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2016年01月21日(木)
『2016柏レイソルスタートミーティング 第一部』議事録

 2016年1月16日(土)に開催いたしました「2016柏レイソルスタートミーティング」第一部の議事録を公開いたします。

■日時:2016年1月16日(土) 14:30~16:40
■会場:柏市民文化会館
■来場者数:約1,200人
■出席者:
司会:桑原 学氏(アナウンサー、Jリーグ中継実況など)
柏レイソル:株式会社日立柏レイソル 代表取締役社長 瀧川 龍一郎
株式会社日立柏レイソル ゼネラルマネージャー 寺坂 利之
株式会社日立柏レイソル 強化部 部長 広川 邦生

桑原 学氏(以下桑原):
ただいまより2016柏レイソルスタートミーティングを開催致します。私、本日の司会を努めさせて頂きます桑原学と申します。柏レイソルとは、試合の中継などで関わらせて頂いております。本日は限られた時間ではございますが、今年の柏レイソルをより知って頂くお手伝いが出来ればと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

【会場・拍手】
2016柏レイソルスタートミーティング第一部では、今シーズンの強化、編成などをご説明させて頂きます。その後、本日ご来場頂いておりますサポーターの皆様からご意見、ご質問を頂戴する流れで進めさせて頂きます。それでは、早速出席者の皆様にご登壇頂きましょう。
【出席者登壇】【会場・拍手】
それでは、株式会社日立柏レイソル 代表取締役社長 瀧川龍一郎より皆様にご挨拶申し上げます。

瀧川 龍一郎(以下瀧川):
皆さん、こんにちは。柏レイソル代表取締役社長の瀧川でございます。本日はお寒い中、2016柏レイソルスタートミーティングにお越し頂きまして大変ありがとうございます。私はこの会に今回初めての参加になりますが、1,200名ほどの皆様にお集まり頂きまして、会場の熱気に圧倒されている状態でございます。応募数はこの倍ぐらいあったと伺っておりまして、来られない方、抽選に漏れてしまった方には本当に申し訳なく思っております。今年は朝早くから、スタジアムで集合写真を撮らせて頂きました。大変多くの方にスタジアムにお集まり頂きました。クラブとして初めての試みでしたが、皆様からも温かいご声援を頂き、クラブ一同改めまして、気を引き締め直しておるところでございます。こちらの方も本当にありがとうございました。

さて、2016年は、1992年に柏レイソルとして活動を開始して、ちょうど25年の節目の年になります。ここまで活動出来ましたことは、ここにおりますファンクラブ・アソシエイツ会員の皆様をはじめとするサポーターの皆様、地元自治体やスポンサーの皆様、マスコミ・メディア各社様のご支援、ご声援の賜物だと思っております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

今シーズン新たにミルトン・メンデス新監督を迎え、本日より新チーム活動を開始致しました。メンデス監督並びに新チームにつきましては第二部でしっかりご紹介させて頂きますが、メンデス監督は優勝を争えるポジション、すなわちACLの出場権を取れる年間3位に最後まで絡めるチームを作って頂ける方だと思っておりますし、我々の考えるビジョンと同じく、若手育成に非常に期待の出来る監督だと、我々も大きな期待を寄せております。是非皆様、今後より一層、柏レイソルへのご支援を頂けますようお願いを申し上げます。

最後になりますが、スタートミーティングは今回で11回目の開催になります。これまで同様にクラブの考え方を直接皆様にお伝えすると共に、皆様からのご意見を頂戴して、貴重な意見交換の場にさせて頂ければと思っております。本日は皆様にとっても、より良い時間となりますようクラブ一同頑張って参りますので、よろしくお願い申し上げます。

桑原:
ご清聴ありがとうございました。瀧川社長よりご挨拶を申し上げました。早速ですが、今シーズンの陣容などにつきまして寺坂GM、広川強化部長よりお話を頂きたいと思います。よろしくお願い致します。まず、サポーターの皆様が一番気になっているであろう今回の監督の交代など人事面のお話をして頂ければと思います。よろしくお願い致します。

寺坂 利之(以下寺坂):
皆さんこんにちは。桑原さんの方から今、今回の体制についてと、お話がありました。今回の会に際しまして、いつもの通り皆様からご質問、ご意見等を頂きました。私もそれをしっかりと拝読させて頂きまして、この場に上がらせて頂いております。

おそらく私が冒頭、お話しなければいけないのは、昨シーズンから今シーズンにかけての監督の交代というところだと思います。ご意見、ご質問の中にも、そこに触れるものがありました。それをおおまかにまとめますと、一つは、なぜ一年で監督を交代させたか。また、もしそこに責任があるのだとすれば、その責任の所在はどこか。また、今社長からも話がありましたが、ミルトン・メンデスを監督に選定した理由は何か。その三つにまとめられるのではないかと思っております。

まず一点目のなぜ一年で監督交代に至ったかということでございますが、二点目の話と並行してお話させて頂きます。監督交代の責任の所在はどこにあるのか、ということです。それは、当然のことだと思いますが、私の名前もかなりご意見の中に多く出て参りまして、ご指摘を受けております。公の場でこの話をさせて頂くのは今日が初めてですが、はっきりとその責任についてはここで皆さんにお話したいと思います。

監督の人事ということは、一個人が決定出来る話ではないことは確かです。当然、機関で決定し、就任に際しても機関で選定し、退任頂くということに関しても機関で決定しております。しかし、その決定に至るまで、就任時に当然、吉田達磨監督を推挙したのは間違いなく私です。また、退任して頂く際にも、その決定のプロセスの中で、その提案をさせて頂いたのも私です。今回の監督の就任、また一年での交代というところは、私に大きな責任があるということを、皆様にはっきりとお伝えしたいと思います。

また責任の所在ではなく、責任の取り方についてご指摘をされているサポーターの方もいらっしゃいます。私も去年この場で、非常に威勢の良い話をしたわけですし、今後のビジョンについても監督就任に絡めて皆さんにご説明を申し上げました。結果的には、既に今シーズンも始まっており、ミルトン・メンデスが監督に就任しているという状況でございます。

そういった背景の中で、皆さんからご意見を頂いているのは、理由についてです。当時という話し方にさせて頂きますが、一部の報道では成績不振というような表現もなされていました。理由については契約上の問題等もございまして、正直言って詳細にはお話出来ません。なおかつ、双方の名誉の問題もありますし、またここで一方的に私がその理由の詳細をお話することは、ルール上も禁止されておりますので、恐縮ですが、詳細についてはお話し出来ませんというのが本当のところでございます。しかし、一部の報道になされていたように、成績によって一年で退任頂いたということだけではない、そのことだけはここでお話したいと思います。

また、ビジョンについてはどうなってしまうんだというようなご指摘も多々ございます。そこにつきましては、当然クラブとしてのビジョンは変えるつもりはございません。やはり従前通り、育成にしっかり軸を置いたチーム作り、クラブ作りというところは継続して参る所存です。これも社長の挨拶と重複しますが、次の監督の選定については、相当の時間を掛けたつもりであります。メンデスのその手腕、またメンデスの思考するサッカー、チーム作り、というところが我々とほぼ一致していたという調査の結果に基づいて就任を依頼したという経緯でございます。

いずれにしましても、去年私が非常に威勢の良い話をして、結果的にはこういう結果になってしまったことで、非常に選手にも要らぬストレスを掛けてしまいました。また、サポーターの皆さんにもサイドブレーキを引かせるようなことをしてしまった、ということで非常に反省しております。これを糧に今後このようなことがないように仕事を進めていかなければいけないという風に思っております。

しかし今シーズンはもう始まりました。第二部でメンデスも皆さんにご挨拶すると思いますし、既に今日スタジアムにかなり多くのサポーターの方が来られておりましたが、そこでほんの一瞬かも知れませんが、メンデスの人柄に触れたというところもあると思います。私の責任というところははっきりと表明させて頂きますが、レイソルはまだまだこれから頑張らなければいけません。皆さんのサポートなしにはやっていけないという風に考えております。少し言葉足らずですが、今回に至る経緯をご説明させて頂きました。

これで皆さんがしっかりとご理解頂いて、変わらずにレイソルをサポートしようと思って頂けるかどうかは、私の拙い挨拶の中では自信はないですが、私からのお願いとしましては、是非私が掛けさせてしまったサイドブレーキを、この会を機に外して頂いて、変わらぬご支援を頂ければと存じます。どうかよろしくお願い致します。

桑原:
寺坂GMありがとうございます。

寺坂:
今の件について、しっかりとクリアにしてから、今後の話に入っていった方が良いのではないかという思いもございます。何かその件でご質問があれば、ここでお受けしたいと思うのですが。

質問者A:
柏市のAと申します。監督の退任については契約上の理由等もあり詳しくお話頂けないということは承知しました。また、一年で退任になった責任が寺坂GMにあるということも分かりました。その責任を具体的に今年どのように取って頂けるのか、その考えを今お聞かせ頂くことが出来なかったと思うのですが、もう少し具体的にお話頂けないでしょうか。

寺坂:
Aさんのご指摘は責任の取り方について、出処進退のことを言われているという風に理解してよろしいのでしょうか。

質問者A:
今日ここにいらっしゃるということは、何か別の形で私達の期待に応えてくれる方策をお持ちかと思いますので、そこについて、出処進退も含めてですが。

寺坂:
私の責任の取り方としましては、去年吉田監督に退任して頂くことを決めてから、まずは現状の体制を整えるために仕事をするというつもりでやっております。監督は、私も自信を持って、ミルトン・メンデスを推しますし、そういう部分でここまで反省に基づいて、責任という意味で、今回の体制をしっかり作るというところで努めてきたと思っております。よろしいでしょうか。

桑原:
このテーマに関しまして、引き続き何かお聞きしたいことがある方がいらっしゃいましたら、お願い致します。

質問者B:
葛飾区から来ましたBと申します。監督人事と少しずれるかも知れません。吉田達磨監督を解任されるほぼ同時期に渡辺毅ダイレクターの方もダイレクターを解任されて、異動という動きがあったのがまず一つ。それはなぜなのか。もう一つはその発表が吉田達磨監督の解任が決まって、瀧川社長がプレス向けに発表をされた時に初めて柏レイソルとして公表したと思います。その時までリリースが一切なかったということが気になっております。あと、当時の報道で、瀧川社長が吉田監督を解任されたという発表をした時に、コーチの方々が詰め寄ったというような、要は内部の方々も初めて聞かされたような状況だったというような報道が一部ありました。その辺のことを話せる範囲でお聞かせ頂きたいと思います。

寺坂:
まず一つ目の渡辺毅の件ですが、皆さんにもお話した通り、私も自信を持って作った体制だったわけです。しかし、一つ私には予測出来なかったことがございました。やはり自分たちがやっていることに自信を持つことは非常に、勝負の世界ですし、大切だと思いますが、自分たちの自信やプライド、あとは自分たちが持っているメソッドに少し弱さがあっても、自分たちを守るために他を受け入れない。こういう言い方が適当がどうか分からないですが、予測出来なかったのは、一つの家族として、純潔な部分でものすごく大きな結束が生まれると思っていたわけですが、その状況が時として他を受け入れない、排他的で、なおかつ変化を嫌うという状況を招くということを気付かされた部分がありました。

渡辺毅は、当然レイソルの中で、アカデミーで仲間としてやってきて、その人たちが全部トップチームに関わっていくという状況の中で、排他的で変化を受け入れないという状況が起きたというようなことがございました。非常に抽象的な言い方になりますが、そこは変えざるを得ないという状況でした。

また、社長の瀧川が報道の方々にご説明をした時の件ですが、確かにアカデミーのコーチ連中が報道の方々の輪の周りにおりました。それはやはり、当然彼らはアカデミーの中で一緒にやってきた仲間ですし、その頂点に居る者がトップチームの監督に就任し、来年は変わりそうだということを聞いて、彼らの中に、またクラブの中の他の者にも動揺が走ったのは事実だと思っております。ただ現状は理解して貰った部分もあり、やはり変化すべくは変化させなければいけないし、継続することについてはしっかり継続していくということで、クラブ内の皆が理解してくれていると思っております。

今Bさんがご指摘されたのは、クラブ内部のガバナンスの問題を心配して頂いたご意見だと思うのですが、その時には、ぐらついた部分があったことは認識しておりますが、現状はしっかりとした体制、またガバナンスになっております。そこはご心配なくお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。

桑原:
ありがとうございます。代表質問のような形になりますが、もう少しお答えしにくいかもしれない質問を重ねてもよろしいでしょうか。おそらくサポーターの皆さんは2015シーズンに数多く試合に出場していた選手たちが、今シーズン多く移籍することになりました。そういった経緯も知りたい方が多いのではないかと思うのですが、少しお聞きしてもよろしいでしょうか。

寺坂:
主力の選手と言いますと何をベースとした主力か、ということが一つあると思っております。昨年の最終試合である天皇杯をベースに主力が抜けたと、いうことを前提にお話させて頂きます。特に皆さんが考えられているのは、体制が変わることによって選手が出て行ったのではとの思いを馳せられているサポーターの方も多いと思います。それは決してそうではなくて、今回レイソルを出て行った選手の中で藤田選手以外は昨季で契約が切れる選手でした。なおかつ我々は近藤選手、狩野選手、三浦選手以外の選手に契約延長のオファーを出しました。

例えば今日、藤田選手のリリースが出されましたが、彼も最後の最後まで話し合いながら、なおかつミルトン・メンデスの来日を待って、メンデスとの面談もして、その結果鳥栖行きを決めたというような経緯がございます。私も本人と話をしました。これはここでお話しても差し支えない内容だと思いますが、レイソルにしっかりとポジション争いをしにきたと。なおかつ、ポジション争いはしたが、きっちりとレギュラーで1シーズンを送ったことはない。年齢的なところも考えて、しっかりとレギュラーで一年を過ごせる状況を自分の中に生み出したいんです、と。そこで鳥栖からお声が掛かって、鳥栖で勝負したいというような、最後の最後まで悩んでの選択だったと思います。彼の場合、契約満了ではなく、あと一年契約が残っていましたが、本人の強い意志を尊重して、クラブとしては移籍することを容認したところがございます。

あとは、個別の話です。彼はどうしてだ、というような話があればお話が出来る範囲でお話します。しっかりと選手に将来を見据えた話があり、それをクラブが尊重して出て行った人。あとは契約が切れて他のクラブで勝負したいという人の二通りだと思います。当然、工藤選手はどうだという話になると思いますが、彼は皆さんもご存知の方も多いと思いますが、もう2~3年前から海外で勝負したいという話をしておりました。今回も最後の最後まで海外でプレーすることを模索して、最終的にカナダに行きました。クラブとして彼の希望というのは前々から聞いておりましたし、それが実現するのであれば飲まざるを得ないという覚悟をしておりましたので、今回は気持ち良く送り出しました。説明になっているでしょうか。

桑原:
一番大人の事情が絡んでいそうなクリスティアーノ選手に関してお聞きしてもよろしいですか。
【会場・拍手】

寺坂:
昨年残してもらった実績は本当に我々にとって有難いものでしたし、非常に真面目な選手で、非常にクラブに対して献身的な選手でした。我々も正直、夏場頃には今季も彼を使っていきたいという希望を持っていました。これはもう報道にも出ている話なので、お金の問題のところです。それ以前に、夏場の時点で、複数のクラブからオファーがあるというような話を我々は聞いておりまして、正直言ってお金の面でも、そのクラブに太刀打ち出来る金額でなかったということは事実です。そんなことをしているうちに、今季の監督にメンデスを据えるというような状況になり、当然メンデスとも来年の編成について話し合った場面もございました。その中で断念したという言い方が適当だと思うのですが、クリスティアーノを断念し、メンデスの意向も交えて、次の選手を決定しました。よろしいでしょうか。

桑原:
話しづらいところまですみません。過去のことばかりお聞きしていて心苦しいので、これからのこともちょっとお伺いしたいのですけれども。まず新監督を迎えて、新シーズンをスタートしますが、今シーズン柏レイソルがフロントから現場に求める目標と言いましょうか、成功と認められるラインについてそのあたりのお話も少し聞かせ頂けたらと思うのですが。

寺坂:
メンデスとは去年からずっと話をしております。メンデスに対するリクエストも出しておりますし、メンデスからのリクエストも貰っています。先程成績のところについては社長の方からACL圏内を最後まで争えるというような話がありましたが、それはメンデスに対しても、我々の希望として伝えてあります。それはメンデスにも了承して貰っておりますし、高い目標を掲げるのは当然のことだというような話も貰っています。

ただこれは皆さんから叱られるかもしれませんが、私からはやはり日本のサッカーもそんなに舐めて貰っちゃ困りますよという話もしています。しっかりとまず日本のサッカーを見極めて、ご自身も日本に慣れて、あとは選手の特徴等もしっかりと把握して、じっくりとチームを育てて欲しいと、私からはお願いをしております。ただ、彼を見て頂ければ分かると思いますが、非常に熱く前向きな男ですから。きっと皆さんの前でも、彼の目標を話してくれると思います。あと、これは余談になりますが、今日初めてメンデスに会った選手がほとんどだと思いますが、メンデスのやり方、人柄、まだまだ会ってすぐに分かるはずはないと思うんですけれども、今日一日だけでもかなりの衝撃を受けたんじゃないかなというような感じもあります。我々の良い部分は残しつつ、しっかりとメンデスのやり方を注入して頂けるというように考えております。答えになっておりますでしょうか。

桑原:
ありがとうございます。それからレンタルバック組も含めて9名の加入が決まっておりますけれども、新加入選手の獲得の経緯や目的、手応えなどお話頂ければと思います。

広川 邦生(以下広川):
はじめまして。今季より強化部長に就任しました広川と申します。どうぞよろしくお願い致します。
簡単に自己紹介をします。柏レイソルがJリーグに昇格した翌年の1996年に入社しました。業務の方はこれまで色々な仕事をさせて頂きました。昨年まではチームのコーディネーターをしていましたが、昨年(途中)から強化の仕事をさせて頂く形になりました。

その中で、昨年の吉田監督の体制、次のメンデス監督就任に関わる準備や編成の仕事を選手ひとりひとり、スタッフひとりひとりと正直に向き合い、それぞれの意思を確認しながら進めて参りました。そして今ここに立たせて頂いております。
新しい選手の獲得の方針に関して言えば、社長が申し上げたようなクラブのビジョンや目標、方向性を変えずに、監督のリクエストも加味しながら、リストアップした選手、今いる選手と話をしながらこのような編成を作りました。

桑原:
ありがとうございます。強化以外についても質問がある方がいらっしゃると思います。挙手にてお願い致します。

質問者C:
柏市のCと申します。最近になって柏レイソルのLINEやインスタグラムを開設しましたが、こうした広報活動の中で体制の強化や変化はあったのでしょうか?また、スタートミーティングに来られない方も多いと思います。そういった方や他クラブのサポーターに向けてインターネット中継はしないのでしょうか?

寺坂:
まずインターネット中継については、色々とご指摘を受けておりますが、今回もライブではないですが、第二部についてはYouTubeで(映像を)配信します。第一部については議事録にさせて頂きます。
広報の強化ですが、体制については特に強化はしておりません。

桑原:
おそらく中継に関する質問は前回も出たかもしれません。私からも補足させて頂いたかと思いますが、どうしても主催者側としてコントロールできないリスクもございます。過去にはどうしても放送出来ないような質問があったことをご存知の方もいらっしゃると思います。その辺もご理解頂ければと思います。

寺坂:
ただ、たしかにCさんのおっしゃられていることは、現代社会においては当然のように行われていることですので、他クラブがうんぬんというよりも我々もその方向に向いていかなければいけないと思っております。

桑原:
ありがとうございます。他に質問のある方いらっしゃいますでしょうか。

質問者D:
船橋市から来ましたDと申します。まずお聞きしたいことが3点あります。1つ目は主力と言われているメンバーが居なくなりましたが、追加の選手獲得はあり得るのか、イエスかノーでお答え頂ければと思います。
2つ目は目標としてACLの出場権をかけて戦うことを挙げていますが、それが出来なかった場合、スタッフの降格や監督の解任を考えるのはよくないと思いますが、どこら辺まで行けばOKなのかお聞きしたいです。
最後にお願いで、これから柏レイソルが長く成長していく中で、ベテラン、功労者への処遇。あっさり首を切るのではなくて、温情を持って頂きたいと思います。

広川:
これから抜ける選手が出る場合、補充するということには『イエス』で考えています。直前で言いますと藤田選手が抜けましたので、そこの補充を考えていきたいと思っています。

瀧川:
二つ目のACLの目標についてですが、柏から世界へと銘打っておりますので、とにかくACLは狙いたいと思っております。それが達成出来なかったらどうするのかということがございましたが、目標は目標であり、そこが約束値というつもりでは基本的にはございません。継続性はもちろん考えなければいけないと思っておりますし、成績はサポーターの皆さんも求められているものだと思っております。あくまで、将来的なことも考えて、次年度以降戦えるのか、ということも含めその後の体制については考えたいと思っております。もちろんJ2降格などというような事態になれば話は変わってきます。ACLを狙うということは大事にしながら、体制を考えて参りますので、ご理解頂ければと思います。

寺坂:
ベテラン選手の処遇はご意見ということでしたが、誤解されている部分もたくさんあると思います。我々も、ベテランに関してスパッと事務的に対応をしているつもりはございません。今日のご指摘も念頭に入れながら、これからも人を大事にしていくということをしっかりやって行きたいと思います。

桑原:
ありがとうございます。続きまして、ご質問のある方は挙手にてお願い致します。

質問者E:
荒川区から来たEと言います。スタジアムの老朽化が進んでいるようなイメージがありますが、改修について計画があればお聞かせください。

寺坂:
ご指摘の通りだと思っております。現状でも少しずつですが、計画的に手を入れております。今シーズンも、トイレ関係になりますがオムツ交換台を新しく設置しました。改修という部分では、AFC基準とJリーグ基準を念頭に置いて、座席なども計画しながら手を入れていきます。サポーターの方の目から見て、不便なところがあれば何らかの形で、お声掛頂ければと考えております。

桑原:
ありがとうございます。時間の都合上、次が最後の質問とさせて頂きます。

質問者F:
川口市から来ましたFと申します。以前松戸市に住んでいたのですが、松戸市内に柏レイソルのポスターや広報物がほとんど見かけません。JRの駅にはジェフ(千葉)のポスターがある。松戸をはじめ、ホームタウンへの広報を強化するつもりはありませんか?

寺坂:
つもりとしてはあります。かなり前にもご指摘頂いております。今の松戸の話ですが、ホームタウンは8市に渡っており、その各市行政との話になりますが、場所的な問題等もあり、なかなかその山を越えられないというのが正直なところです。しかし、そういうエリアでもレイソルを応援してくださっている方々がいて、そのサポーターの皆さんが近くにレイソルを感じるものがないというのは我々も恐縮するところです。継続してしっかり検討していきたいと思います。お約束は出来ないですけれども、なるべくそういうところにも我々の色を出していけるように努力したいと思います。JRにつきましては、如何ともし難い部分がございますので、ご容赦頂ければと思います。

桑原:
期待しておりますので、是非お願い致します。ご質問できなかった方も公式サイトのご意見メールから、ご質問・ご意見を随時受付しております。以上をもちまして第一部を終了とさせて頂きます。

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