持ちするのでしょうか?

(飯田)
レイソルの日程を優先して、可能であれば、順天堂大学の試合にも出るという形です。天皇杯には、特別指定選手の適用はありませんので、レイソルの選手としては、出場できません。

(参加者)
李選手の代わりに補強するということはないのでしょうか?

(飯田)
今季についての補強はありません。

(参加者)
イベントスペースが2つあって、イベントブースがどこにあるのかがわかり難く、移動し難いと思うのですが、状況は変わらないのでしょうか?

(松元)
申し訳ありません。出来れば、元に戻したいと思っています。関係各所と時間を掛けて調整していかなければいけないと思っています。

(参加者)
前回の日立台の試合の時に、ビジターサポーターがビジター自由席のバックスタンド寄りの通路から、煙草の灰を落としていました。こういうことがあると、分離もあまり意味がないのではないでしょうか?個人のマナーもあると思いますが、何となく逆効果なのかなと思ってしまうところもあります。

事業部部長 小田切 琢也(以下:小田切)
警備員などでケアしたいと思いますが、物理的に難しいところもあるので、厳しく注意するなど対応したいと思います。警備員の配置についても、今のご意見も参考にさせていただきます。

(参加者)
レイソルとは直接関係ないのですが、先日の日曜日に柏駅前で選挙演説があった時に、サポーターの方が、レイソルのユニホームを着て選挙活動をしていたと思うのですが、レイソルのサポーターがある特定の政党を応援している訳ではないので、ユニホームを着ての選挙活動はして欲しくなかったと思います。

(松元)
私も月曜の朝に記事を見まして、その日の内に彼と話をさせていただきました。彼もレプリカを着てあの場に出たというのは反省をしておりました。サポーター、レイソルもあたかも特定政党を応援していると取られてしまいますので、口頭で注意させていただきました。

(参加者)
柏駅前にポスターや旗が少ないと思います。他のクラブでは、駅の構内にポスターなどが貼ってあるので、レイソルでもそういうことができないでしょうか?

広報・ホームタウングループ シニアマネージャー 河原 正明(以下:河原)
ポスターだけでなく、発車ベルの件などもあるのですが、JRさんとのお話の中で、中々進展しない状況があります。東口については、駅構内ではありませんが、駅を出たところで大幕やフラッグなどがございます。市内の商店会の方へもご協力いただき、ポスターの掲出をお願いしております。サポーターの皆さんにもご協力いただいておりますが、全てに行き届いていないということは、こちらの力不足もあるかと思いますが、引き続き、ご協力をいただければと思います。やり方は色々とあると思いますので、その辺も工夫していきたいと思います。

(松元)
発車ベルの件は、レイソル後援会で一生懸命動いていただいて、柏市にも協力をあおいで、一緒に活動して、かれこれ1年半近く経つのですが、いまだに実現していません。

(松元)
一つ質問があるのですが、19時30分キックオフがホーム国立を含め3試合続きましたが、どのように感じられましたか?

(参加者)
遅いと思います。30分違うと全然違うと思います。キックオフ時刻はどのように決まるのですか?

(松元)
各クラブは、一応希望を出しますが、スカパーを始めとするテレビ各局の意向に左右される場合があります。

(参加者)
先ほど、駅前にもっと露出を増やそうという話がでましたが、レイソルが柏市内に浸透していく為に、商店会の方などに協力してもらうというより、自発的にやってもらうという形にした方が良いと思います。その為に、レイソルと組むとこういう良い事がありますという風にメリットを強調した方が良いのではないでしょうか?例えば、レイくんの意匠を使えるような形にできないでしょうか?

(小田切)
レイソルのロゴやレイくんもレイソルの商標で、Jリーグやレイソルが事業活動をしていくうえでの重要なプロパティーとなっております。誰でも使えるという風には出来ないです。スポンサー企業へのメリットという形にしていますので、地元の商店だからといって、簡単に使って良いですよとはいかないところがあります。レイソル後援会に入会すると、後援会の会員であるというマークを使用できて、そのマークの中にレイくんが入っています。公共性の強い柏市の活動などでも使っていただいております。そういう形で市内に広めていきたいと考えています。

(参加者)
私の両親は、サッカーに興味がないし、柏に住んでいる人にまだまだ浸透していないと思います。

(河原)
レイソルをもっと浸透させていく為のアイディアがあれば、お聞かせいただきたいのですが。

(参加者)
レイソリスタというのは、物を売るだけの役割だけでなくて、柏にレイソルがあるということを発信していくという役割があると思います。今のレイソリスタは、一見さんが入るのには、敷居が高く、入り難い雰囲気があるのではないでしょうか?場所を変えるなどはできないのでしょうか?

(小田切)
レイソリスタのあり方については、検討させていただきます。

(河原)
商標を誰でもという訳にはいきませんが、今後もアイディアなどがございましたら、提案していただければと思います。

(参加者)
柏市役所に仕事で行く事があるのですが、16号側にひっそり「柏市は柏レイソルを応援しています」と出ていますが、たまたま大宮区役所に行く用事があったのですが、大宮区役所の正面玄関前に、ホームゲームの案内が出ていました。これぐらい柏市役所もやっていいのではないでしょうか。レイソルとしてももっと要望しても良いのではないでしょうか?

(参加者)
非公開練習のアナウンスが凄く遅くて、皆が見ないような時間帯にホームページだけにアップされているので、緊急なお知らせはメルマガでもやっていただきたいと思います。ビジターの女性サポーターのトイレの件もそうですが、お知らせは早め早めに出して頂きたいと思います。

(河原)
非公開につきましては、基本的にはホームページでお知らせしているのですが、決まるのが前日ということもあり、出すタイミングはそのタイミングになってしまいます。早く分かっているのものについては、早めに出すようにしていきます。

(松元)
非公開にする理由としては、インフルエンザ対策ということもございます。残り試合も少なく、選手を一人でも欠かせない時期ですので、その辺も申し訳ありませんが考慮させていただいております。

(参加者)
プレシーズンマッチで海外のチームと試合ができないでしょうか?

(松元)
出来なくはありません。海外のチームとやる時に一番難しいのは、ギャランティ等多くの費用を負担しなければならないことです。そう考えるとレイソル単体でやるのは、現状難しいです。日立台の場合だと、入場料収入の面でも厳しいですね。ただ、決して門戸を閉じている訳ではありませんので、お互いにメリットがあれば検討する余地はあると思います。

ご参加いただき、ありがとうございました。

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