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2011年01月26日(水)
『2011年柏レイソルサポーターズカンファレンス』議事録

 2011年1月22日(土)に開催いたしました「サポーターズカンファレンス」の議事録を公開いたします。「サポーターズカンファレンス」は「2011年新体制発表会」に引き続き行われました。

■日時: 2011年1月22日(土) 19:55?20:45
■会場: 柏市市民文化会館 大ホール
■来場者数: 約1200人
■司会:

桑原 学氏(アナウンサー、Jリーグ中継実況など)
岡田 亜紀氏(「J:COM東関東」レイソル応援番組『REYSOL TIME』MC)

■柏レイソル出席者:

代表取締役社長 河西 晋二郎
常務取締役 寺坂 利之
強化本部・統括ダイレクター 小見 幸隆


岡田 亜紀氏(以下岡田):
大変長らくお待たせいたしました。
ただ今より「サポーターズカンファレンス」を始めます。
本日のサポーターズカンファレンスはまず、事前に寄せられたサポーターの皆様からの質問をもとに、今シーズンの柏レイソルのクラブ運営やチーム強化・編成などについてお話させていただき、その後、本日ご来場いただいた皆様からのご意見・ご質問を頂戴する流れで進めさせていただきます。

桑原 学氏(以下桑原):
それでは、出席者の皆様にご登壇いただきましょう。
柏レイソルの出席者をご紹介致します。

出席者登壇【会場拍手】

そして、先程の新体制発表会に引き続き、司会進行を務めさせていただきます桑原 学です。宜しくお願い致します。【会場拍手】

岡田:
同じく、司会進行を務めさせていただきます岡田 亜紀です。宜しくお願い致します。【会場拍手】
柏レイソルは今回のサポーターズカンファレンスにあたり、ホームページでサポーターの皆様から質問を募集し、たくさんのご意見・ご質問を頂戴いたしました。この場をお借りいたしましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

では、はじめに柏レイソルの経営について河西社長にお伺い致します。
サポーターの皆様から寄せられた質問の中に、クラブの債務超過状況についての質問が寄せられております。2013年シーズンから正式に導入される予定のライセンス制度の中に「クラブの財政状況」という項目があるのですが、レイソルは大丈夫でしょうか?という質問がきておりますが、いかがでしょうか?

河西 晋二郎(以下河西):
それでは、お答えさせていただきます。
債務超過の問題でございますけれども、2006年のシーズンが終わりましてから債務超過の状態が続いていることは事実でございます。経営としては大変問題なわけでありますけれども、そういう状態が続いているということは事実でございます。

ただ、今年度中に資本を大幅に増強するという手続きに入っておりまして、今年度末までには債務超過が全て解消されるという予定と申しますか、間違いなくそうするつもりでございます。
現在の資本金は2200万円ということで、非常に資本金が小さいものですから、また内部留保もないものですから、少しでも予定外のことが起きてしまうと債務超過になってしまうという状況なので、資本を大幅に増やしまして、将来的にも債務超過になかなか陥らないといったような経営基盤の強化を図りたいと考えております。

それから、2番目のクラブライセンス制度の問題でございますけれども、これはまだ全てが明らかになっているわけではございませんけれども、新聞等でも3シーズン赤字が続いた場合はどうだというようなことも書いてあります。
2008年、2009年も赤字でございました。債務超過は先程も申し上げましたとおり、解決いたしますけれども、今後の運営と致しまして、もちろんチームを強くしなければいけないということがありますので、それを前提とした身の丈にあった経営をしていく、赤字にしないということを心掛けていきたいと思っております。

それから先程、資本増強とお話いたしましたけれども、誤解を生んでしまうといけないのでお話致しますが、現金が入ってくるわけではないような形でございます。
今、日立製作所が所有しております「日立柏サッカー場」、この施設を全て柏レイソルの持ち物にする、譲渡を受けるということを金額換算いたしまして、現物出資という言い方をしますけれども、現物で出資していただくということで現金が入ってくるというわけではございません。

これからご質問にお答えするということになりますが、ささやかではございますけれどもスタジアムの増築を考えておりまして、資産は全てレイソルのものになりますので、私どもの方で資金調達をして実施するということになります。スタジアムが自分たちのものになるということで夢がございますが、それだけ色々な負担もありますし、それがリスク要因にならないように経営をしていきたいと考えております。
ちょっと長くなりましたけれども以上でございます。

岡田:
ありがとうございます。
今、河西社長からもお話がありましたが、スタジアムの増築とか色々とお話が出ております。皆様から多数ご質問いただいておりました、スタジアム改修について、それでは寺坂常務取締役、宜しくお願い致します。

寺坂 利之(以下寺坂):
座ったまま失礼させていただきます。
先程社長から夢のある話でもないと話がありましたが、大いに夢をもっていただきたいなという風に思っております。

計画と致しましては、ご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、日立柏サッカー場の敷地の周囲に建物の計画の公開板というのが設置されております。それが設置されましたのが、昨年の12月16日、それから18日の日には近隣の住民の方々にご案内を差し上げまして、スタジアムの増築に関する説明を終えております。
昨日1月21日、柏市さんに建築の許可申請を提出し、受理されているという状況が現状にございます。

とは言いましても現状、増設の為の計画を練ることと同時に必要な手続きを推進しているという状況であります。
柏市さんにも申し上げたのですが、来年の春に向けてスタジアムを増席するということは実際にもう進めております。

計画の概要ですが、まずホーム側とビジター側を入れ替えまして、現在ビジター側のいわゆるゴール裏のところに増設するということと、メインスタンドから見まして右脇サイドのスタンド(昨年でいうVR席)の部分に増設するという形で進めてまいりたいという計画を進めております。

ゴール裏の方は概ね2,300席ぐらい増席するという計画で進めております。また、メイン脇スタンドの方なんですが、昨年VR席という形で皆様に販売させていただいていた座席でございますが、そこに640席ほど増席するという計画です。

ゴール裏とメイン脇スタンド(VR席)の間にコーナーがあるんですけれども、コーナースタンドのような形でそこに60席ほど増席する計画をたてております。
合算致しますと大体15,200をちょっと超える程度の収容能力を有するスタジアムに変わるというのが計画の概要でございます。
ただスタンドを増席するだけではなく、当然それに伴いましてコンコースなどがでてくるわけでして、その辺りに売店やトイレ、救護室、授乳室等を完備するというような計画でございます。

また、先程ライセンス制度の話がありましたが、当然ハードウェアにもレギュレーションが出て参りますので、その辺を充たす形で記者会見場の増設も考えております。

工期は大体今の予定ですと7月か8月くらいに着工して、来年の3月いっぱいぐらいかかってしまうのではないかという状況なんですが、そのような形で今進めておるところでございます。
私の説明ではわかりづらいので、最初から見せればいいんじゃないかと言われてしまうんですけれども(笑)アニメーションを作成いたしましたので、それをご覧になっていただこうと思います。【会場拍手】

大変恐縮なのですが、時間と予算の都合で音がありませんので【会場(笑)】ナレーションも入っておりません。私の拙いご説明になると思うのですが、ご説明させていただきながらご覧になっていただこうと思います。
オペレーションは私どもの運営を担当しております廣川が担当させていただきます。
それではご覧ください。

【スタジアムイメージを映写】※寺坂が画面に合わせて説明
【会場驚嘆】
【会場拍手】

大体このような形で計画を進めてまいりたいと思います。【会場拍手】

桑原:
ありがとうございます。

寺坂:
今、私の雑音を入れてしまいましたので、もう一度流したいと思いますので、それをじっくりご覧頂きたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

河西:
先程、私、遠慮深いのでささやかと申し上げましたが、今のイメージ映像をはじめてみましたので【会場(笑)】立派なものになるんだなと思いました【会場(笑)】

桑原:
寺坂さん、増設するゴール裏の部分は傾斜もあるというお話を伺ったのですが。

寺坂:
傾斜角は32度ということですので、ちょっと急になるかと思います。緩やかにしてしまうと、どうしてもピッチから離れてしまうということで、そのように我々の方から設計の方に要望を出しております。

桑原:
日立台の臨場感はそのまま残せるということですね?

寺坂:
そうですね。

桑原:
わくわくしますね。

【スタジアムイメージを映写】
【会場拍手】

寺坂:
ありがとうございました。
屋根以外のところで何かご質問があれば。【会場(笑)】

岡田:
現時点で計画されていることは、これが全てということですよね?

寺坂:
そうですね。
最初に前提条件をお話しなければいけなかったのですが、今の計画に基づきましてそれをアニメーションに反映させておりますので、当然、計画変更等もあるわけですので、今ご覧いただいたものがそのまま完成するというわけではございませんので、ご了承いただきたいと思います。
何か屋根以外のところでご質問があれば。【会場(笑)】

桑原:
後ほど、質疑応答の時間を設けておりますので、何か鋭いツッコミがあれば後ほどお願いしたいと思います。

寺坂:
あともう1つだけよろしいでしょうか?
先程、河西の方から説明の通り、必然的か偶然的かは置いておいて、今の日立台が名実共に柏レイソルのものになるということになりました。これは、3月1日以降です。そういった意味で、当然我々柏レイソルで働く人間もこのスタジアムを愛してしっかり大事にしていきたいという風に考えております。また、日立柏サッカー場が本当に我々柏レイソルのものになったということをサポーターの皆様と分かち合いたいと思います。
ちょっと小さかったり汚れていたりするんですが、サッカーを観戦するには日本の中でも指折りのスタジアムなのではないかと思っております。

また、うちのスタジアムは本当にサッカーしかしません。時々サッカー専用スタジアムでもラグビーのラインの跡があったりする事もあるのですが、うちのスタジアムは年間20数試合、それを専用として使用するスタジアムです。押し付けがましいとは思いますが、ぜひ皆様にもご理解いただき、スタジアム改修の完成は来春になりますが、それまでの間も皆様と一緒に今の日立台を大事にしていきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。【会場拍手】

岡田:
ありがとうございました。

桑原:
いいお話ですね。

岡田:
そうですね。
それでは、小見ダイレターより今季の強化についてお話いただきたいと思います。宜しくお願い致します。

小見 幸隆(以下小見):
強化のどの辺をお話すればよろしいでしょうかね?【会場(笑)】

岡田:
では、今年の補強についてをまずお願い致します。

小見:
すみません。お聞き苦しい声なんですけれども。最近ちょっと声が出なくてですね。
先程登壇した新加入選手、兵働、ワグネル、中島、この3人が左利きなんですけれども、今既にいるうちの左利きの選手を含めるとレギュラークラスで6人ほど左のスペシャリストを抱えるという、補強戦略の中では一つの狙いではあったんですが、左サイドが変わるのではないかと期待はすごく僕ももっていますし、監督もそういう狙いは持っています。誰がどういうプレーといったことではなく、抽象的ですが、その辺は1つ改善されるかなと。右はどうでもいいということではないんですけれども、なかなか日本のJリーグのチームの中で左は左で大事に考え、右は右で大事に考え、特にサイド攻撃というシーンを考えた場合、なかなか左を重要視できるクラブはなかなかなかったと思うんですけれども、少しそれを重視して進めたという補強になっています。

若い選手が5人程レンタルで出ますけれども、後ほど質問が出るかと思うので先に言っておこうと思うのは、本当に今年は素晴らしいタイミングで若い子達全員にオファーがきました。「貸してください」というような形で1年で戻すかもしれないですよという虫のいい話なんですけれども、成長して戻してもらいたいというようなことで、予算もある中で入れ替えをしていかなければいけないのですけれども、今日登壇した新加入の選手達とほぼ同人数がレンタルで出ます。

今年は年齢的には少し上がりますけれども、1つざっくばらんにお話してしまいますと、もう二度とJ2には行くつもりはございませんので、今年、来年あたりは少し平均年齢を逆に上げたいなと考えております。スタメン、ベンチを見たら誰が入っているかわかりませんけれども、多少年齢は上がります。でも、ベンチを見ると皆どこでもレギュラーでやっていた選手達ばかりです。というような、とにかくJ1に定着する為の補強を今回頑張ったなということで、先程新体制発表会でネルシーニョ監督もいっておりましたが、いい補強が出来たのではないかなと思っております。
あと何か聞きたいことはありそうですか?

岡田:
今のお話を聞いていると今年のレイソルは先が明るいので、過去の話はしたくないのですけれども、質問で何件か来ていたので、1つだけ聞かせてください。小林祐三選手は引き止められませんでしたか?

小見:
僕だけじゃ無理でした。彼が悩み始めたときに、色々な人に相談したと思うんですけれども、レイソルの周りの人に相談しても多分マリノスに行けって言った人は1人もいないと思うんですよ。だから悩んじゃったんですね、彼。本当に悩んじゃって2週間で2kg痩せたって僕の部屋に来たんですけれども、本当に悩んでいました。最後の最後まで。
でも最後には、先程の新体制発表会での兵働の発言にもありましたが、ちょっと似ているかなと。チャレンジしたいというかサッカー選手にはそういうことはあると思います。

岡田:
ありがとうございます。
あとですね、レンタル移籍の選手が大きくなって戻ってくることを期待して出しているというお話でしたが、戻ってこないことが度々あるんですけれども、それはいかがでしょうか?

小見:
誰のことですか?【会場(笑)】

桑原:
サックスブルーに行ったあたりじゃないですかね?

小見:
皆さんご存知だと思いますが、古賀とも菅沼ともきちんと話して、本人の意思確認をした上で、ジュビロとの交渉に入るわけで、その辺はあくまでも本人が決めているということで動いてますので、決して蹴飛ばして出したとか、帰ってくるなとか、そういうことは柏レイソルとしては絶対にやらないので、本人の意思ですね。もちろん、柏レイソルというクラブに未練はあるだろうし、戻りたいという気持ちもあるでしょうけれども、先程のパンゾー(小林祐三選手)の話と同じで、やはり本人が決断するところっていうのはどうしてもあるので、致し方ないなと思います。

岡田:
ありがとうございました。

桑原:
それでは、質疑応答にいきましょうか。
昨日エルゴラッソに小見さんのインタビューがたくさん載ってまして、非常にぶっちゃけたお話まで書いていただいてまして、皆様にも非常に真摯な姿勢といいましょうか、頑張っていただいているお力が伝わったかと思いますが、その辺りも踏まえて質疑応答を受けさせていただきたいなと思います。

それでは、ご質問がある方は挙手をしていただきたいのですが、指名を受けましたらご質問の前にお名前と可能な範囲で構いませんのでどちらからお越しになられたかおっしゃってからご質問をお願いしたいと思います。尚、時間に限りがございますので、ご質問は1回につき1つとさせていただきます。では、ご質問のある方、お願い致します。

質問者A
船橋市から来ましたAと申します。チームショップ復活ということはないのでしょうか?現在、インターネットでの通販、試合会場でしか買えないグッズとかもあるんですけれども、それをチームショップをもう一度復活させてそこで置いてもらうということは出来ないのでしょうか?宜しくお願い致します。

寺坂:
申し訳ございません。簡単にお答えさせていただくと、今の所そのような計画はございません。チームショップを閉店した経緯といいますのは、色々と理由があるのですが、まず1つは非常に我々の勝手な申し分なのかもしれないのですが、我々の経費負担が大きいというところがございまして、サポーターの皆様にはご不便をお掛けするというような判断もあったのですが、あいにくと言いますか加茂さんと良い協力が出来まして、我々の勝手な想いかもしれませんが、そんなに大きなご負担をお掛けしてないのではないかと感じております。そういった意味で、現状復活の予定はございません。申し訳ございません。

桑原:
よろしいでしょうか。

質問者A
はい。ありがとうございました。

桑原:
それでは続きましてご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者B
柏から来ましたBと申します。移籍とかを一般サポーターから見ますと、柏レイソルからの発表じゃないんですよね。インターネットだったり他所からの情報が記事になって、それでもまだ出てこないとか。そこら辺の管理はどういう状況になっているのかと。
あと一点、素人から見ると、外国人のスカウトを誰がやっているのか知りませんが、お金だけもって帰られちゃっているような事が結構あるんじゃないかと思いまして。怪我人が多いということもあるかもしれませんが。その辺りのチェックがしっかり出来ているのかとお聞きしたい。

小見:
発表が遅い、早いというのは移籍の事に関して言えば、選手のサインが入らない限りは発表はないわけで、サインが入って選手、両クラブが合意したときにすぐに発表しています。ですので、先に出ているのはただ情報が漏れているだけだと思うのですが、やはりそこは正式なものでないとクラブとしては出せないので、噂より遅れるのはどうしても仕方がないというところはあります。

それと、外国籍の選手の場合は、特に去年の場合、ネルシーニョ監督がこのチームを預ることになってからJ1に戻す、もっとよりよい強化をするという中での大英断もあったわけで、契約を解除するといった時にもちろん細かい契約内容がありますけれども、その「お金を持って帰った」というお話がありましたが、これは払わないと契約を解除できないという場合もありますので、これは方針の基に会社側にも理解をしてもらって大英断をしたということであります。それは、強化と現場の監督の方針で、逆に会社にはのんで貰っているといった形です。よろしいでしょうか。

桑原:
ありがとうございます。
それでは他にご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者C
東京から来ました、Cと申します。いつも応援しております。ここ数年思っていることなんですけれども、形はどうあれ、レイソルを退団する選手に対して、シーズン中は難しいとしても、こういったシーズンオフにファンと共に戦ってきた選手を、ファン感謝祭のように、例えばサイン会、握手会のようなものを開催することは出来ないのかなと思います。他クラブではそういったことをやっているのが見受けられますので、ファンとしてはぜひそういった場を設けてほしいと思います。

寺坂:
そういったご意見は他にも頂くケースがございます。他クラブの事と比較されてご意見を頂戴するケースが多いです。
1つはタイミングの問題がございます。移籍したり、退団したりする時間的なタイミングが一つです。
あとは、サポーターの皆様から見れば、ぜひお別れの言葉を述べたいだとか、お礼があってもいいんじゃないかという想いはあると思うのですが、なかなかその辺の全てが選手側の意思と噛み合うといったわけでもありませんので、そういう意味でサポーターの皆さんから見ると、なんとなくレイソルは冷たいんじゃないかというような見方をされてしまうんだと思うんですけれども、レイソルから出て行く選手も残念ながら明るい展開を持って出て行く選手ばかりではないという状況もあります。そういう意味で一律にそういう場を設けるということはなかなか難しい部分もございます。答えになっていない部分もあるかと思いますが、ご理解いただければと思います。

桑原:
ありがとうございます。
小見さん、移籍というリリースと契約満了というリリースでは受け取られ方が違くて、できればいい形でリリースを出してあげたいという心遣いが小見さんにもよくあるという話を僕も聞いたことがあるんですけれども、その辺りの説明なんかは多分サポーターの方はわかりにくい部分だと思いますので、その辺のお話が少しあれば誤解も解けるのではないかと思いますが、いかがですか。

小見:
うちの保有選手がいて、私たちがいるわけですけれども、もう一人、代理人、エージェントがいるわけなんですよね。このエージェントが選手と話して、色々なことを考えて我々にぶつけてくる場合、または自分が選手を呼んで色々相談する場合、または欲しい選手の移籍先のクラブが代理人に調査を入れる場合、色々なパターンがあるんです。もちろん色々なパターンがあるので、「出してください」という選手もいるし、もっと極端に言うと私が「出ろ」という選手もいるし。

例えば、藏川の再契約の話をすると、彼が現役を長く続けたいということで、だったらレギュラーのとれるクラブを探して、2?3年の契約を狙ったらどうかという話を夏にしました。ただ本人も状況が変わってきた、監督の評価も変わってきた、色々なことが変わるわけです。最後には右サイドバックが一人少なくなったというのが一週間という短い間で起きたという話で、本当に色々なことがおきるので、代理人というのがかなり先行しているし、潜る「せんこう」もあるし、早くという「せんこう」もあるので、代理人との関係というのがサッカー選手が動くとき、悩むときに非常に大きなウェイトを締めていることもあります。色々とストーリーが変わるんですね。ここでは色々と説明できないですけれども。

寺坂:
よろしいでしょうか。我々の立場からすると、小見が説明していましたけれども、結構冷や冷やするんですね。例えば今、藏川の話も出ていましたけれども、元来プロスポーツとして選手とクラブの契約というのは、非常に生々しく交渉が繰り広げられたりする部分があるわけでして、そういう意味ではその辺のやり取りだとか情景を皆様にご説明するのは難しい部分もありますし、もっと言ってしまいますと、その辺というのは選手とクラブの間でのタブーなのではないかというような見方も出来るんだと思うのです。

そういった意味で、小見のようにかなりオープンな形で皆様にご説明申し上げて、それが逆にあとから物議をかもし出すというケースもあるわけでして、そういう意味では非常に逆説的な言い方をしましたけれども、今小見が申し上げたとおり、レイソルに限ってはその辺りを闇に葬るですとか、隠し通すとかそういうスタイルはレイソルとして持っておりませんので、その辺を何とかレイソルのサポーターの皆様にはご理解いただけないかと思います。【会場拍手】

桑原:
ありがとうございました。
それでは続きましてご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者D
柏市から来たDと申します。先程、スタジアムの改築の話がありましたが、恐らく、ホームとビジターが逆転すると思うのですが、その場合、バックスタンドやメインスタンド側のML席とAL席であくまでもホームゴール裏寄りで観戦したいと年間シートを買っていた方はスタジアムのホームとビジターが逆転した場合に、そのままなのか、座席自体も逆転させるのかその辺りをどうお考えなのかお聞かせください。

寺坂:
その辺りはサポーターの皆様のご要望を聞きながら決めたいと思います。今、そういうご意見いただくまでは原則として、まったくそのまま逆転させればいいのかという認識でおりました。

その辺りはサポーターの皆様のご要望を聞きながら決めたいと思います。今、そういうご意見をいただくまでは、指定席の含め逆転させた場合、同じ様な位置にすればいいかなという認識でおりました。

桑原:
貴重なご意見ありがとうございました。
続きましてご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者E
船橋市からきましたEです。宜しくお願いします。Jリーグ含め、ナビスコカップ、天皇杯がありますが、過去2009年に天皇杯決勝まで進んだんですけれども、地方転戦を繰り返し、ファイナルまでいったという経緯があります。他のクラブはずっとホームスタジアムで開催できているという状況がありまして、レイソルも今後強くなっていけば上手く天皇杯も日立台で開催できるのかどうか、自分も含め、インターネットの掲示板にも不満を書き込むサポーターもいるので、もし実情等教えていただけましたらお聞かせ願いたいと思います。

寺坂:
実情をつかんでおりません。すみません。

桑原:
他に何かご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者F
松戸から来ましたFと申します。ユニフォームのことなんですが、アウェイの試合で柏の場合、2ndユニフォームを着ていると思うんですが、柏のホームのときは色にもよると思うんですが、1stユニフォームを着ているチームがあるかと思うんです。相手が青のユニフォームが多いと思うので、アウェイでも1stユニフォームを着ても問題ないんじゃないかと思う時でも、2ndユニフォームを着ていることが多いのですが、やっぱりレイソルのカラーは黄色だと思うので、やはりアウェイの時に1stユニフォームを着るのは難しいのでしょうか?

寺坂:
レフリーとの兼ね合いですとか、キーパーとの兼ね合いでかなり大きく左右されます。その辺なんですよね・・・。【会場(笑)】

桑原:
わかりやすいご回答だと思います。(笑)ありがとうございます。よろしいでしょうか。
引き続きご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者G
横浜から参りましたGと申します。実家がホームタウンにあり、母が父などを連れてくることがあるんですけれども、母が身体障害者で、左半身不随の状態にあります。今のチケットシステムになった際に、体が不自由なので端の席等を取れるといいなと思い、問い合わせの電話をしたことがあるんですが、今のチケットのシステムだと端の席を指定してとることが出来ないと言われ、スタジアムは階段が非常に多いですので、階段もあまり上り下りしないような席を取りたいと思うんですけれども、車椅子の方だけでなく、身体障害者に対する対応を何とかしていただけないかと思います。【会場拍手】

寺坂:
まず、おっしゃられた我々の対応がありましたことに対して、お詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。今お話いただきました状況とお話を我々の中でも検討いたしまして、色々な局面・状況に対応してまいりたいと思います。お詫びと、貴重なご意見ありがとうございました。

桑原:
ありがとうございます。よろしいでしょうか。
それでは引き続きご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者H
東京から来ましたHと申します。以前はJ1を戦うにあたって、勝ち点の目標を掲げていたかと思いますが、今年はJ1を戦うにあたり、フロントの皆様は具体的な順位であるとか勝ち点の目標を設定されているのかというのをお聞きしたいのですが。

小見:
今日の席では一言もそういったものがなかったのですが、監督は取材あるごとに「今年はとりあえず6位以内を目指す」と、「6位」という数字を具体的に出しております。勝ち点で言うと6位というのは50ちょっといけば5位、6位その辺なんですね。例年見ていると。これは監督が掲げている目標ですが、そのまま公式と思っていただいていいと思います。

質問者H
期待しています。ありがとうございます。

桑原:
ありがとうございました。
それではお時間の都合上、大変申し訳ございませんが、あとお一方になってしまうんですけれども、ご質問がある方がいらっしゃいましたら、挙手にてお願い致します。

質問者I
柏市から来たIと申します。宜しくお願い致します。今日質問したいのは、イエローハウスの存在意義です。最近の参加されている方の顔ぶれがかなり定着してしまっていると伺っております。イエローハウスの開催日時が平日の夜ということで、近隣に住んでいる方以外の参加が非常に難しいのではないかと思います。そういった中で、色々な意見を吸い上げるというのは難しいと思います。例えば今日のサポーターズカンファレンスなんですけれども、ustreamか何かで中継していただければ、他のクラブやサポーターの方もご覧になることが出来て色々な意見を聞けるのではないかと思います。そういったファン拡大についての施策について伺いたいんですけれども、宜しくお願い致します。

岡田:
まずはイエローハウスの件をお願い致します。

寺坂:
開催日の件なんですけれども、言い訳がましい言い方になるんですけれども、ほんのたまに土曜開催というのをやらせていただいております。我々もイエローハウスについては出席される方の固定化や出席される方の人数というところでまったく問題視していないわけではございません。ただし、イエローハウスというのは前々回J2に降格した際に始めたわけですが、我々のコンセプトと致しましては、どんなに出席者が少なくてもずっと継続してやっていこうというところがございますので、開催日時の工夫の必要性は感じておりますけれども、人数や出席者が固定されているといったところを問題と考えずにこれからも続けてまいりたいと考えております。

岡田:
こういった場をファンの方にもっとお見せできるようにustreamを使ったりという、遠方のファンの方にも柏レイソルをアピールできる何かが足りないのではないかということですよね?そういうので何かファン獲得の作戦といいますかそういうのはないのでしょうか。

寺坂:
それがファン獲得に結びつくかというところがよくわからないんですけれども、そういうツールを活用して、遠くにいるレイソルのファンの方々に色々な情報を提供するといったことについては、検討の課題とさせていただきたいと思います。

岡田:
ありがとうございました。

桑原:
恐らく、本日ご来場いただいているお客様の中にも遠方から来てくださっている方もいらっしゃるかと思いますけれども、本当に皆様本日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございました。

岡田:
ありがとうございました。

桑原:
以上をもちまして、サポーターズカンファレンスを終了とさせていただきます。
ご質問出来なかった方も、引き続き公式ホームページでご意見メールからご質問・ご要望を受け付けております。また、先程お話もありましたけれども、今年も引き続きイエローハウスも検討を重ねながら実施予定となっております。是非、ご参加いただければと思います。
そして、2/1からはいよいよグアムキャンプが始まります。また、2/20には、Jリーグの開幕を告げる恒例の世界三大カップの1つです【会場(笑)・拍手】プレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」が今年は柏の葉総合競技場で開催されます。皆様この千葉ダービーをぜひお楽しみいただければと思いますので、たくさんのサポーターの皆様にお越しいただければと思います。

そして今年は翌週の2/27にケーズデンキスタジアム水戸にて、プレシーズンマッチ 水戸ホーリーホック 対 柏レイソル の試合も開催されます。
皆様、本年もより一層のご声援を宜しくお願い申し上げます。
長時間で皆様最後の方は少しお疲れかなという感じがしますけれども。

岡田:
疲れているんで最後にもう一度やりますか。

桑原:
よくわかってますね。(笑)気持ちよく終わりましょう。

岡田:
やりましょう。わかってますね、皆さん。せーのでいきますよ。もう説明は言いませんから。【会場(笑)】いきますよ。
せーの!

【会場・司会『VITORIA』】

ありがとうございました。【会場拍手】

桑原:
ありがとうございました。皆様本日はご来場いただきまして本当にありがとうございました。
お気を付けてお帰りください。ありがとうございました。【会場拍手】

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