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2012年07月03日(火)
『イエローハウス』2012年度第2回議事録

 去る6月28日(木)に開催いたしました「2012年度第2回イエローハウス」の要旨をお知らせいたします。

■日時:2012年6月28日(木) 19:00?20:30
■会場:日立柏サッカー場内
■参加者:サポーターの皆様8名、吉田憲司取締役 以下4名

(参加者A)
ACL全北戦で御手洗社長の飲酒の件がありましたが、選手が頑張っている中で、会社のトップが飲酒をしているのはいかがかと思います。会社としてどの様にお考えでしょうか。

広報部長 河原正明 以下(河原)
ご意見いただきました件につきましては、既にホームページ等でご案内している御手洗のコメントの通り、全北戦の時は、接待があり、口にしましたというコメントをさせていただきました。飲酒は事実であり、改めましてお詫び申し上げます。

(参加者A)
選手が一生懸命やっている中で、トップである社長が接待であっても試合中に飲酒をするという事実は、私としてはとても残念です。

(河原)
その思いは同じです。我々も残念だと思っています。

(参加者B)
北嶋選手の移籍についておうかがいします。契約上のことですので、経緯の詳細は聞くつもりはないのですが、移籍に至ったのは、チーム事情なのか北嶋選手の意思、どちらだったのでしょうか。

吉田憲司取締役 以下 (吉田)
チーム事情でもあり、北嶋選手の意思でもあります。両方ということになるかと思います。いくつかのチーム事情の中で、選手が決心をする、決心をしなければならないという経緯があったというご説明が一番適切かと思います。人間ですから、当然色々な感情が交錯する部分があったのは否定できないと思います。当事者同士しか分からない部分ももちろんあります。ただ、クラブとしては、北嶋選手は、クラブにとって大きな貢献をしてくれた選手だという明確な姿勢を持って臨んだということです。敬意を持って対応致しましたし、これからも同じ姿勢です。

(参加者B)
そうであれば、移籍のリリースの際に、もう少し配慮すべきではなかったでしょうか。あのリリースですと、出場機会がないから移籍するという風にサポーターからは見られるのではないでしょうか。普通の選手であれば良いのかもしれませんが、貢献度も高いのですから、お礼の言葉を添えるなどすれば、受ける印象も違ったはずだと思います。

(河原)
申し訳ございませんが、リリースという点では、いかに簡素化できるかということもあります。特定の選手だけに想いが入ってバランスを欠いてしまうと他の選手が移籍した場合のリリースとの兼ね合も出てくると思います。

(参加者C)
北嶋選手だけが特別で、他の選手は簡素で良いのかという話になってしまうと思います。クラブにとっては、全ての選手が大事な選手なのではないでしょうか。サポーター側の感情論になってしまうのではないでしょうか。

(河原)
もう少し配慮すべきだったのではという点については、ご意見としては承ります。現状、リリースとしては、全ての選手が同じ様な形式でやらせていただいております。お気持ちは分かりますし、クラブとしてそういった想いを形に表したのが、試合後のセレモニーとなります。

(参加者D)
ここ数年、レイソルはシーズンの途中で移籍する選手が増えているように感じています。たまたまそうなのか、チーム事情なのかはサポーターには良くわかりませんが、クラブが望んでいる形なのか望んでいない形なのかということが気になっています。

(吉田)
原則論から言えば、チームの全権を担っているのは、監督ということになります。それ故、フロントから一方的に選手を移籍させるということはあり得ません。チームをマネジメントして行く中で、高い責任感と使命感を持つ監督が、その責任を果たす為に取らなければならない手段があります。それが監督からフロントに対してのリクエストだったり相談だったりします。例えば出場機会の減った選手にどう向き合うのかという事は、前段でもお話をしました通り、色々な感情が交錯する中、監督の大事なマネージメントのひとつかと思います。この際のフロントの姿勢として大切なのは、監督と選手が互いに冷静にコミュニケーションを取れる環境作りを怠らず、こうした経緯の中から生まれた決断・決定を出来る限りサポートしてあげるということだと思っております。

(参加者D)
今日、お話をしてもらったことで、議事録を読んだサポーターは、色々な事情があるということも分かってもらえると思います。正直に話してもらえたことは大きいと思います。

(吉田)
クラブが監督に全権を委任するのですから、信頼しての決断ですから、最後まで信頼し通さなければならないと思います。途中で疑いを持ってしまったら、表には見えないかもしれませんが、現実は崩壊していることになります。契約は、クラブと監督、クラブと選手、それぞれの契約となりますので、選手に対しても同じです。それだけに、常に話せる環境を作るということは大事だと考えています。

(参加者D)
サポーターも色々な面を考えて成長しないと、チームが困った時にサポーターが力になっていける部分もないといけないと思います。

(吉田)
前に戻ってしまいすが、そうした環境を大事にしないといけないと思っている中で、試合中の飲酒という話がでてしまうと、いくら仕事とはいえ、もう少しやりようがあったのではないかと反省しております。

(参加者D)
フロントの方がそう思っている限りは、大丈夫だと思います。逆にしょうがないんですと言い訳されてしまうとまずいと思いますが。

(参加者E)
酒井選手が海外へ移籍します。サポーターとしては後押ししてあげたいと思いますが、レイソルに限らず、有望な若い選手が海外に移籍してしまうことは、Jリーグ全体のレベルが下がり、スター選手がいなくなるということで、Jリーグに興味を持ってもらえなくなるのではないでしょうか。友達を試合に誘っても魅力ある選手がいないと断られることも多いです。人を呼べる選手が移籍してしまうことについては、どうお考えですか。

(吉田)
クラブとしては、クラブの魅力をこれからは更にはっきり出していかないと駄目だと感じています。選手たちにとってレイソルは単なる通過点ではなく、レイソルでなければ駄目、レイソルでやり切りたいと思ってもらえる様にしていかないと駄目だと思っています。そしてファン・サポーターの皆さん含め、レイソルへの帰属意識を高めるということをやっていかなければならいと感じています。その一つとして、酒井に続く選手がアカデミーからどんどん出てくる、アカデミーからの成長が楽しみだと思ってもらえるような仕組みづくりとストーリーづくりをクラブがしていかなければ駄目だと感じます。これが一番の解決策だとは思いませんが、トップとアカデミーの一体感を高めて行きたいと考えています。レイソルに魅力が無いから移籍するということだけは無くしたいと考えています。

(河原)
アカデミーのコーチも何人トップチームに昇格させたかではなく、トップチームで活躍できる選手を何人出せるかということを常に考えています。選手の露出については、広報としてもバックアップしていきたいと思います。

(参加者F)
アウェイサポーターから、アウェイの選手紹介の時に音量が小さく、選手紹介されているか分からないと言われました。スピーカーのボリュームも以前より、小さくなっているのでしょうか。

事業部長 小田切琢也 以下 (小田切)
スタンドを増設したことにより、スピーカーを付け替えたり、新しいスタンドに性能の良いスピーカーが設置され、全体のレベルを合わせるのに苦労しております。これまでの試合で何度か調整をしており、鹿島戦で一番良いと思われる設定にすることができました。鹿島のサポーターの方からは、そういったお話はなかったので、大丈夫だと思います。

(参加者B)
新しいスタジアムになって、様子を見られていたと思うのですが、今後も試合時のイベントは実施しないのでしょうか。

運営グループ 廣川邦生 以下(廣川)
前回のイエローハウスの際に説明させていただいのですが、スタジアムが新しくなったことで、ホームとアウェイが入れ替わる大きな変更があり、その中で色々なご意見をいただいてきました。ご来場いただける方が慣れていくということもあるので、何試合かは大きな変更をしないで、出来る範囲での改善をさせていただきたいとお話させていただきました。その際にもイベントのご質問をいただいておりました。

運営としては、混雑の緩和ということを一番に考えております。マリノス戦は、そこそこ出来たと思うのですが、仙台戦は雨が降ったこともあり、試合開始までに入場できなかったなど、沢山のお叱りをいただきました。鹿島戦は、14,000人近くの方にご来場いただきましたが、関係者含めると15,000人近くの方がいる中でのはじめての運営となりましたが、皆さんにあまりご迷惑を掛けることなく運営できたのではないかと思っております。

開幕から10試合近く運営してきた中で、皆さんが慣れてきたということもありますが、限られたスペースの中で、売店やブース関係をなるべく端に寄せたりしましたが、売店の列が長くなってしまいバックスタンドへの導線が限られるというような状況が今もあります。

イベントを実施していきたい気持ちはあるのですが、鹿島戦の状況をみる限りでは、難しいのではないかと考えております。とは言え、皆さんからご要望いただいておりますので、イベントの規模や内容を考えながら、チャレンジしてみたいと思います。野球場を開放できれば良いのかもしれませんが、出入り口が狭いので野球場への出入り口を広げたりなど、改修などを考えると、費用面でも検討しなければならいこともありますので、様子をみながらやらせていただければと思います。

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲートの作り方、入場の仕方、売店の列の作り方などいくつか修正をさせていただいております。段差が危険だというお話もありましたので、表示を充実させていただいております。また、ピッチについても排水溝の工事をして、水捌けを良くするようにしております。喫煙所の問題やその他の課題もございますので、まずは、課題解消を優先させていただきながら、イベントを考えさせていただければと思います。

(参加者B)
小さな子供や女性は楽しみにしている部分もあると思います。色々とあると思いますが、ちょっとでも実施できるようにしていただければと思います。

(参加者E)
イベントを楽しみにしている方もいるし、初めて来場する人もいるので、ファンサービスも重要だと思いますので、考えていただければと思います。

(参加者E)
鹿島戦では、バックスタンドにビジターサポーターがいたようなのですが、もっと厳しく規制することはできないでしょうか。

(小田切)
ビジターサポーターだと思われる方がホーム側の席種を購入されているという情報は事前に把握しておりましたが、一般販売をしている以上、ビジターサポーターの購入を制限することはできません。私が確認している中では、バックスタンドでビジターの応援グッズではない赤い服を着用されている方が4?5人いらっしゃったと思います。皆さんにも協力していただき、イエローキャンペーンを実施し、ビブスを配布したり、入場ゲートでもアナウンスを行い、混乱が起きないようにできたのではないかと感じています。

(参加者G)
観客動員数に繋がることだと思うので、ファンサービスをもっと増やした方が良いと思います。先日のダブルデッキのイベントに選手が参加した際の様子はどうだったのでしょうか。

(河原)
茨田、川浪、山中の3選手が参加させていただきました。申し訳ないのですが、帯同した担当がこの場にいないので、正しいお答えはできないですが、あまり人通りが多い時間帯ではなかったようです。

(小田切)
参考として紹介させていただきますが、J2からJ1に昇格した昨年のアソシエイツ一般会員の方が4,867人(前年比117%)、年間シートの方が3,423席(前年比106%)となります。今年は、6月22日現在、一般会員の方が6,031人(前年比124%)、年間シートの方が4,134席(前年比120%)となり、トータルで10,000人を超えました。J2からJ1へ昇格した昨年も会員数は増加したのですが、優勝した昨年から今年にかけての増加率は目をみはるものがありました。

先ほどもありましたが、代表選手やスター選手が少ない中で、なぜ、会員数が増えたかというとやはり昨年の優勝が一番大きいのではないかと思います。直接的にファンを増やしたり、地域の方に興味を持ってもらう為には、優勝ということは凄い大きいことだと思います。クラブとしては、優勝できるように強いチームを作りをしっかりとやっていかなければならいと思っています。ファンサービスも必要だと思いますが、強いチームを作っていくということを大事にしていきたいと思います。

今回もご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

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